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変身 (1952年) (新潮文庫〈第393〉)

感想・レビュー
80

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TOMIKA306
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高校生の時に買った本だと思う。昭和54年 50版 140円。それぞれインパクト大。再読には違いないけど前回いつ読んだのか覚えていない。内容も有名な冒頭部分しか覚えていなかった。こう言う話を読んで感想を言葉にするのは苦手。毒虫に変身したグレゴールを家族が受け入れるところから不思議。グレゴールが食べられたとは思わないのかな。変身を受け入れたにしても、ちょっと冷たい仕打ち。最後お手伝いさんの「とり片付けはすっかり済ませちまいました。」が気になる。確認しない家族も。みなさんの考察を読みまくってきます。
0255文字
Miko
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ネタバレ★3つ。何を訴えようとしているのが理解できなかった。妹のグレーテは最初は毒虫になったグレーゴルの世話をやったり心優しかったけど最後は見放した。見放したことに後悔の念もなかったのが残念。家庭を不幸にする事件が起こった時最後まで寄り添うことは奇跡なのかな。グレーゴルが死んでしまった後に家族が希望を持って明るくなるのがグレーゴルをさらに悲しい存在に思えてやりきれない。
0255文字
Keita
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多分、主人公のKは自国では自分が思うより低評価であったので、城のスカウトに決断したのかな? だが、勢い込んでやって来たKに対し、城はいつまでも活躍の場を与えないので焦りと自身の職業、能力を発揮できないこと、それによる当地での帰属ができないことへの不安、不満が高まったのでは。これはサラリーマンの昇格・異動でも通じるところがあるのではと感じた。だがそれにしても女にモテる理由は分からないが。
0255文字
meg
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再読。 凄い小説だ、と改めて思う。 この版の装丁好きだ。カフカのサイン。
0255文字
kera1019
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何とも奇妙奇天烈な小説でした。読んでてしんどくはなかったのですが面白いのかどうか判断もつきませんでした。
0255文字
いつき
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最初から終盤にかけて雨や朝霧など天気が悪く、尚且つグレーゴルのぼやけた視界と埃っぽい部屋もあって常に薄暗い映像が続く。しかしグレーゴルが死んだ瞬間、暖かな太陽の光が差し込んでくる。この対比が物語を更にグレーゴルにとって救いのないものにしていると感じた。
0255文字
Natsu
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「希望名人ゲーテと絶望名人カフカの対話」読了をきっかけに興味を持ち、実家にあったカフカの作品を引っ張り出して読んでみた。 グレーゴルの変身シーンから最後まで、一歩も家を出ずに完結する物語で、外の世界を完全に無視しているところから、家庭内或いは自分自身のあり方を問い続けた作品のように感じた。 起承転結もはっきりしない、100ページ程度の話なのに、読み手に様々な捉え方を許しうる、印象深い本。
0255文字
東海林 界
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救いようがなくドロドロした話だなと思った。なんとも暗い気持ちにさせてくれる。ただ、変身した姿は何か現代でも別の何かに当てはまるのかもしれない。そう考えると家族の心境の変化は自然的だが恐ろしいと思った。
0255文字
star☆
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☆5 ページぎっしりに文字が詰まってて、読みにくい。が!内容は想像以上におもしろい。家族それぞれを巻き込む感じがおもしろい。カフカに興味あり、他も読んでみたい。
0255文字
saga
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【再読】奥付は昭和58年第57刷。本書も中学時代の塾講師に紹介されて読んだものだ。目が覚めたらベッドの中の自分が巨大な毒虫になっていたという有名な書き出しだ。だがしかし、グレゴールが変身してしまった虫の種類に興味がいってしまう。表現される身体の特徴からゴキブリではなさそうだ。腐肉を食べるシデムシかな? グレゴールの客観的な観察力にも関わらず、コミュニケーション手段を失ってから妹や父母の心が離れていく様が切ない。本の厚さ5mmに詰め込まれた絶望だ。
0255文字
いつき
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 高校生の時に読んだ際はただただ悲しいお話だという印象しかなかった。しかしこうして再読してみると、様々な解釈が出来る楽しい本であると感じた。あそこはこう解釈出来るのでは、などこの本を読んだ人と話してみたい。  カフカ自身がこの作品を朗読した際、笑いながら読んだという話を聞いていたのでどこが笑えるのだろうと考えながら読んだ。個人的に、グレーゴルの部屋を掃除しないと決意した妹が勝手に部屋を綺麗にしてしまった母親に泣きながら怒る場面が少しドタバタした印象を受け、面白かった。
0255文字
seisho16
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中学生の読書感想文で読んだ本。当事、課題本のなかて「最も薄い」という理由で選びましたが、その内容に驚きを隠せませんでした。
0255文字
そる
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暗喩なんだろうけど、主人公グレーゴルが虫になる、ということ、それによる自分の心情の変化、周りの状況や感情の変化、これらが何を表すのかは読んだ人がその時置かれてる状況によって捉え方が変わるのだろうな、と思う。解説にも作者カフカがあまり明確にしたがらなかったエピソードがあった。私は不登校気味の我が子に置き換えてしまい最後の家族の感情に理解しつつも嫌悪感で葛藤。家族想いのいい青年だったのに。「「行かせてくださいよ、グレーゴルのところへさ。なんといったってこのあたしの息子なんだから、かわいそうに。(略)」」
cudjo001

日野日出志というホラー漫画家さんに「毒虫小僧」という作品があって、途中まではカフカなんですが途中からえらいことになります。 一定の年齢の人で、この作品にトラウマを植え付けられた人は多いです。 あまり再読したくないな。

07/18 20:09
そる

日野日出志さん、分かる!デモどんなやつだったか思い出せないけど、それは怖いかも。あの時つのだじろうとかと並ぶホラー漫画家だったように思うけど。

07/19 01:14
13件のコメントを全て見る
0255文字
sashawakakasu
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えっ、何というはじまり、そして何とも悲しすぎる結末。私はでっかいゴキブリをイメージしたのですが、こんなものからの解放は清々しく、そら仕事休んでどっか行きたくなるのでしょう。でも、その虫は家族であったはずなのに。やはり家族といえども圧倒的異物になるとこんな扱いを受けるのか…。その時代の風刺とか難しい文学的考察はたくさんあるだろうけど、とにかくこんな哀しくなる読了感はあまりない。
Ayumi Katayama

ナイス、ありがとうございます。「でっかいゴキブリ」は強烈ですね(^_^;)。

06/14 15:03
0255文字
ハナハナ
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本の整理をしていたら高校時代に読んだカフカの本を見つけ何十年ぶりかの再読。衝撃的な冒頭は覚えていたが結末は忘却の彼方。たとえ姿形は変わってもグレゴールは人間であり続けたいと願うが家族の心情はどうだろう。徐々に彼を疎み排除しようとする深層心理をカフカは家族という場面設定の中で冷静かつ不気味にえがいている。人間の本質を見透かしたような最後の場面を読んで愕然とした。こんな残酷な結末をもう忘れることはないだろう。
0255文字
しんべえ
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翼板、旧倍、ひっつる、いざり寄る。 「馬糞虫さん、こっちへおいで」
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nknskoki
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「ある朝突然巨大な虫に変身してしまう男の話、読み終えて空虚な気持ちになった。家族のやり取りがリアルである。ある日突然登校拒否する、会社に行けなくなり引き篭もる…誰にでも起こりうるそんな事を描いている様で…」(フィフィ)
0255文字
sleepy
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肝が据わりすぎ。
0255文字
Ayumi Katayama
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妙なきっかけから30年ぶりの再読。何故か「蜘蛛」に変身したのだと勘違いしていて、改めて確認すると「虫」だった。しかも「毒虫」。でも、ちっとも毒の効果は表れない。残された家族の未来は意外に明るい。が、グレゴールを思うとやはり切ない。グレゴールとカフカが重なって見える。
0255文字
minamimi
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意外だ。映像で想像して笑いかけた。もっと重々しさを感じたはずなのだけど、今読み返してみたら、空白みたいなものを感じた。その軽さがかえってぞっとするんだけど。
0255文字
カトー
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「上っ面の生活を捨てて、突然本当の自分をさらけ出したらどうなるか」的なメッセージもあるように感じた
0255文字
カカオ
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グレーゴルは社会の邪魔、異物、厄介者といったものの象徴のように、巻末の解説を読むと見て取れる。我々も知らずのうちにそういったものに変身しているかもしれない。言葉も通じず、届かず。
0255文字
紅葉まんじゅう
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「グレゴールは夜も昼もほとんど眠らず過ごした。おりおりグレゴールは、こんどドアが開いたら昔と全く同じようにひとつ家事の面倒を一身に引受けてやろうと考える。」     グレゴールの存在は、長い時間をかけて、一家にとっての醜い虫になったのだろうか。前はグレゴール本人の思考が印象に残ったが、今回は家族の考えや行動が気になった。毒虫の繭は家全体だったのでは。
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macho_piero
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虫は何の象徴なのか
0255文字
こめ
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再読
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しゅんどーん
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どんな虫なのか想像がふくらむ。
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つばめ
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主人公がある時巨大な毒虫になってしまうという題材に興味が出て読んだ作品。人物、情景、心理描写が細やかで訳も良いのか読みやすかった。始めは喜劇的な印象を持って読んでいたが、毒虫となった主人公を抱え、どう接し折り合いを付ければ良いのか、結局耐えきれずに追い出そうとする家族らの心情によって、悲劇的な側面も顔を出す。時代背景や解説なども書かれていてカフカを多方面から考察できる作品かなと。私はこの毒虫を巨大な蛾として置き換えて読んでいた。見た目の変身もそうだが、対話によるコミュニケーションを失った断絶も大きい。
つばめ

考察を抜きにして、単なる不思議文学としても楽しめる。

03/19 12:36
雨季💘なきうさ

懐かしいです。遥か遥か、遥か昔に読みました。それなのに今でも、当時、自分がこの本を読み、どのように感じたかを鮮明に思い起こすことが出来ます。それだけ心に突き刺さる内容だったという事なのでしょうね。

03/19 13:48
0255文字
あっち
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難しいです、、、
0255文字
ma52
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初読み。どう捉えるべきかが非常に難しいです。 とりあえず、なんとなくだけど、自分が家族を支えなければと一所懸命に働いてきたグレーゴルだが、彼が虫になり家族を困窮させ、死後、実際は家族それぞれが各々の働き方で生計が成り立つと分かるラストに、彼の固定概念や自己犠牲、個人の主観によって逆に家族を縛り、将来を見失わせていた事、そして深層では家族から疎まれていたのではないかと思われる所に、個人の考えと人の関係性の難しさと在り方があるのかな~と……。文学は面白いけど解釈が難しいですね。
0255文字
乃緒
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あらすじを知っていただけだったのでようやく初読。シュールで観念的な作品だと思っていたため、家族や仕事、社会との関わりについての示唆的な描写に驚いた。
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かほ
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恥ずかしながら今更初読。あらすじだけ知っていたのが勿体ないほど、細かい話の展開がいちいち面白い。毒虫に変身したグレゴールの妹への通じない愛、妹の健気さが丁寧に描かれていると思いきや、最後にグレゴールの死が幸せな家庭の完成だという穏やかな結論へ誘導するのもその妹である。グレゴールの一人称に近い語りから、死後の三人称語りへの変換は家族と彼との突然の距離感を伴っている。結局、彼の死による物理的不可能がようやく家族を解放したのだ。グレゴールに寄り添っていた自分の読みが最後突き放される感じが結構良かった。
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kazuho
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実存主義を理解する上で重要なものだった 読んでよかった
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としゆき
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学生の時に一度読んだ気が...この年齢になって再読すると、仕事のこと、家族との関係、伝えようと思っていても伝わらないもどかしさ、自分が変わっていることの一面で周りがどのように変化していくのか...など色々な感じ方ができる作品。◎
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鬼平
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なんだろう。よくわからないけど、翻訳本のせいか、罪と罰を読んでいるような感じだった。あとがきを読むと時代背景からそういう小説なんだってわかったが、私には解読は無理です。ただ最後がどうなるんだろうという興味で、ぐいぐい読めました。
0255文字
とー
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今の日本でも容易に置き換えれる普遍的な恐怖が根本にあるため、かなり読みやすい外国文学。 読み終えた後、色々な解釈ができるように敢えて語り過ぎずに中心を空白にした作りは素晴らしいと言わざる得ない。
0255文字
たか
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シュールリアリズム的な作品。非常に衝撃を受ける作品で、文字からイメージが鮮明に映し出される。C評価
0255文字
ウィズ
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借金を作った上に働かない父をもち、家族のためにせっせと働いていたグレーゴルはある日目がさめると大きな虫になっている。無論働くことなどできず、ただただ部屋にこもって(こもらされて)食べては寝るだけの文字どおり寄生虫となる。しかし、その影響で父親、母親、妹が必死に働き始める。するとどうだろう。最後、虫(グレーゴル)が死に、引越しをする時、家族は自分たちの生活が彼がいなくなったことで良い方向に向かっていくことに気づく。なんということだろう。家族のために好きでもない仕事を続けていたグレーゴルの運命がこれか。
たか

高校生の時に読みましたが、思春期には衝撃的な内容でした。

10/10 22:07
ウィズ

そうですよね。この人の作品は風変わりなものばかりですね。

10/11 08:48
0255文字
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変身 (1952年) (新潮文庫〈第393〉)評価65感想・レビュー80