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空想オルガン (角川文庫)

感想・レビュー
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ほたる
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吹奏楽部の戦いとともに紡がれる謎。「イントロダクション」の繊細な文章がとても素敵だ。「ヴァナキュラー・モダニズム」事故物件の謎を解いた先に見えたことは隠された本当の気持ち。「空想オルガン」点と点が繋がる瞬間の本を読むことの面白さ。大人になることを知る苦さ。ハルタのぶっ飛んだ姉の登場、そして動揺。これまでと打って変わっているようにも思えた。ハルタへの捉え方も少しずつ変わってきた。吹奏楽部の面々もたくさん増えてきて、それぞれ愛おしい。
0255文字
ぶうたん
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青春ミステリ第3弾。収録作では建物を扱った綺想ミステリとラストの鬱屈した中年を配置した作品が異色である。作品群を貫くのは吹奏楽の地方大会へ挑戦していく高校生たちの姿だが、体育会系にも近い、例えば甲子園大会のようなストーリーは常道ではあっても面白いものだ。それと、ありがちなのかもしれないけれど、いくつかの作品では泣かせまで効いていて、歳をとって涙もろくなったせいか目頭が熱くなってしまう作品もある。大変に楽しい読書で良かった。
0255文字
さだぼう
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シリーズ3作目、チカとハルタの夫婦漫才は健在。いつも大事なコンクールの日に、必ず謎物語がはじまる…4つの連作短編だ。成る程この名前にピンとこなかった「ジャバウォックの鑑札」、南風(みなみ)という季語が名のハルタの姉が登場、建築士である彼女が解く建築様式とは…「ヴァナキュラー·モダニズム」、ギャル達による吹奏楽部に関する「十の秘密」、吹奏楽にオルガンかぁ「空想オルガン」さて次作に進もう!!
0255文字
エイキチ
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ネタバレ文庫の古本 初野さんの3作目はシリーズ3作目 ハルチカの二人は高2になってて 地区予選の直前に起こったマスティフ犬の鑑札の謎 こうもあっさりと草壁先生は解いてみせたわ 清水南高校の吹奏楽部は 草壁の指導力と抜群の編曲とでこの予選を勝ち抜く フリーライターの渡邉が目をつけるのも分かる 未成年を平気で追い出すなんて ハルタの大家もあんまりやけど 新居のアサマ山荘で起こった幽霊の謎 難問をハルタが解いてみせた 東海大会に出場したハルチカたち 目一杯練習を積んできて 渡邉の評価は手厳しいけど さあ結果はどうなる
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とうふ
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ネタバレ渡邉さんに始まり、渡邉さんに終わる。 東海大会まで進めてよかった。もっと上に行きたかっただろうけど、確実に進んでる姿は応援したくなる。オルガンの意味、皮肉が響く。 渡邉さんの今後は明るいものでありますように。
0255文字
優輝
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ハルチカシリーズ3冊目今回も初恋ソムリエから1年4ヶ月と盛大に期間が空いちゃった(苦笑) 今回は地区大会から東海大会までのほとんど大会に関係する話で統一されてたかな 大会を通して出てきた新キャラや他校の生徒の謎 あとはハルタの新居探しと盛りだくさん 大会の描写が細かくて元吹奏楽部の自分としては懐かしく思いました 表題作の空想オルガンはアニメになかったなーと思っていたけど最後まで読んで謎がわかると確かにアニメにはできないなと… 意外すぎて同一とは思えなかった知り合いとかかなーは思ってたんですけどね次も楽しみ
0255文字
oku
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シリーズ第3弾は穂村チカと上条ハルタらの弱小吹奏楽部が地区大会とその先の大会を目指す話。連作短編で彼らの奮闘とともに様々な事件が起きてミステリーとしても楽しめる。『ヴァナキュラー・モダニズム』は幽霊の話から途轍もなく壮大な仕掛けで面白い。所々で渡邉拓哉なる胡散臭いライターが絡んでくる。表題作の『空想オルガン』は全く関係のないエピソードと思っていたので、意外なところで繋がっていてビックリ。
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ツナマヨ
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ネタバレ黒ギャル女子高生の友情と結束力に感動した。
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kirinn
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ハルチカシリーズ3作目。ジャバウォックの鑑札が印象に残りました。演奏シーンが描かれてないことで想像が膨らむ。やっぱりどこか切なく、あれ?渡邉さん私の理解はあってるの?
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ヨミ
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ネタバレいよいよコンクール
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颯
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とうとう吹奏楽部のコンクール当日を迎えたのに、直前でもバタバタしてますね。ハルタ姉など各回のゲストたちのキャラが強烈でした。
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A3
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ネタバレKindleにて再読。そういえば演奏してるシーンはほとんどないな。
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セイシンの本棚
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芹澤さん、ツンデレかな。地域大会にまつわる連作短編。
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koma-inu
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ハルチカシリーズ第3作。今回はミステリ要素はかなり薄めで、青春感真っ盛り小説に仕上がってます。イチオシは、表題作「空想オルガン」。ガンバの正体はすぐ見破りましたが、オルガンのもう一つの意味••これは気づかなんだ!吹奏楽部を逆手に取ったような仕掛けでした。希望と挫折が混じり、ビターながら読後感は悪くなく、高校生を見守りたくなる親心が生まれてしまいました😁
0255文字
cinos
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ネタバレ文庫で再読。「ジャバウォック」の大岡裁き。「ヴァナキュラー・モダニズム」のバカミスぶりが最高(褒めています)。発想がすごすぎます。「十の秘密」は何が起こっているのか、現在進行形の謎がよいです。キングの使い方。「空想オルガン」には驚きました。(サイン本)
0255文字
ひやしなむる
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ネタバレ“「そうだな……。目の前にあるすべてのことを受け入れる覚悟ができたとき、はじめて俺たちは大人になれると思う」(中略)「おじさんはもしかして今日、大人になったの?」俺は苦笑した。十代の女というのは直感でわかってしまうものなのか。(中略)「私はおじさんみたいに何年もかけるつもりはないけど……(中略)早くて来年ね。この娘たちと一緒に仲間を集めて、全国大会に行くことができれば」(中略)俺は彼女の覚悟を見た。(中略)君は春から受け取ってきた無償の愛を、彼女たちに捧げることに決めたんだな。”(p309-310)
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お~い
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あのおちゃんが、って話。おっちゃん記者の話ですね、この巻は。
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たぬ
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☆4 シリーズ3作目。他人との距離が近すぎなチカちゃんはボディタッチもひっきりなしなのよね。幼なじみのハルタにならまだしも異性相手にそんなに…ねえ? それとも1990年代生まれの女子高生にはこれがスタンダードなの? それはさておき今回も濃ゆいキャラがひっきりなしで面白かった。『冒険者たち』を愛読している私としては「空想オルガン」でニヤリとしちゃったね。しかしマンボウの正体があの人だったとは。
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りゅう☆
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地区大会当日。チカは人助けしてケガをした。草壁先生を取材しようと記者の渡邉登場。不安からのスタート。ハルタが拾ってきた犬が血統書付き?二人が飼い主を名乗り出てきた。本物はどっち?ハルタ姉登場。そして引っ越しを余儀なくされたハルタの住まい探し開始。事故物件…音の正体に隠された見本が壮大。台風の目となる女子高の十の秘密に隠された意図に友を思う想いが深い。オレオレ詐欺とオルガンの関係とは?相変わらず結構ガツンとくるミステリー。草壁先生との三角関係は平行線だけど、吹奏楽部として着実な前進にもっと応援したくなる。
りゅう☆

【ハルチカシリーズ③】

01/26 13:16
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サク
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大会が始まり、いよいよ吹奏楽部も盛り上がってきました。メインである謎については、少しずつ重いテーマになっている印象。それでも暗くならないのは、チカやハルタ、その他魅力的なキャラクターが明るいからでしょう。短編同士の絶妙なつながり具合も楽しく、大満足の一冊でした。
0255文字
青美
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ネタバレ3つの大会に出場できてやっと吹奏楽部らしくなってきました。 練習や日程に追われる張り詰めた空気が青春です。 部員ではない部外者に焦点を当てた短篇集でした。 相続や生体間移植など登場する単語が重めですね。 渡邊は鼻に付くけれど弱さが出ていて憎めないです。 草壁の過去が明かされるのは先になりそうです。 銅賞でも怒らず「僕についてきてほしい」なんて言ってくれる顧問は貴重だと思います。 序章で作中の時間の流れを意識させられました。 高校生活の半分が終わり、数年後大人になったハルとチカを想像してしまい寂しいです。
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卯月
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1冊を通してコンクールの話でした。個人的に好きなのは「空想オルガン」。ガンバという詐欺師と、チカの視点が切り替わりながら進みます。ラスト1ページ前でガンバの正体が分かった時、「あっ!」と驚きました。これを言ってしまうと表題作を読む醍醐味がなくなるので、ここには書きません。 順番に読まないといけないわけではありませんが、これから読む方は是非「退出ゲーム」から読んでください。その方が楽しめますよ。
0255文字
竹生
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なんにせよキャラ作りが上手い。いい意味で欠点があっtrとても人間らしい、どこか応援したくなるようなキャラが多数登場していた。吹奏楽部の話は一息ついた。結果はどこか爽やかな物であった。最後の一編はどこか伊坂幸太郎さん味を感じた。
0255文字
アンブロ仮面
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ネタバレ「こ、ここは、チューニング室です。コ、ココココ、コンディションはバッチリです。みんなの気持ちも最高潮です!」「だれに実況中継しているんだ。それに泣きながらいうな」(p.278)
0255文字
しいたけ、
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ネタバレ表題作の「空想オルガン」が良かった。「オルガン」にあんな意味があるなんて初めて知りました。おばあさんもガンバも前を向いて進めますように。 吹奏楽部としての活動も進んでコンクール出場。来年は普門館行けるのか?ギャル吹奏楽部、ほんとにあったら見てみたい。先生の過去もほんの少しだけ触れられました。先が気になります。
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ぬん
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ネタバレ1、2巻よりもグンと面白い! と感じたのは、登場人物たちに愛着がわいてきたのもあるのかも。【ジャバウォックの鑑札】プロットも謎も今ひとつ。【ヴァナキュラー・モダニズム】今作ベスト! きれい! とても好きなお話と謎。【十の秘密】専門知識がないと解けない謎を持ってくるの、シリーズ通しての悪いところだと思ってます。でも、それを補って余りある程の構成の巧さと緊迫感で、圧倒的に読ませる出来。ギャル吹奏楽部って設定強すぎるでしょ。【空想オルガン】ハルチカで叙述やられると思ってなかった…! 最高の読後感。好きです。
0255文字
pao
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★★★✫☆ ハルチカシリーズ第3弾。弱小吹奏楽部で奮闘するチカとハルタが今回もちょっと変わった事件に巻き込まれる。ハルチカを始めとして吹奏楽部のメンバー達のキャラがとてもイイ!青春真っ只中の明るさ、爽やかさ、切なさ。しんみりしてしまいそうなビターな結末でも読後感は悪くならない青春ミステリ。幽霊屋敷&強烈なハルタのお姉さん&意外性のある結末と、読んでいて楽しかった「ヴァナキュラー・モダニズム」がマイベスト♪
pao

読みたくはないかな😎

04/17 02:00
pao

他人に厳しく、自分に優しい😎

04/17 11:26
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ササキアンヨ
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ネタバレうおお!渡邊さん!?かなり面白かった!表題作の空想オルガンが圧巻の出来。今巻で積み重ねた人物像を使ったトリックには驚いたし、ストーリーには感動した。にしても、このイベントを企画した人物のセンスが凄い。オルガンリサイタルはオシャレ過ぎる。
0255文字
koo
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 ハルチカシリーズ3作目、表題作「空想オルガン」は悲しいストーリーに切れ味鋭いラストでミステリとしてはここまでのシリーズ最良でした。「ジャバウォックの鑑札」の奇想的トリックはもっと若い頃に読みたかったですね(笑)今読んでもちょっと失笑ものでした、ただハルタの姉南風はいいキャラでしたね(笑)逆にしっかりとしたお姉さんを出しちゃうとハルタの1人暮らしや女嫌いの設定に無理が出てきますしそもそもその設定が好きになれませんね(笑)メインストーリーは順調に東海大会まで来ましたね、続編が楽しみです。
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Mark.jr
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<ハルチカ>シリーズ第3弾。いよいよ地区大会が始まり、普門館を目指す吹奏楽部面々。そんな中でも、色々事件に巻き込まれるハルタとチカ。おそらく、今までで一番ミステリー度は高いです。ベストは、伏線の妙が味わえる「ヴァラキュラー・モダニズム」でしょうが。最後に読み手に一発食らわせる企みもグッドです。しかし、それぞれのキャラクターの抱える感情の揺れやちょっとした成長という青春小説の魅力が、そのままこの作品最大の読み所でしょう。特に大会という山場なので、それが強調されているように思います。
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Hana
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ネタバレハルチカシリーズ3巻目ですが、ハルタが謎を解き明かしていくところがとても爽快で大好きです。この作品では、ハルタのお姉さんが出てきたり、他校の生徒が出てきたりして新しい展開もあるので、面白かったです。ミステリー、青春、コメディなど様々な要素を入れ込んでいるので、様々な角度から楽しめました!「目の前にあるすべてのことを受け入れる覚悟ができたとき、はじめて俺たちは大人になれると思う」という言葉が印象的でした。
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いと(旧HN:shotgun)
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ハルチカシリーズ3作目。高校2年の夏、草壁先生を普門館へ連れて行く夢の足掛かりのため少人数で参加できるB部門のコンクールへ出場する清水南高校吹奏楽部。しかし、過密のスケジュールの中でもチカとハルタの前には様々な謎が立ち塞がり…。 あくまでもメインは吹奏楽コンクールであり付随する形でミステリが進行する連作短編集。「ジャバウォックの鑑札」は物語が少し出来過ぎているように感じてしまったが、表題作の「空想オルガン」はヒューマンドラマとして完成度が高く切なさと爽やかさを同時に感じることが出来る良作でした。
0255文字
sk1006
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ネタバレシリーズ3作目。 今回もハルチカはじめ登場人物のコミカルなやり取りと、シリアスな事件の真相のギャップに魅せられる。 それにしても、演奏シーンは潔いほどノータッチだな😅 ちなみに、それぞれのエピソードを読み終わったあとに、そのエピソードの冒頭部分を読み返してみると、伏せられていた事実や、色々な人の思いや願いに気づいて、泣きそうになる🥺 お気に入りは「ヴァナキュラー・モダニズム」。現実にはあり得んと言われそうだけど、その光景を想像するとめっちゃワクワクする😆 こういったスケールの大きいトリック大好き😍
sk1006

個人的に物理トリックは「1%のリアリティと、99%のロマン」で構わないと思っています😁

08/14 11:42
0255文字
へくとぱすかる
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ハルチカ3冊目。ここまで読んで、きっと作者は、高校で吹奏楽部だったにちがいないと思ってしまった。でなくてここまで書けるとしたら、とてつもない取材と想像力の結果だ。読者として、とてつもなく恐れ入る。さてチカちゃんは、自分の才能のなさに、すごく困惑しているようだが、そこはそれ、部活動。藤ヶ咲の堺先生の言葉が当たっているし、草壁先生も言うように、卒業後の人生は長いのだ。この巻では暗号解読、オレオレ詐欺などが登場するが、3番目の話が一番気に入った。吹奏楽や青春テーマから離れて、時にはこんなびっくりトリックもいい。
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雪乃
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シリーズ3作目。再読。コンクール期間編。とても面白かった。
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はなみ
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表題作が一番好き 渡邊さん...
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那由多
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普門館目指し、地区大会に出場しだした吹奏楽部。ハルタのお姉ちゃんがやっと出てきました。草壁先生の過去は、匂わせがある程度で未だ分からず。芹澤さんのアドバイスで伸びるチカちゃん。友情もすくすく育ってて、次巻から女の子2人の結束が楽しみです。
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ともすけ
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ハルチカ率いる清水南高校吹奏楽部は、少人数のB部門ながら地区大会、県大会を勝ち上がり、東海大会まで進む。そんな中でも高額な犬の飼い主、幽霊が出ると噂のアパート、異彩を放つギャル吹奏楽部の秘密が絡んでおもしろい。東海大会では、ハルチカ達の知らないところで、オレオレ詐欺も絡んでいて…。東海大会の結果は残念だったけど、前向きに捉えられる千夏の発想がとてもいい。
0255文字
八千
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ネタバレ再読。改めて読むとミステリーとしても青春小説としてもレベルが高く、かつその両者が抜群のバランスで噛み合っていている。『ヴァナキュラー・モダニスム』や『十の秘密』の、魅力的な謎に対して斜め上の解答を提示しつつ、そこに至るまでの手掛かりをフェアに配置する手筋は短編ミステリーの理想型。そして前回までの仲間集めフェイズを終えていよいよコンクールへ向かう今作は、主人公達の成長を一歩進める集大成的な内容でもあり、青春小説としての密度もこれまでとは全く違う。この後の続刊も含めても個人的に今作がシリーズ最高傑作だと思う。
0255文字
m
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ネタバレミステリー小説だから仕方がないかもしれないけどコンクールの進み具合が軽くてちょっと物足りなかった。 渡邊さんは今後もチカちゃん達と軽く言い合える関係で欲しかった。最後少し寂しくなりました。
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