形式:コミック
出版社:講談社
ただ、女の戦い=生理用品、ってのは、やれやれとしか言いようがない。まだ2巻だけど、さすがに女性観が古いんじゃないでしょーか。暴力的な妻の、夫に対するDV問題だって増えている。どう考えてもそういう女性キャラのが怖いのに、いかにも女性らしい犯罪を犯したキャラしか登場しない不思議な世界だ。感想には「リアルだ」と書きましたが、もう若くない男性たちが主人公である、という条件付きのリアリティですな…。
感想続き。それ以上に面白かったのはが、付属の書き下ろし短編『浜辺』。『のろろ祭り』の過去にまつわる物語だそう。オレの好きなモヤモヤの残る感じの話。読んだ感想は、こういう事ってあるよな〜って。世の中どこか違った方向に向かっていても、多数の人がそれに疑問を抱かずに、その空気のままその方向に突っ走る感じ。何か新しい事象・風が起これば、有無を言わず手のひら返して右から左に皆で流れてゆく感じ。そして、そんなに時間も経たずに、すぐに忘れられていく感じ。今の世の中に蔓延っている風潮を絶妙に皮肉っているなと感じました。
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