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風少女 (創元推理文庫) (創元推理文庫 M ひ 3-5)

感想・レビュー
106

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いっこう
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樋口さんのデビュー二作品目。乱読してるから同じような話しに思っちゃった。 台詞回しは面白いから少し期間を開けます。大学生、事故死?、モラトリアム。
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kazuwo
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父親が危篤のため帰郷した主人公は、駅で、初恋相手の妹から声をかけられる。そこで、初恋相手が死んだことを知らされる。 事故死ということだが、その状況に納得のいかない主人公と初恋相手の妹は、独自に調査を始める。 普通に楽しめました。 初恋相手のキャラが、いまいちつかめない感じではありますが。 人伝の話だけだったからですかね…
0255文字
koo
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 父親の葬儀の為に帰省した大学生斎木が中学生の頃振られた同級生麗子の事故死に不審を持ち妹千里と真相を追及してゆく青春小説。樋口有介らしい軽妙な会話中心の作品ですが昭和、1980年代が色濃く登場人物が軽薄で魅力に乏しい、被害者麗子のカリスマ性も今一つで斎木が事件にのめり込む説得性に乏しい、そもそも事故死に不審をもつ根拠がなさすぎ、事件の真相もありきたりで今一つですが斎木のキャラ、軽妙な会話を魅力とした青春小説としてある程度楽しめました。自分より少し上の80年代若者だった世代の読者は更に楽しめると思います。
0255文字
窓拭きウィリー
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★★☆☆☆
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夜梨@灯れ松明の火
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再読。
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遥かなる想い
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爽やかな青春ミステリーである。 かつての同級生だった川村麗子の死の謎を 妹千里とともに 追うミステリーだが、 爽やか過ぎて 緊迫感よりも 青春の苦さが 全面に漂う。 男女の語らいが昭和らしく 微笑ましい… そんな印象の作品だった。
0255文字
mi~~mi
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読んでいたようだが、内容全然覚えていなかった。 若いっていいなって思えるような、酸っぱさを感じるミステリーだった。
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パンざわ
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『ぼくと、ぼくらの夏』からの二作目。引き続き主人公がかっこいい、タバコとシルビアと小粋なセリフが似合う元不良、しびれる。みんなうっすら亮に惹かれてて、だからこそ、その亮が見向きもされなかった麗子の美しさが際立つ。「綺麗な彼女にこんな死に方似合わない」という思いから真相を巡るという導入も亮と千里ならではで好きだった。あと作者の言葉遊びが非常に俺好みです。そして風少女っていうタイトルめちゃくちゃハマってる。
0255文字
エル
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☆4.7
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kintel
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ネタバレ「ぼくと、ぼくらの夏」とほぼ同じような展開の物語。まず、同級生の美人女の子が死んで、それが自殺ではなく他殺である事を暴いていき、パートナーのように気の強い美女との甘酸っぱい青春が描かれつつ探偵のバディ要素もある。主人公の"僕"は前作と同一人物じゃないかと思うほど。個人的には前作の方が圧倒的に好き。今作ではあの絶妙なバランスを失っている。瑞々しさがない。
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シロー
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ネタバレ文春文庫版を既読していた樋口さんの第二作品。解説で法月倫太郎氏が池上冬樹氏の解説を引用してまで処女作『ぼくと、ぼくらの夏』より優れていると力説しているが二人のイチャイチャぶりも真犯人特定までのプロセスも前作の方が上に感じた。何より恋敵(?)二人がダメダメ過ぎたのが盛り上がりを欠いた要因だと思う。
0255文字
ゆず
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★★★☆☆
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ツバサ
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過去の初恋相手の死に納得出来なくて、真実を追い求めていく。緩い雰囲気の会話、哀愁漂う故郷、学友達の進路、様々なパーツが絡み合って、素晴らしい余韻を生み出していました。
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なきりゆう
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デビュー2作目? 大人すぎる主人公、個性的な女性たち、被害者の光と影。 樋口有介の青春ミステリの原点というか全ての土台のような作品。 安心感と満足感の高い読感。面白かった。
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皿倉山
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父の危篤で帰郷した斎木亮は、川村千里に偶然出会う。 千里は、亮がかつて告白して手痛く振られた川村麗子の妹である。 その麗子の事故死を告げられ、納得できずに千里と共に調査を始める。 読み初めのお話の展開も、最後の謎解きのどんでん返しも、炭酸の抜けた飲み物の様で、いまいち盛り上がりに欠けた。 最後の、東京に帰る亮と見送る千里の駅での場面で、この小説の不甲斐なさを赦しても良いと、私は思った。 二作目は苦労した樋口氏であるが、面白い作品はまだあると、私は思っています。
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marcussc4
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ネタバレ著者の2作目、すでに柚木草平シリーズに繋がるというか、その雰囲気?、空気?が… 何となく通じているように感じます。この当時からこのような作品を書けていたことに驚きました。柚木シリーズは大人の警察あがりの探偵ですが、こちらはまだ大学生で、相棒も高校生というフレッシュなコンビで、川村麗子に通じる6年前の同級生たちを訪ねます。それぞれが当時とは変わっており、また成功者がいないせいか物語は暗い感じがします。最終的に犯人が判明しますが… それまでのストーリー展開がなかなか読者を翻弄させてくれるので面白かったです。
0255文字
Juri
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ネタバレ地方にひさびさに帰省し、対面する同級生の変化や人間模様が丁寧に描写され、単なるミステリーではなく青春小説っぽさも残る作品。主人公がなぜ謎解きできる能力があったのかや犯人の殺人の動機については、納得しきれない部分もありました。
0255文字
リングワンダリング
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読んでいるとずっと煙草の匂いがする。 タイトルが好き。 一方で不良がこんな言葉遣いするか?という場面があり気になった。 過去の女性への執着心の強さも共感できず…。 雰囲気を楽しむ小説でした。
0255文字
たまご
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いろいろ懐かしい前橋が舞台。過去ちょい地方で輝ける今普通人、もしくは…という人々の、ほろ苦く、でも普遍的な心情がからむお話でした。 主人公の会話のセンス、素晴らしい。いろいろと原点になっているような気がしました。
0255文字
Shoko
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女性の描き方があんまり好みじゃなくてちょっと残念。でも、なんだろうな、地方の青春時代にありえないぐらいに煌めいていた人というのは確かに存在してるんだよな。地方の空気感と「あのころ」の空気感を思い出しました。
0255文字
ふぃえ
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前橋を舞台に、21歳大学生の亮の、かつての憧れの女性の死をめぐるお話です。青春ミステリになるのでしょうが、謎解きはさほど重要ではありません。前橋には行ったことがないけれども、まるで実際に行ったかのように感じられました。前橋の空気、いろいろな若い子たちの存在感を感じることができました。
0255文字
蝉、ミーン ミーン 眠ス
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ぼくと、ぼくらの夏に続いて再読。二作目にして確立された樋口有介作品のスタイルは今読んでも色褪せることがない。
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藤瀬こうたろー
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2021年10月に樋口先生が亡くなられたことを今さら知り、一番好きな本作を再読。自分の父親が亡くなったことで実家の前橋に戻ってきた主人公の斎木亮は、初恋の人、川村麗子が不慮の事故で亡くなったことを知り、その不審死の謎を解くべく、麗子の妹の千里とともに行動する話ですが、本作の魅力は謎解きの妙より会話の妙です。青春をこじらせて前橋でくすぶってる感がある登場人物たちと亮のななめ上からの会話がいい。ラストの前橋を去る時の千里とのやりとりはもう最高ですね。何回も読んでて知っているのに思わずジーンときちゃいました。
藤瀬こうたろー

ここからは樋口先生のことを。本作は、「ぼくと、ぼくらの夏」でデビューした樋口先生の2作目で、直木賞候補にもなっています。「ぼくと~」もそうだし、基本的に樋口先生の作品に出てくる主人公は、斜に構えたというかちょっとひねてて会話も軽妙だけど毒がある物言いですごく好きでした。先生自身、前橋で育っていて、実はまんま斎木亮に似た生い立ちであることを知ってびっくりしました。詳しくは下記の記事参照。 https://bunshun.jp/articles/-/50567 それにしても早すぎる気がするなあ。

02/03 23:16
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kei302
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創元推理文庫(2007年)版の「あとがき」を興味深く読んだ。1990年に文春から出版、1993年に文庫化された際、トラブルがあって、一切の加筆修正ができず、不本意なまま年月が過ぎ、「思う存分に手直しをした」本書が、実質的な初の文庫化とご理解ください。直木賞候補作。福井健太さん曰く:詩情を湛えたハードボイルドと青春小説の名手・樋口有介。文庫解説は法月綸太郎、KindleUnlimitedは付いていない…。気をつけて!文春版半額セールは旧版です。創元版は11月のキンアミ。
0255文字
yabuhibi89
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ネタバレ図書館本。初出1990年なので、時代背景に古さを 感じました。最後、真犯人はどうなったのでしょうか。
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ぽっぽ
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なんだか独特の雰囲気です。電話やタバコ、古さは随所にあるけど、すっと読めました。小さな町の同級生たちの人間模様、解る気がする。美人、中心人物、妬みと諦め、分相応。時代は変わっても、本質は変わらない。桜子と千里は清涼剤ですね。まあ主人公の斜に構えた喋り方が鼻につくとこはありますが、そんな時代だったか。楽しめました。
0255文字
GORIRA800
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ミステリーっていうよりも空気感を楽しむ作品だと思います ある意味で過去の青春に振り回されれた人々の物語です でも痛々しさとかはなくてなんだか人々を愛らしく感じるミステリーです
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くろっきー
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★★★☆☆ 自分ももし綺麗な知人がそんな死に姿したら納得いかないな。主人公含めみんな川村さんに振り回されてるなって感じだった。犯人とかよりもそういう昔の知人たちとのやり取りがいつか自分にも来るのかと思うと面白かった。
0255文字
ふぃにあす
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ネタバレKindle unlimitedにあったので読んでみました。話は面白かったのですが、みんながタバコ吸いまくるのに違和感あり。桜子とつぼみは他の方が言われているように何かの伏線だと思ってました。最後の主人公と千里のシーンは青春な感じでした。
0255文字
蕭白
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妙に大人っぽい主人公でしたが、面白かったです。
0255文字
こふみ
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樋口有介さんの初期の作品。 前橋在住の身としては、まるで現実に起きている事件を覗いているような不思議な気分になりました。 それにしても群馬弁って文字にすると読み難い・・(-_-;)
カタコッタ

樋口有介さんは私の出身中学の先輩です。若い時の小説とても気に入ってます。こふみさんのお気持ち、よーく分かります。

01/16 16:37
こふみ

カタコッタさん、こんにちは(*^.^*) コメントありがとうございます。樋口有介さん、先輩なんですね!ますます親近感ですね。

01/16 16:45
0255文字
coolmonster
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思い出せないくらい久しぶりの再読。ハードボイルドの皮をかぶったユーモアミステリと言うか、その逆なのか、とにかく好みなのである。樋口有介の作品は登場人物たちのひねった会話が面白いのだが、絶対にこんな切り返しはできないだろうなと考える。会話を含めたこの文体は好き嫌いが分かれるのだろうか?
0255文字
立て邦彦
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犯人がなんとなく意外かなあ?
0255文字
robita
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ネタバレ桜子・つぼみは絶対に伏線だと思ってた。桜子って子につぼみってあだ名つけるなんてかなり不自然。最後のほうで姉ちゃんが「その呼び方やめなよ」ってちょっと触れてたけど結局違ったらしい。家族関係が複雑だからその辺で伏線張ってきてるのかなーってずっとそればっかり気になってた。でも読みやすくて最後まで一気に読みました。80年代の前橋の空気が伝わってくるようでした。他の樋口さんの作品も読んでみたくなったので、とりあえずkindle unlimitedで読める「彼女はたぶん魔法を使う」を読んでみます。
0255文字
キキベル
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ずっとしんみりした雰囲気で(悪い言い方しちゃうとどんよりした空みたいな雰囲気)、私には合わなかったです。 雰囲気と、ユーモアのあるような会話と、いまいちしっくりきませんでした。 もっと若い時に読んだら、違かったのかな。
0255文字
涼
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アッキー
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元不良が素人探偵となって自殺とされた友人の調査を行う。そこまで真相が気になるほどでもなく、謎を追求するというよりも学生時代を振り返りながらその時の想いを語るような話。なかなか焦点の定まらないミステリーのようでもあり、それらが絡み合いこの雰囲気を作り出すようだった。元不良という経歴の主人公の言動がどこか知的。そして苦々しくも爽やかでもあるという話だった。
0255文字
はつばあば
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途中まで読んで、「おお、前に読んだよなぁ。柚木草平さんの若い頃の話だったかなぁ」と。初恋は甘酸っぱい思い出に包まれてミステリーに発展していく。私の周りに麗子のようなそつの無い友人がいなくてほっ。どこかに1つくらいアカンところが無けりゃしんどいわ。亮のような若者にホレなきゃ(#^^#)。
0255文字
ファーラス
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そこそこ面白かった。1993年作。主人公は21歳。父の葬式で群馬・前橋に帰京した主人公の元に、中3で初恋だった完璧少女がアパートの浴槽で溺死という「事故死」の報が届く。その妹とともに、事件の真相を探る青春ミステリ。出だしの雰囲気や掴みはバッチリ。直木賞候補というのも頷ける。が、主人公の応答が常に斜に構えすぎていてどんどん心理的に遠くなっていくのと、事件性の展開が弱く、尻すぼみになってしまった点が惜しい。純文風ミステリで始まり、ミステリ風純文での着地はあまり嬉しくなかった。出だしは何度も読み直したい。
0255文字
たっけ
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再読です。樋口有介さんは僕のお気に入り作家さんですが、その解説や書評に「風少女」は樋口有介さんの作品の中でも名作と言われているようなので、あらためて再読しました。確かに、デビュー2作目にして完成されていますね、素晴らしいです。つぼみ(桜子)ちゃんや千里ちゃんの可愛らしく小生意気な繊細さもいいですね。
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風少女 (創元推理文庫) (創元推理文庫 M ひ 3-5)評価81感想・レビュー106