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経済論戦は甦る

感想・レビュー
10

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takao
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ふむ
0255文字
まっち
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ネタバレフィッシャーとシュムペーターの話から始まり、途中金融のところは難しいが白川総裁以前の流れを理解する助けになると感じた。非不胎化為替介入とか聞いたの何年ぶりかわからないが、久々に経済学の理論を思い出した。他の著作も読めばより主張を理解できる、というタイプの先生だと思う。
0255文字
RYU
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1930年代の大不況対策としてFisherのデットデフレーションとSchumpeterの創造的破壊を比較しつつ、日本経済の失われた15年程度(発行時点)を解説。小泉政権の不況下の緊縮的な政策に対する疑問から執筆。第二次大戦後に景気後退とデフレが同時に起こっているのは日本のみ。構造改革一辺倒でなく、積極的なデフレ(景気)対策が必要、と説く。2003年の33兆円の為替介入により、為替は比較的安定した一方、主要行の増資を伴う不良債権処理は景気後退の危険が生まれていた(金融再生プログラムの評価が定まらない一因)。
0255文字
Kazuyuki Kuroki
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アーヴィン・フィッシャーは、「コモディティ・ダラー」という概念を唱えたそうである。 ドル金貨の改鋳(改悪)のことで、金の総量が足りないなら、そうやって貨幣量を増やせば良い、という考え方だったそうだ。 金本位制の元で、金(ゴールド)の絶対量が足りなければ、金(ゴールド)の価値(価格)が上がり、金イコール貨幣だから、モノの価値が下がってしまう。即ち、確実にデフレになる。だったら貨幣を改鋳して金の含有量を減らせば良い、とフィッシャーは考えたが、政府が実行するには至らなかった。 それを遡る八十年ほど前、徳川綱吉の
0255文字
トム
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正直、難しすぎてほとんど理解できていない(°_°) 。・゜・(ノД`)・゜・。
0255文字
KAZOO
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竹森先生の歯に衣を着せない論調が大好きなのでこの本も単行本で読んで2回目です。私はシュンペーターの創造的破壊論が好きなので、フィッシャーよりも納得性があると感じています。当時の小泉改革のときに書かれているのでその当時を思い出しながら読んでいました。現在の状況を考えるのには参考になります。
0255文字
すのす
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小泉改革時の「構造改革」「不良債権処理」といった政策の是非を、経済学の観点から、主にフィッシャーのリフレ的主張を引きつつ、議論した本。経済学の理屈からすると至極全うなことしか書いてないと思うが、こういう本が広く普及しないのは、一般に経済学の理論は抽象的で、難解で、現実味がなく、役に立たないと見られてる(結果、俗論も跋扈するばかりで払拭できない)からだと思う。まぁ、経済学が社会における完全無欠な価値判断の尺度たりえるわけでもないので、そこは割り引きつつ、経済学的な考え方を失わないよう今後もがんばろう。
0255文字
レイノー
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2007年(底本2002年)刊。著者は慶応大学経済学部教授。本書は、シュムペータ的清算主義とフィッシャー的リフレ主義とを対比し(途中から対比ではなくなってきているが)、不況における経済政策の要諦と日本における処方箋を開陳する。が、本書よりも水野和夫氏のデフレ論の方がよほど説得力があると感じるのは、私が経済学に疎いからか…。何か賞を取った本らしいが…。種々あるが、清算主義とリフレ主義とが二者択一というのも理解しがたく、また、最も重要なインフレの人為的な方向づけが可能とする著者の解説・議論も、説得力を感じず。
レイノー

清算主義派が懸念する財政破綻を著者は軽視しているが、いや、著者が問題のないという内容ですら問題があるでしょう、と言いたくなる程(165頁以下)。また、銀行実務、特に融資実務に暗いのではとの懸念も。貸出先の優良顧客が減少したのはその通りだが、景気動向・収益性よりも、融資における物的担保の加重重視、貸出先の新規創出が乏しく、新規需要先もサービス産業であって、第二次産業ほどの設備投資を要しないか、信用供与の必要額が多くないのが実情ではないか、との疑問。成熟国家における信用供与の乗数効果の逓減作用にも触れない。む

09/09 22:45
レイノー

むしろ、人口増加率減、総人口や生産人口減による資金他の需要低迷の方がよほど判り易い。また、本書に限らず経済政策の関連書で、①説明のための列挙事例が、単純化とは異質な、非現実的な異常例(例85頁)を提示、②他説批判が不十分。特に経済事象の要因分析につき自説の方が他説よりもマシくらいにしか読めない。元来、複雑系が妥当する経済事象にて、多源的要因群から根源的要因の抽出は相当困難。再現不可能性もこの問題に寄助しているかも。もっとも著者の「不況を起こして既存会社を倒産させれば創造が進む…ほど簡単ではない」は至言。

09/09 23:00
0255文字
はるわか
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マクロ経済(~2002年)を、シュムペーター的な「創造的破壊」の経済理論と、フィッシャー的な「デット・デフレーション」の経済理論とを二つの軸として観察
0255文字
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