形式:文庫
出版社:東京創元社
「日本探偵小説全集を読む‐4月の巻」おつかれさまでした。『瓶詰地獄』は青空文庫で読んだので直筆のカット版見てみたいです。
kiyoka t様、ありがとうございます。カットは1枚だけですが、本文庫の編集作業のときに偶然見つかったものだそうです。
読者に長文を飽きさせず、魅力を感じさせ、理解させる為の工夫であると感じました。第3に、私は何度も展開に振り回されたからです。私は正木の生存、一郎の離魂症、正木・若林・一郎の間の疑惑の転換等で何度も予想が裏切られ、正木の発言の真偽が分からず、結末で自身の現在が胎児の夢でないかと感じました。
又、私は『瓶詰の地獄』で無人島が楽園を、聖書が神聖さと後ろめたさを、心中が悲劇を演出していると感じました。又、私は『氷の涯』で身分不相応の能力の不利益、先入観を正の方向に裏切る利益、愛情の不合理を感じました。
[氷の涯]を併載。
夢野久作の短編は「分かると怖い話」集でしょうか?
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