形式:単行本
出版社:NHK出版
下巻末尾に新たに付された「普及版によせて」によれば、1995年6月末の初版刊行以後2年あまりの間に、175万冊売れたとのこと。また、初版に対する読者の感想や助言を受けた結果、訳者らは「それらすべてを検討し、ときには原作者に問い合わせ、取り入れるべきは取り入れさせていただいて、よりよいテクストにするべく努めてきました」(p.313)とのこと。未確認だが、もしかすると初版との間に若干の異同があるのかもしれない。
実存主義は文学にも現れ、不条理演劇が流行った。不条理演劇は生活をとてもリアルに描くことで、人々が普通に行なっていることに問いかける仕組み。 これ以降は20世紀の現実に繋がっている。自然破壊が進みエコロジストが現れたり、超常現象関連のオカルト本が増えたり。これらの流れは歴史の流れの行き着いた先だと。
難しくて間違っているかもしれないけど、アウトプットとして頭の中で理解したものを書き出して整理した。中高生くらいからぼんやりと疑問に思い始めたことへの答え(答えはないということだが)をくれる本作に感謝。教科書のような部分は読み進めるのが大変だったが、ファンタジー要素が盛り込まれていて読みやすい。
この機能をご利用になるには会員登録(無料)のうえ、ログインする必要があります。
会員登録すると読んだ本の管理や、感想・レビューの投稿などが行なえます