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新訂増補版 アウシュヴィッツ博物館案内

感想・レビュー
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ちい
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アウシュヴィッツでは、SS(親衛隊)にも写真撮影は厳禁とされていた。命懸けで撮影された貴重な犯罪証拠となる写真のネガは、歯磨き粉のチューブに入れて持ち出したという。他にも、いずれ自分も殺されると分かっていた死体処理係の収容者は、何をさせられたか、どんな事が起きていたかをメモし、缶に入れて土の中に隠したという。戦後、次々にそれらが発見され、写真とともに展示されている。きっと、まだまだ見つかっていない物があるのだろう。博物館の詳しい情報が載っている本だが、実際に現地に足を運び、そこの空気感を感じたい。
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[A lie]
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★★★★★
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イカロスのつばさ
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・著者は小学生時代 転校生=「よそ者」だった。ドイツ人が「よそ者」という理由で数百万人を殺したことが脳裏に残りアウシュビッツ博物館を訪れた著者は、ポーランド在住 公式ガイド歴15年(2011) ・アウシュビッツ強制収容所はポーランドの政治犯を収容するためにナチス・ドイツがつくった(1940) ・犠牲者の冥福を祈る「墓石のない墓地」☞犠牲者の90%はユダヤ民 ①第一収容所アウシュビッツ(20ha/56棟) ②第二収容所ビルケナウ(140ha/98棟) ・博物館入場者数:年間140万人/74%は14~25歳
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miaou_u
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戦争の光景が資料館でしかみられないようになるように、という本日の広島でのゼレンスキー大統領のスピーチに胸打たれました。現実的に戦争は無くならないのかもしれません。ですが、いつも犠牲になるのはなんの罪もない人々なのです。平和を願う気持ちには、右も左も関係ない。そんなことを思いながら、こちらを再読いたしました。。
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ひつじ
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ネタバレアウシュヴィッツで唯一の日本人ガイドによる本。いきなりアウシュヴィッツの説明に入るのではなく、ユダヤやポーランドの人々との交流、聞き取りなどから当時行われていたことやその時の雰囲気、戦後の扱いなどについて注釈もつけながら丁寧に纏めている。〇〇が悪い!と糾弾するだけでは終わらない、する側もされる側にもなりたく無い。底知れぬ闇に怖さを感じながら読んだ。「イデオロギーや外見を基準にして、人をそれぞれ別の袋に入れて考えてはいけないと、私は思う。みんな人間なんだーこれが大前提」今再びあの時代を考えねばならぬと思う。
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miaou_u
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ゾンダーコマンドについてのドキュメンタリー番組を視聴し、確かこの本に取り上げられていたはず、と再読。手記の入った缶の写真、文章では4号館第四展示室、証拠写真はやはり誰が撮ったか解らない、との言及がなされています。生きる為にSSに加担した彼らを、どうして責めることが出来るだろう。中谷さんが取材なさった元ゾンダーコマンドの、マンデルブラウンさんの言葉「皆が今起きている事を真剣に受け止めて、一致団結して対処しないと、化け物が勝利を収めることになるかもしれない。」今の世界は、正にその様相を見せているのではないか。
ペルー

ゾンダーコマンド、miaou_uさんの感想を読んではじめて知りました。映画にもなっているんですね。

09/27 02:29
miaou_u

ペルーさん...♪*゚映画の『サウルの息子』、わたしも観たいと思いながら観ておらずです。長らく、存在自体が憎悪の対象になっていたゾンダーコマンド、その任務を延命と引き換えに強制したのはナチスであること、彼等も加害者でありながら犠牲者であることに、プリーモ・レーヴィは単純に善悪を分けられないという意味で、グレー・ゾーンという言葉で表現しています。

09/28 00:06
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you da Таня
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アウシュビッツの日本人ガイドによる案内。実際に足を運ぶのは怖い…という人も読みやすくいつか行きたいと思う。
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ぽこ
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持っているのが旧版なので加筆、改訂部分をチェック。巻頭写真が増え、来場者数などの改訂、はじめにとあとがきの改訂があった。旧版でもそうだったが韓国からの来訪者が日本の3〜4倍。国別来訪者数でも多い方。ここにわたしは背負った歴史につながる意味を感じる。日本はこれでいいのか。中谷さんの本では岩波ブックレット「ホロコーストを次世代に伝える」があるので、そちらを読まれるのもいいかと思います。https://bookmeter.com/books/596980
ぽこ

各国間の歴史問題についての改訂はされていなかった。残念

06/17 11:43
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ダナヲ
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行きたいなあ。中谷さんの案内を現地でお願いしたいなあ。。と思い続けて幾年。中国や韓国のこうした負の遺産にも行きたいんだけどなあ。。立ち止まらないとね。人間は忘れてしまうものだから。
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nico
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訪問前の予習を兼ねて。同著者の『ホロコーストを次世代に伝える』と比べて、大戦前後の歴史や博物館内部についての記述が濃い。自分が同じ立場になったらと、こうした題材に触れる度いつも考える。SSの立場で反抗できるか。染まらないか。収容者側なら食事を分けあえるか。命の危険を冒してまで抵抗組織に加われるか。…正直自信ない。でも少なくとも日常では差別なく生活するよう、胸張って生きていけるよう心がけていきたい(それでも「この人嫌だな」とかそういうこと思ってしまうんだけど)。p.52『みんな人間なんだーーこれが大前提』
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ケンタ
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現在、国立博物館となっているアウシュヴィッツ収容所でガイドを務める著者が、強制収容所の歴史、施設の概要、負わされた役割、犠牲になった人びと、博物館の現在などを、豊富な写真資料と共に詳しく説明している。考えさせられることが多く、読了に時間がかかったが、忘れてはならない内容だと思った。書店で入手できないのがとても残念。
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まると
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現地に住む日本人ガイドによる案内本。百聞は一見に如かず。行き方も書いているこの本を手に、いつかは行かねばと思う。クロード・ランズマンも、ポーランドに降り立ってすべての認識が変わったと言っている。筆者によれば、2011年時点で日本からの訪問者は1万人余りで、国別では18番目という。アジアでは韓国に次いで多いが、これをどうみたらいいか。最近は修学旅行で海外に行く高校生も多い。日本の人口からして、もっと訪問者がいていい。それだけの価値のある場所だと思う。
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にゃんたろ
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★★★★☆:現地にはなかなか行けそうもないので。
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yoshi
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Nobuko  Hashimoto
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2018年2月に現地へ行くにあたって予習。アウシュヴィッツの公式ガイドである著者とアウシュヴィッツとの出会い、ホロコースト生存者の話などたいへん興味深い内容。後半はアウシュヴィッツ=ビルケナウの展示の詳細で、見学後、確認するのに助けになる。現地の様子はブログの「ポーランド旅行記2018」にアップ。https://chekosan.exblog.jp/tags/%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E6%97%85%E8%A1%8C2018/
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Haru
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1991年からポーランドに移住してアウシュビッツ博物館の日本語ガイドをされている著者によるガイドブックです。日本にいながら、アウシュビッツを知ることができるという点でありがたい書でした。記された事実の一つ一つが重く、今はまだ感想がまとまりません。
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CK
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来月訪問予定です。予習のために読みました。ただの観光気分で行ってよい場所ではないと、肝に命じます。
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ky
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所在地はポーランド、ドイツではない。元はポーランドの政治犯などを収容していたのが、ユダヤ民、ロマ=ジプシー、ソ連捕虜などに広がった。絶滅政策は恐ろしい。ナチスは秘密裡に行っていたが、イケイケだった当時のドイツの国、国民にはナチスを支持する空気が強かったと推測する。ナチスは戦争末期、証拠隠滅を図るも、収容者たちによってナチスの犯罪は後に暴かれる。著者の筆致は淡々としている。しかし、語られる内容、写真、には戦慄せざるを得ない。戦争の被害者は力弱き一般人。日本のような自虐史観はドイツにあるのだろか。
ky

フランクルの夜と霧もあわせて読むことをおすすめ。

10/17 19:26
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みりょん
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先月、アウシュヴィッツに行って来ました。より深く知りたくて、この本を手にしました。ポーランドの歴史について、いろいろと知ることができたのと、ゾンダーコマンドだった人の貴重なインタビューが読めたのは良かったです。あと現在のドイツ・ポーランドの関係は日本にとっても参考になることが多いと思います。行く前よりも行ったあとに読んだほうがより理解を深めることができるかもしれません。
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しげ
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ポーランドのアウシュヴィッツ・ミュージアムで公式ガイドをされている中谷剛さんの著書。彼のさらりとした軽やかな語り口に救われて最後まで読みきることが出来ました。アウシュヴィッツ強制収容所で620人の赤ちゃんが生まれていたこと、童話をモチーフにした壁画を描いた子ども収容棟があったことをはじめて知り、それについてもっと深く知りたいと思いました。
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ブライト
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以前に「夜と霧」を読んだんですが、それよりもキツい描写や内容でした。読んでいて苦しい部分もありました。同じ人間がこれ程の行為を本当にできてしまうのかと何度も疑いたくなりました。ポーランド旅行の最中に読み終えたんですが、実際にアウシュヴィッツを訪れてみて訪れてみてもやはり同じ人間がやったのかと疑問に思ってしまいす。人間が悪魔になる可能性を認識したくないのかもしれません。
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ののまる
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「人間なんてそんなものさ。本当に大切なものは何なのか、日頃からしっかりと見据えておかないと、いとも簡単に化け物に変身してしまう。私の見るところ、人間には三つの弱点がある。エゴイズムと、飽くことのない欲望と、互いに反目する心だよ」「イデオロギーや外見を基準にして、人それぞれ別の袋に入れて考えてはいけないと、私は思う。みんな人間なんだーこれが大前提。」ー親友の裏切りにより強制収用されたアウシュビッツ生存者の言葉。
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ひつじぱん
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日本人唯一の公式ガイド、中谷さんによる案内。2年前現地ではお会いできなかったので、今更ながら振り返る。この先どんな国に行っても、アウシュビッツ・ビルケナウの無慈悲な広大さ、走っても走っても出口がない鉄条網、幸せだった頃の犠牲者の写真、彼らの骨を捨てた黒い沼、ひっそりとした曇り空のこと、生々しく思い出すだろう。
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紫草
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筆者の中谷さんは、アウシュビッツ強制収容所の跡地に作られた博物館の公式ガイド。前半は、中谷さんがポーランドで実際に出会った、アウシュビッツを生き延びた方々の話。そして後半は博物館の、というか、アウシュビッツ強制収容所の詳細な案内です。実際にその場に立つとまたたくさん感じることがあると思うのですが、遠いポーランドに私が行く機会は残念ながらありそうもないので、せめてこのような本を読んで、知りたいと思います。
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Xy
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アウシュビッツのガイド本としてはもちろん、中谷氏が実際に出会った人たちの話が興味深かった。世界には、日本にいては決して理解できない歴史的背景や想いがあるだろう。早く、ポーランドそしてアウシュビッツを見に行きたい。
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ランランルーんば
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読後、今まで私がアウシュビッツについて知っていたことが0に近いものだったように感じられるほど驚きが多かったです。ドイツだけでなく、ヨーロッパ全体の歴史としてこの過ちをもっと深く知りたいと思います。
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和尚
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アウシュヴィッツ・ミュージアム唯一の日本人ガイドによる。 博物館の展示内容と、彼自身がこれまでに経験したこと、直接経験者とふれあい聞いた話。 自分自身が、この場所に立ち、彼からガイドを受けられたこと。 胸が熱くなる。 これからも、学んで生きたい。世界のことを。 無知は罪なのだと思う。
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メコノプシスホリデュラ
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前半は著者が出会ったポーランド人やユダヤ民(ユダヤ人という人種・民族はいないので著者はこう呼ぶ)を紹介しながら、ポーランドの複雑な歴史に触れ、博物館の歴史やここを訪れる様々な国の人々の向き合い方について語る。後半では多くの写真、地図、図面などを併用し実際に博物館の中を歩くがごとく案内していく。私がこれまで読んできたアウシュヴィッツに拘禁された方々の生活を少しでも実感しようと思い本書を読んだ。むろん当時とは異なり死者への追悼の意を込めて整備された施設とはなっているが存在することに大きな意味があると思う。
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ミネチュ
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すごくよい本です。前半はナチスのユダヤ民やロマ・シンティ(ジプシー)の虐殺やポーランドの加害・被害の歴史などが書かれています。後半はアウシュヴィッツ博物館の紹介です。
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Baba Takenori
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ポーランド在住中には度々お世話になった唯一の日本人アウシュビッツ公式ガイド中谷剛さんの本。被害者側の論理ではなく非常にニュートラルな立場で展示されている同博物館を実際に巡っている気分にさせられました。平和のみならず人間性とは何なのかという非常に重い宿題を投げかけられた気がします。同博物館に足を運ばれる方は是非一読してから行かれるといいかと思います。
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たてたてヨコヨコ
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旅行の予習にと読んだ。同じ過ちを繰り返さないようにと辛い体験を語り、後世に残そうとする人の勇気、努力を無駄にしてはいけない。
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deku_dec
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下段に注、歴史の解説、写真などがあり、いちいちページをめくらずなくてよいのはありがたかった。特命労働隊、ガス室で殺された人々の宝石や金歯などを集めさせられたり、更に死体の焼却にも従事させられた。同胞のユダヤの人々にそのようなことをさせたという事実は酷くグロテスクだ。またアウシュヴィッツの収容者は概ね1万3000~1万6000人の間を推移していて、最大でも2万人という施設でわずかな年月の間に、100万人以上という途方もない数の人間が殺されていったという事実には呆然としてしまう。
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