形式:文庫
出版社:中央公論新社
いくミュウたちの苦悩と救済のドラマ。結局たどり着いたのは生命の育成と営み。機械的に育てられた生命と、母の胎内で生まれ育った生命。どちらも地球に還りたい、人として生きたいと純粋に願っているだけ。その願いがタイトルの「地球へ…」に込められている。統制社会を地球のためだと思い込んでしまっていたのは人間の方だった。地球自体はミュウも受け入れていた。
あら♪私、グランパ(ブルー)大好きです☺
ブルーはかっこいいですよね(^◇^)
消費衝動が抑えられず、ポチッとしちゃいました。
「オルフェの遺言」はこの中公文庫のシリーズでは短編集2に入っているようですね。
人間とミュウの闘いは、既得権益を守るものと新興勢力との闘いという普遍的なパターンからきている。ミュウ内部でも従来のミュウとナスカで生まれたミュウで同じパターンが繰り返される。1巻を読み返すと、ミュウの社会に入っていった時のジョミーもそうだ。政治家と科学者もそのパターンの亜流だろう。
読んだ勢いで午後はアイロンでもかけながら、数年前録画したアニメーション全24話、連続再生で一気見しようかな~^^
異質のものを持つ人間どうし生き物同士が歩み寄る必要があるのだろう。人の人生は限られている。何かをやり遂げるには後継者のごとく、遺志を継ぐものが必要なのかもしれない。現実をみるきっかけになる作品だった。
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