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桃 もうひとつのツ、イ、ラ、ク (角川文庫 ひ 8-14)

感想・レビュー
157

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鈴純
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ネタバレ『ツ、イ、ラ、ク』のスピンオフ作品。隼子と河村以外の登場人物のことは興味はないが、各話に2人の話が散りばめられていて、どうやら2人は結婚したらしいのでそれが知れただけで満足。
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えりまき
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2024(294)「ツ、イ、ラ、ク」のスピンオフ。淡々とした表現だけど、情熱的!「卒業写真」「高瀬舟、それから」「汝、病めるときも すこやかなるときも」「青アザ(しみ)」「世帯主がたばこを減らそうと考えた夜」「桃」
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cocoon
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「ツ、イ、ラ、ク」は大好きだけれどこちらのスピンオフ集は…わざわざ読む程でもなく蛇足に感じてしまった。夏目雪之丞の『世帯主は…』の話を読んで彼の人となりが少し分かったのは収穫かな?最低最悪のクズ野郎から最低のクズ野郎位には昇格。女は生まれた時から女で男には少年期や青年期という特別な期間がある、という描写も頷けて好き。『卒業写真』と『汝…』は本編とは切り離して単体の作品としても成立していた。『青痣』は長いだけで退屈だった。
0255文字
alison
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どの話もあの2人を異なる視線から眺められる。
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いなお
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夏目雪之丞自体は好かないが話はめちゃくちゃいいんだよな
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アリィ
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途中で読みやめました。ちゃんと落ち着いてこの世界にどっぷりつかったらいいのだと思う。今のわたしは気持ちが落ち着いていなくて、この世界に身を委ねられなかった。曖昧にちょっと斜めからの視点が続く世界。つなげられれば面白味がわかるのだと思う。今のわたしにはできなかったのでしんどくなってきたので途中で本を閉じてしまいました。他のかたの感想を読んで本編があると知る。分からなさすぎるのはだからか(笑)
0255文字
moon.ex
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ツイラクから少し空いてしまったので、記憶の鈍い自分にはちと?があったが、別な角度からのあのストーリーは面白かった。女は怖いねw 青痣(しみ)が一番しっくりこなかった。卒業写真がほど良くくすぐられた^_^
0255文字
ピンチ
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「ツ、イ、ラ、ク」のスピンオフ。本作は脇役たちの物語。原作の雰囲気そのままに特殊な話が多いように思うが、一つ一つの物語が丁寧に描かれ、それぞれの独立した物語が「ツ、イ、ラ、ク」の世界に奥行きを与える。作者の意図をより良く理解するためには、できれば原作と連続して読ん方が良いと思う。
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forme
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「ツ、イ、ラ、ク」を読んだので、その続きでこちらも読んでみた。 作者が男性だったら、叩かれていただろうなと思いつつ、読了した。 「塔仁原」なんていう苗字はどうしたら思いついて使えるのだろう、なんてことも思った。
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らんちゅう
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ネタバレ『ツ、イ、ラ、ク』既読が前提の6篇のスピンオフ短編集。『卒業写真』は、中三だった安藤の美人教師・梁瀬へのガキ的な淡い初恋と桐谷と殴り合った思い出を描いた話。『高瀬舟、それから』は、梁瀬や桐谷らに夕食に誘われて逢瀬の邪魔をされた準子と河村がその後、空家で激しいセックスをする話。『汝、病めるときも すこやかなるときも』では、塔仁原と結婚して議員夫人となった頼子が、夫との馴れ初めを語る。『青痣(しみ)』は、京美グループに入りたい田中景子が、初恋相手の家庭教師Sの箸使いに幻滅し、準子に嫉妬するも負けを悟る回想話。
らんちゅう

『世帯主がたばこを減らそうと考えた夜』は、男色変態教師・夏目の、世の女達への偏見と恨みで凝り固まった寂しい男の人生を描いた作品。養父母に育てられた雪之丞は、見合い結婚した妻とはセックスレスとなって浮気され、目をつけた河村を辞職させた腹いせに準子を体育準備室で襲い、道で転んだ女のパンツを見て勃起して妻を襲い、そして娘達に口が死ぬほど臭いと言われ、節煙を決心する。『桃』は、桃を食べて河村とのセックスを思い出す、32歳となった準子を純文学のような意味不明な文体で描いた作品。

06/17 23:31
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チャイ
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ツイラクの番外編的なものでした。ツイラクを読まないとわからないんじゃないかなー。匂わせ的な表現が多かったし。こねくりまわしててちょっと疲れる。
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あい
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ツ、イ、ラ、クで疲れたものの、今読まないと一生読まないだろうからこちらも続けて。やっぱり疲れたけど、「高瀬舟、それから」と「桃」は良かった。こちらも再読はなし。
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モモ
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ネタバレ『ツ・イ・ラ・ク』の続編。でも『ツ・イ・ラ・ク』を読んでなくても分かる内容になっている。いつも生徒を励ましてくれる綺麗な女の先生を好きな安藤くん。教え子の森本と恋におちる河村。いとこ同士の結婚で生まれたことを僧侶に蔑まれ、心の傷となっていた頼子を励ます塔仁原。雪之丞が読んでいて一番嫌悪感が増す。愛する娘たちが遠くの学校に進学するのが、自身の口臭のせいだとは。いろんな人の人生をギュッと覗いたような読後感でした。
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Sakie
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「ツ、イ、ラ、ク」から間を置かずに読めばもっとヒリヒリできたかもしれない。彼女の周りにいた「普通の」生徒たち。彼/彼女らに対して私の感じていた嫌らしさは、本人が意識的に選択して行動した/行動しなかったからではなく、生物的スキルによって自動選択されたもの故であった。一方で彼/彼女らもまた熟し始めた個体としての衝動を隠し持っていたのであり、彼女のみを異質物のように浮かせた一方、彼女から少なからず影響を受けていた出来事がこれらの短編では明らかにされる、そのお互い知り得ない他者の内部の底知れなさがじわじわくる。
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はる∞
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本編よりも無駄がなく洗練されている気もしつつ、本編の醸し出す雰囲気は越えられない。いずれにしろ本編を読んでからでないと意味がわからないが、本編を読んだのならこれも読んで欲しい、そんな作品。
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猪狩 紀恵
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大好きだけど、、、大好きだけどこの本。ツイラク読んでない人楽しめるかなぁ?
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くまヨン
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ツイラクのスピンオフ。ファンブックのような短編集6編。別の登場人物の目線で、あの時の隼子と河村の関係が垣間みえる。あのシーンの詳細が語られる。本編のまわりくどい文章は減り、読みやすくなった印象。エロスは健在。淡い恋心と未練、少年のデリケートさを想像させる「卒業写真」が良かった。
NADIA

モブの皆さんはまるっと忘れたよ。「桐島、部活・・・」の感覚で挑まないと(^^;

09/12 14:19
くまヨン

あー。主人公がチラチラするあたりは「桐島、部活・・・」と一緒かも。桐島のがフレッシュ。こっちは思春期特有の恨み節が思い出せるよ(^p^)

09/12 16:49
6件のコメントを全て見る
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湖都
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外伝のような本。本編の周りをかためるような、あの時何が起きていたかを別の視点から辿る物語を6編。率直に言うならば、本編にはとても及ばない。独りよがりな文章が並んでいて、読むのがしんどい話もあった。短編の主人公達のしていることは、やはり脇役の所業。本編には遠く及ばない。読まなくてもよかったかなと思う本だった。
hon

脇役の所業www。随分感想割れたね(笑)。おかしいな。青痣ダメ?俺すごく好きだったんだが。姫野さんクセが強いから、好き嫌いハッキリ分かれるとは思うけど。

08/12 23:29
湖都

うーん、こちらの方がボカされて匂わされてぼんやりした印象を受けたんですよね。本編は刺さったけど、こちらは「だから?」感が強くて。「青痣」も、イライラしてしまったのは逆に気持ちが入っていたからなのかしら。honさん絶賛されているので、いつか読み返してみたいです。

08/13 18:40
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アリス
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ネタバレ今、うれしい。今、たのしい。…うれしくてたのしくて、私は開けた人にしがみつく。…うれしくてたのしくて、うれしくてたのしいとつたえたくて、…胸がせいいっぱいになる。まぶたの裏がうれしくて濡れる。うれしくてたのしいとことばに出してしまえば、今は壊れる。…このこわいしくみを、私が知っている以上に、開けた人は知っている。(『桃』より抜粋)うれしい、たのしいの連呼が、みずみずしくて甘い桃のよう。切ないな。(私も桃は嫌い。思い出したくない記憶とリンクなどしてない。おいしい桃は難しい。おいしくない桃はがっかりする)
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神在月
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ツイラクのサイドストーリーだが、非常に評価が難しい。大分前に読んでいたが、記録力ゼロで本編の相関図を描けていない俺は、イニシャルにされると訳分からん。しょうがないのでツイラクを再読したのだが、それでもなんかピンと来ない。多分多くの読者はあとがきで作者が言ってるほど、スリルを感じられない。当然である。作者と読者とでは作品に対する思い入れにあまりにも温度差があるからだ。かといってつまらないかと言われたら、決してそんなことはない。ただ後付けのスピンオフが本編を凌駕することはないのかなと思ってしまったのも確か。
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hon
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すごく面白い。ツ、イ、ラ、クの6篇のスピンオフ短篇集だけど、本篇を凌ぐんじゃ?長篇よりも文体が研ぎ澄まされて、贅肉がない印象。中でも本篇のヒロインを強く意識するが故に屈折する同級生、景子の視点で描かれた「青痣」。この時期ならではのカーストやマウント等の肥大化しまくってる自意識の描かれ方は鬼気迫る。朝井さんより凄いかも。他篇もどえろい官能を描きつつ純愛を感じさせたり、男性教師の女性に対する倒錯した暴力性を説得力たっぷりに描いたり、とにかく文章力が凄い。やっぱり本篇を読んでコレってのがオススメではありますが。
さおり

私も本編から読んでみよう。姫野カオルコさんはたぶん1冊しか読んだことないけど、honさんがすごく面白いとおっしゃるならいけるかな。

06/29 20:08
hon

うん。俺は面白かったんだけど。いかんせん恋愛小説の経験値低いのであんまりあてにせんで(笑)。本篇は島本さんと雰囲気近いかなあ。だとするとさおりさんはいけるかね。俺はナラタージュよりツイラクです。

06/29 21:17
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みらこー
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【続編祭り①】とはいえ続きではなくツイラクのサイドストーリー的な短編集。ツイラク最近読んだはずなのに思ってたより忘れてて年齢的にちとショック。元を覚えてないのもあるけど、文体が難解やし話が横道それすぎ。それが姫野式か。主役隼子以外の人たちも20年経ってあの頃、長命中時代(滋賀県の架空の街)を思い出す。当時の先生も。男性なら夏目雪之丞先生の章は爆もしくは苦笑かと。表向きはクソ真面目だが「怒りが生じないと欲情しない」という偏った性癖でいろいろやらかしてます。まあドSですな。女子中学生の禁断のエロスあります笑
ガラスの文鎮(文鎮城)

あれ、これは未読かも。ポチ。

06/04 21:16
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まるやま
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塔仁原が記憶していたよりいいやつだった。ツイラクの固有名詞はほとんど忘れていたが、塔仁原だけ、「やったれ、やったれ、塔仁原」の印象が強くて覚えていた。「高瀬船、それから」はタイトルがお洒落。「卒業写真」から続く構成も良い。
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みこ
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ネタバレ隼子と河村の話を永遠読んでいたいくらい2人が好きなので「桃」は読んでいてただただ楽しかったです。
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ゆう
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ネタバレ読む順番間違えたみたいだ。ツ、イ、ラ、クという本の続編ぽい。 6つの短編作で、少しずつ繋がる部分があって面白かった。でも登場人物すべて把握できたようなできてないような…。国語教師と理科教師がややこしい。国語教師なんだろうけど、理科教師はなんだったんだ…。
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さき𓆏
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★4.5:『ツ、イ、ラ、ク』があまりにも素晴らしすぎて、その余韻を下手に壊したくないという思いから、本書にあえて手を出さなかった。はぁ・・・やっぱ、あの感情の昂ったタイミングで読んでりゃよかった~(/_;) とくに収録作『青痣』は読んでてほんっと痛かった。だって私も景子みたく、Jのような”選ばれた”存在に激しく嫉妬し、そんな自分に罪悪感感じたり、ぐるぐるしてたタイプだから。青春時代を美しい思い出として振り返ることができる人は本当に羨ましい。⇒
さき𓆏

過去にタイムトラベルして(笑)かつての自分に言ってやりたいのは、そんなあんたが孤独なように、望んでないのに”選ばれて”しまった彼・彼女もまた、たまらなく孤独なんだよってことかな。 ちなみに『ツ、イ、ラ、ク』は第130回直木賞にノミネートされたそうだが、なぜこちらでなく『昭和の犬』になったんだ?編集者・小早川氏もおっしゃってたが、選考委員達が挙げてた「難点」はぜったい難点などじゃなく、あの作品には絶対必要不可欠なものだったと私も心から思う。

09/12 18:05
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佐藤一臣
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つまらなかった。なんでか?「ツ、イ、ラ、ク」は現在しか見てない人ばかりだが、「もうひとつの」は過去しか見てないから。展開力がない。あと、随筆になっちまってる。冷静に過去を見直すなんてことが楽しいわけがない。もっと過去のことに対する解釈の対話があれば面白いが、各個人で完結してるので、ダイナミックに物語の力が出てこない。まあ、人の好みにもよるが、なぜこんな話を作者が書いたのか理解するのは難しいなあ。
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かぺ
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読んだあと余韻に浸りたくなる本でした。
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yo_yo
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「ツ、イ、ラ、ク」のあの出来事を6人の男女はどう見つめ、どんな時間を歩んできたのか…と、裏表紙に書いてあったが、これは同じ時を過ごした脇役たちの、それぞれが主人公の人生を綴った短編集だ。そこはかとなく漂う河村と準子の恋愛観に似た空気に胸が痛くなる。『ともに恋に堕ちるという幸いは、世の人皆に降るものではない』
0255文字
山本嘉明
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「ツ、イ、ラ、ク」の幼少期が要らんと言った作家に文学賞の選者を勤める資格はない!ことだけは明らかである。書くだけにしとけと言いたい。
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enpnfou
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J
0255文字
tomo
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「ツ、イ、ラ、ク」からの流れで再読。視点が違うとこうも印象が変わるんだな。
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ガチムチうさちゃん
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本編では、モノローグでさえ強がっていた二人の柔らかい部分に触れたおかげで漸く腑に落ちた。しかし、雪之丞に激しく共感。本編ではただの口臭いホモ親父だと思っていたが、面白い奴じゃないか!この物語の何が気色悪かったって、出てくる少女が皆、幼いながらも「女」であることなのだと気づかせてくれた彼に感謝。
0255文字
みどりんご
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「ツ、イ、ラ、ク」を読んだ直後に読んだ。二人は本当にしっかりとつながっていたんだなとわかってよかった。他の登場人物のものも、大人になってゆっくり時間を振り返ると、そのときのことがいとおしく思い出せるんだなと感じた。
0255文字
greco
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ツ、イ、ラ、ク読んだのいつだろう。20年前?同時あまりよくわかっていなかったような、ただ不穏な空気と最後にうわってなった記憶。読み直したい。
0255文字
ふる3
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「ツ、イ、ラ、ク」の固有名詞を忘れてしまい、あまりストーリーが分からなかった。
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ころぺれ
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かなり好きだった。ずっと以前にも読んだことがあったけど、同じく再読した「ツ、イ、ラ、ク」を読んでから改めて。わたしが年をとって変化したのか、明らかに前に読んだときより好き。最後の「桃」なんて、読み終わったら今回はなんだか泣きそうになってしまった。これ読んだら、またツ、イ、ラ、クを読みたくなる。無限ループやん…。 姫野さんの再読、ちょっとはまりそう。
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ベルの樹
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「ツ、イ、ラ、ク」を読んだ後に、この本を読まなければ、全く意味がわからないでしょう。登場人物の「あのとき」のツイラクでは書かれてなかった気持ちが書かれてるのが、「桃もうひとつのツイラク」です。この本のテーマは「時間」決して戻らない時間をみんなが振り返る。そんな本です。
0255文字
小夜風
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【所蔵】「ツ、イ、ラ、ク」のスピンオフなので、続けて読んでしまおうと手にしました。本編に出てきた主な人たちのその後かしら…と思ったら、もうちょっと逸れた周りの人たちの話だったので、本編と繋がってはいるんだけど、また別の話として楽しめました。最初の「卒業写真」がまさにこないだ自分がつぶやいた思っていたことだったので親近感が…。6編の中で一番長い「青痣(しみ)」含め、この本は少女の時に出会いたかった気もするし、大人にならなくちゃ判らないだろうなという気もします。みんな人生の主人公なんだよって、気づかされます。
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star☆
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☆4 前回のツ、イ、ラ、ク、読みにくかったけど、あえて続編読んでみよう。 そう思った。 以外に、今回の評価は高い! ツ、イ、ラ、クの裏の世界が見えた。 情の部分がよく見えた。
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