読書メーター KADOKAWA Group

日本国債(下) (講談社文庫 こ 49-4)

感想・レビュー
91

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
秀玉
新着
仕事帰り飛行機の中で読了。途中少し中だるみ気味を感じる。人により感じ方は違うが、最後は感動。男連中が良い味をだしていたと思うね。主人公は女性だが、女性の弱さ強さを上手く表している。さらに登場人物を捻らずにストレートな描き方も好感が持てた。あまり国債とか金融に詳しくないので、今現在シ団が残っているのか検索したよ、そしたら国債発行の仕方は何も変わっていないのね。少しがっかり。昔、経済学で国は土地と国民がいれば滅びることはないとか、なんとか読んだ気がするが、国がお金を刷る、自作自演の借金、これも経済なのか疑問。
0255文字
Kosuke  Inokuchi
新着
ネタバレ10年物国債の未達って本当に起きていたんですね。国家財政を借金に頼るのが当たり前の、この国の脆弱性に警鐘を鳴らす本書は、多くの人に読んでもらいたい一冊です。「文庫化にあたって」で作者が言うように、「日本国債」というド直球な小説が、一般大衆に敬遠されがちなのは同感です。意外にも海外を含めて大反響だったことは、これまで潜んでいたこの国の根本的課題を、白日の下に晒したと言うべきかも。日銀のイールドカーブコントロールもそうだが、市場原理に基づかないやり方は、次第に淘汰される未来しかないのかもしれない。
0255文字
c watt
新着
上下巻読んだが長かったー。証券の難しいとこは飛ばし読み。そのせいでハラハラポイントがいまいちわからなかった。結局みんなでインサイダーして、インサイダーを倒したってこと?読解力不足でした。
0255文字
らおがんま
新着
面白かった。ネタバラしをかなり勿体ぶっていた印象でどう終わらせるのかと思いながら読んだ。風呂敷をやや広げ過ぎた感はあるが、一般人に馴染みのない国債について勉強になるところも多く全体的には面白かった。
0255文字
OMO
新着
面白さ:○   興味:○   読みやすさ:○   新鮮さ:○   文学的云々:×
0255文字
ララ♂
新着
読了
0255文字
獅子吉
新着
国家の歳入を支えている国債。いわば借金に支えられている財政が、いかに危ういものなのかが、具体性をもって理解できる。
0255文字
Caracal
新着
最近、金融市場に対する好奇心が湧いてきた自分にとって、ちょうど頃合いのテーマ。わからない金融用語を調べながら読了。ディーラー経験のある作者ならではの手に汗する市場の動きに惹きつけられる。コロナ禍、今年の国債発行額は65兆を超えるとの報道がでている。プライマリーバランスの黒字化がまた遠くなる~。
0255文字
まひはる
新着
日本国債の未達に始まる大混乱は世界に拡大した。入札価格の不審な書き換え、事故に遭った上司が出入りしていた謎の団体。疑問を抱いた朝倉多希は、日本経済全体を揺るがす計画の存在を知る。官邸をも巻き込んだ破局のシナリオの行方は。その後、現実に起きた危機を予見し、大きな反響を呼んだ経済ドラマ。
0255文字
m.j.
新着
先進国では類を見ない程多額の負債を抱えている日本。その負債は国債発行によるもので安定需要が必要である。これを支えるのがシ団なるもので市場の自由性より入札を半ば決まり事のように実施している。この旧態依然としたシステムを野田達が未達を引き起こす事で改革したいと画策するがこれに私利私欲が絡み合って事件性も描かれたストーリーとなっている。国債トレードの描写は興味深くまた事件性もテンポ良く描かれていて引き込まれる。女性トレーダー朝倉の視点は女性著者ならでは。伏線もきれいに繋がり派手さはないが小説として十分楽しめた。
0255文字
湖宮
新着
『国債』をテーマに分かりやすいストーリー仕立てでストーリーにした作品。国債の発行がそれの返済目的のためなら財政が火の車は当然か!役人が発行したとしても背負うのはの国民、国民の借金なのだから。マーケットの描写も臨場感に溢れ、その中に織りなされる男女の機微もまた乙なもの。504
0255文字
k5
新着
ネタバレ事件の真相のところメチャメチャ面白いのですが、そこにたどり着くまでがちょっと重い。相場のシーンは説明をかなり豪快に減らしていて、事態の把握が難しいけれどGoogle 先生を駆使すれば読めるのでいいのですが、市場に関わる人の思いをぶつけあっていると思しきシーンが微妙。ていうか主人公側と敵側と基本インサイダーだという点では同罪じゃね?っていう思いが拭えず、陰謀の謎がとけたカタルシスが削がれます。同じテーマで現在の状況踏まえて続篇やってほしいなあ。
0255文字
一虎
新着
国債の売買だなんて一般の庶民には無縁なこと。まるで体の中で免疫細胞が一生懸命働いていることをまったく知らないのと同じこと。でも、それゆえ興味深い。
0255文字
Barca
新着
「以前、野田さんが言ってらしたことがあったんです。マーケットの声を無視してはいけないって。私、なんだがマーケットが急げって言っているように聞こえるんですけど」(p.240)
0255文字
いくら
新着
上巻に続いて一気に読めた。筆者のメッセージが伝わってくるようだった。翻って現実の日本は今どうなのか。これをきっかけにちゃんと勉強していきたい。
0255文字
なんちゃん
新着
後半、どんどんと伏線が回収されていって、「そうだったのか!」となるのが面白かった。 ところで国広さんって物語にそんな必要なかった!?
0255文字
bookman0307
新着
「『日本人が我慢してせっせと市場を支え、その分だけ海外勢においしい儲けのチャンスを提供しているようなもんだ』」(P88)
0255文字
ぽつお
新着
国債とはどういうものか、どう発行されどう取引されているのか、ということがわかりやすく書かれていてためになった。作者の国際乱発に対する問題提起も説得力がある。ただ男女関係の描写が好みに合わなかった。
0255文字
やす
新着
一気に読めた。
0255文字
やまとまと
新着
登場人物が何か芝居臭い気がして感情移入出来ず。
0255文字
yasu7777
新着
★★★☆☆
0255文字
Mikey
新着
面白かった。未達の裏に何があるのか見抜いた刑事佐島の失念はすごい。多岐は新人ながらもディーラーとして頑張り何が起こっているのかを一生懸命調べて牛熊クラブの存在を見つけ、真相に近づき、知り合った人たちを犯人をあぶり出す。途中で古賀に見つかるが頑として古賀の命令を受けつけず一矢を報うのは爽快。
0255文字
Hiroki
新着
志木図書館 ★★★★★
0255文字
大阪
新着
上巻に引き続きスラスラと読めてしまった。上巻に比べて特に経済知識的な側面はなく、黒幕を追い詰める及び事件の真相を突き止める部分が多い。元々、経済の勉強の1つの手段として読んでいたが、読み物としてもとても惹きつけられた。こんなことがありえるか?と言われれば、ほぼ起こり得ないだろうとは考えるが、それでも、現状の日本国債について考えるひとつのきっかけになるとは思う。
0255文字
3人組の1人
新着
上巻と比べると前半の中だるみが気になったけど全体としては十分楽しめた。あと暴落を企てた人たちの野望がちょっとショボかったかな。
0255文字
じょーじ
新着
上巻から下巻へとスムースに移行出来、非常に読みやすい。野田さんカッコいいです!チームをまとめるいい上司なんでしょう。幸田真音さんて女性て知ってました?意外でした。
0255文字
redmove
新着
国債の未達の原因を探る外資系証券会社の新人日本国債ディーラー朝倉多希がベテランディーラーとの交流を通し、様々な人々の思惑を明らかにしていく経済小説。下巻。 安易な発想のもとに行われた未達のせいでどれだけの人々が 被害にあったかと思うと酷い話だ。とは言え、結構ありそうな話で怖い。
0255文字
テディ
新着
ネタバレ久保井を訪ねた朝倉多希。尾張証券久保井が開設していた牛熊クラブのチャット。国債売買を行う業界メジャープレイヤーの集まり。警部補佐島が追う日邦証券の間宮。倉橋総理から幹部を通じて間宮に指示。金融市場の動揺を招き自らの手で収拾させるシナリオ。国債シンジケード団の解散とプライマリー・ディーラー制度の導入。市場健全化へ。倉橋の逮捕へ向う佐島。病院で動いた野田の指。政界や官邸をも巻き込んだ大きいドラマであったが心に残ったのは真っ当な精神を持ったディーラーや官僚の心の葛藤と叫びである。この警鐘を真剣に受け止めたい。
0255文字
Tsunoda  Kazuhiro
新着
後書きで児玉清さんが「凛冽の空」を読み幸田真音に興味を持ったことが書いてあり、ちょっとショックを受けました。同書は自分にとっては駄作にした思えませんでした。ストーリー的には色々からめてあるので面白く、テンポよく読めました。こんなスクイーズを仕掛けるなんてことをしたらインサイダーどころか作為的価格形成、相場操縦でしょ。この小説の背景にある財政赤字、国債の大量発行は未だ変わっていません。先送りしているだけです。プライマーバランスを改善しなけらばならないのは確かです。
0255文字
Tom Zacky
新着
よくわからんかったけど(ぇ?笑)、おもろかった^^
0255文字
かなっち
新着
1日に読むページ数が減ってしまったせいかあまり入り込めなかったです。自分的には今一つです。
0255文字
MORITA
新着
ネタバレ勢いに駆られて一気読み。けど実際にはコンプライアンス違反のような気もする(笑)
0255文字
うら
新着
文庫化にあたってデータを最新に近づけたと、あとがきに書いてました。流石だなぁと感心しました。こういうこだわりがあるからこそ、この人の本は読んでて面白いし勉強になる。 幸田さんの過去に出版した本も読みたいけど、最新の本も読んでみたい。
0255文字
Sato
新着
伏線回収の下巻となると思い読み始めたが、バタバタした感がいなめず。スピード感ととらえれるも飛び過ぎてる。総理大臣まで話が行くのならオトナの恋愛どころはいらなかったな~ディーラーの駆け引きやハラハラするところもっと欲しかったな~っと偉そうなことを言ってみる
0255文字
唐辛子仮面
新着
初稿は1998年だそう。冷めたピザと言われた小渕内閣時代。あれから約20年。小説に描かれた国債を取り巻く環境は変わったのか相変わらずなのか。小説で予想されたようにプライマリーディーラーは導入された。2004年のこと。2016年6月には某メガバンクがプライマリーディーラー返上で衝撃が走ったとのこと。そして、消費税率引き上げ先送りから税収の減少、社会福祉の支出増加で、2020年のプライマリーバランスの黒字化が厳しくなったというのが今日の報道。
0255文字
shinsaku224
新着
下巻に入り、スピード感が増し一気読みでした。特に国債先物の、売方、買方の攻防は非常にワクワク感が有り目が離せませんでした。勉強になるとともに面白く読了しました。
0255文字
hee0190
新着
上巻で大方の場面設定を追え、いよいよ物語が進行する下巻。 ディーラー有志連合の活躍、事件の真相に向かう過程での様々なプレーヤーたちの思惑や活躍・暗躍ぶりが解明されていきます。 特にディーラー連合が活躍する、債券先物市場でのバトルは、凄まじい臨場感に没頭してしまいました。面白かった。 本書の上・下巻を振り返ってみると・・・ 情熱・誠実さをもって自らの仕事に取り組むことの美しさ・尊さを実感したこと。 そして何より、わが国の借金たる日本国債に対する認識・意識が高まったこと。 様々に学ばせていただいた作品です。
0255文字
全91件中 1-40 件を表示
日本国債(下) (講談社文庫 こ 49-4)評価79感想・レビュー91