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日本人のための日本語文法入門 (講談社現代新書 2173)

感想・レビュー
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siomin
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日本語の文法を,外国語の文法の要領で解説した新書。切り口は面白く,外国人が疑問に思う日本語の仕組みを解説してあるので,それはそれで有意義ではあった。日本語は自然中心の発想でできているという意見は面白いが,精神論に話が行くのはどうなのかと思った。把瑠都の優勝インタビュー一つを取り上げて,日本人のメンタリティが身についていないと論ずるのはちょっとなあと思った。1回の発言で判断するのも無理があるし,しかも初優勝後という興奮状態できちんと日本語をしゃべれというのは,日本人でも難しいでしょうに。
siomin

p.72に,JRの駅名で人名に由来するのは1つしかないと,他社の書籍から引用しているが,鶴見線のいくつかの駅や函館本線の比羅夫駅など,確かに数でいったら少ないが,他にもなくはないです。

04/04 16:49
0255文字
つみれ
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日本語文法という初めて触れるものを分かりやすく述べてくれているのは分かるが、日本人の精神がとか、和を以て貴しとなすとか、うるせえなということが多すぎる。そもそも「〜なんですね」という距離の近すぎる語りかけも最早うざいが、まあそれは言い過ぎか。
0255文字
タルシル📖ヨムノスキー
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日本語は優しくて温かで、他人思いで自然を敬う。そしてやっぱり難しい。母国語というのは生まれた時からの経験の蓄積で習得するから、理屈は知らなくても何となく使えるようになる。中高で6年間学ぶのに英語が身につかないのは、文法云々とか単語の暗記が先にくるからなのかな。日本語の文法を具体例や問題を提示しながらわかりやすく解説してくれている本書。ただちゃんと理解するためには流し読みじゃなくて、じっくり向き合う必要があります。文法とは関係ないけど「我慢」や「仕方ない」、「反省する」に相当する英単語ってないんですってね。
0255文字
いろは
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日本語の文法体系は二つに大別され、私達が学校で学んだほうは矛盾だらけだったですって? 今まで築き上げてきたものが崩されるような導入から始まり、未知だった体系によって慣れ親しんだ日本語文法を学び直す、とても楽しい本でした。今年のベスト3に入る予感がします。
0255文字
ホワン
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解像度高い。けれど現在では普通に使われている誤用もあった。地方によっても違う。外国人力士の日本語の間違いが例にあったが、非常に気にいらなかったご様子。あとがきでもしつこく触れて日本人の精神性を身につけない限り、その精神の現れである日本語を習得したことにはならない、と。 この陰湿さが日本人の精神性ってことね、それには同意よ。でも身につけたないんちゃう?知らんけど(笑
0255文字
eru
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とてもおもしろかった!中学の文法は形式丸暗記で、納得いかないところも多かったけれど、この本はすごく論理的で分かりやすかった。直接的に言っていないのに、話し手の気持ちとか日本人の性格が言葉に出るのがおもしろい
0255文字
rina i
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⭐️5
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イナ
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無意識で使い分けている文法を分かりやすく解説していて、日本語についての理解が深まった。
0255文字
sumoto
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わかりやすすぎて泣いちゃった
0255文字
ゑるゐーでゐ
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日本語文の仕組みを分解して解説してくれている。 無意識に使い分けている文法現象を解説してくれているので、納得感がある。 無意識に使い分けられているのだから、わざわざ説明する必要はないような気もしなくはないが、仕組みを理解して使うのとそうでないのとは全く違う。 定期的に読み返したい。
0255文字
𓆱
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面白かった
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0sanada0
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付箋べたべた。専門的な内容もあるので、がっつり日本語文法を学びたい人、日本語教師になりたい人、そして翻訳に関わる人向けだと思う。私の場合『やさしい日本語のしくみ』を読んだあとに本書を手に取ったのが良かったと思う。翻訳文を読んでいて??となる箇所の違和感をうまく言語化できずにいたが、この本は多言語との比較も充実していて理解に役立った。ゆる言語学ラジオで聞いた「象は鼻が長い」も説明されていた。国語学者・金田一春彦は方言に詳しくて犯人逮捕に貢献していたという余談は、先日読んだ井上ひさしの短編にあったな。
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kiora
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難しい文法用語に頼らず、学校で習う日本語文法とは異なる方向からの解説。これまでに読んだ日本語の解説本とは次元の違う説得力があって実に分かりやすかった。特に腑に落ちたのが、モヤモヤしていた主語の「は」問題。「は」=主語とは限らず、主語と主題がからみ合っているということ。もっと早くに読みたかった!といっても、あくまで最初の一歩的な内容であり、しかも一読だけでは吸収しきれない。これで満足せずに、助詞選びや微妙な表現の違いに悩む時、「何となく」ではなく文法を考えて判断できるようになるのが目標。
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triplealpha
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大学で日本語を外国人に教える仕事に長く従事した著者が、いわゆる「学校文法」(日本の学校で教わる「国文法」)ではない日本語文法について、わかりやすく講じた一冊。知識不足故に、ここに載せられているのがどの程度通説なのか判断がつかないものの、ひとつの面白い見方が脳にインストールされた。読んでよかった一冊。
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AyaZ
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日本語の学校文法には苦手意識が強かったが、こちらで扱っている日本語文法は外国の人に日本語を教えるための体系で、英文法の考え方と比較して理解出来る部分が多くあった。日本語の構造は日本人らしい物の見方を表している、という主張がやや多い(根拠についての説明がないまま出てくる)のが気になるが、本筋の文法解説は大変すっきりしていて良かった。もっと日本語の文法について本を読みたくさせる、いい入門書。
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ツナ
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国語の勉強をはじめ、色々な勉強をあきらめて今日に至る私。日本人としてせめて日本語の基本だけは知っておきたい。読み始めてすぐ、学校文法と日本語文法には違いがあると書いてあったが理解しきれていない。それだけじゃなく色々と理解が追いつかないまま読み終わってしまった。そもそも学校文法すら理解していない自分に気づく。動詞・名詞・形容詞なんて文字を見ると頭が痛くなる私でも、「アレ?ちょっとおもしろいかも?」と感じれた部分はあったので少しホッとしている。日本語から外国語を学ぶという発想を知ることができたのが収穫でした。
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narihoji
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ゆる言語学ラジオが大好きで、ほとんどの動画は最低3回は視聴している。しかし、参考文献に当たったのは初めてだ。水野さんも堀本さんも、当たり前のように面白い動画作ってるけど、この内容をあれだけキャッチーにできるのはマジですごい。選書してくれたけいちゃんありがとう。
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ラヴェル
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とても便利だと思います。
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makimakimasa
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今住んでる外国で日本語を勉強してる友人に質問される事が多く、改めて学んでみた。日本語は主述関係よりも「主題-解説」が重要など、我々が学校で習った日本語とは考え方が全く異なり、目から鱗だらけ。日本語の特徴は自分の意思でやった事でも自然の中の出来事の様に表現するなど、人間中心の発想で成り立つ欧米語との違いが際立って面白い。補助動詞「あげる/くれる/もらう」には思いやりが込められており、無いと日本人は物足りない、格助詞「は/が」は英語の定冠詞/不定冠詞と同じとか、普段は無意識に使い分けてる事への気付きが新鮮だ。
0255文字
ボールパーク
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弁理士として明細書を書く仕事をしています。文章の明確性に疑義があるときは書いた文を頭の中で英文に訳してみて、意図する通りの意味に間違いなくなるかチェックします。少々文章が不恰好になったとしても主語は省略せずに全部突っ込んでいきます。出来上がった文章は無粋な文章になります。美しい日本語ごめんねと言う感じです。日本語は論理性に欠けると思われがちですが、この本を読んで、そんな事はなく、英語とは異なる次元で極めて高度に体系化されている人間的な素晴らしい言語であることが分かりました。日本語が改めて好きになりました。
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Taishi K.
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非常に興味深かった。日常的に使用している日本語も改めて文法的な説明を読むと納得がいく部分が多く、またやはり日本人の感覚が凝縮されている感じもした。また、本書で言及されている「日本人は人間の行為も自然界の営みの一つととらえ、自然に起きる変化と認識する傾向があります。」という部分は、昔読んだ古文の本にも同じような事が言及されていた事を思い出させ、今も昔も日本人の感覚は根本的には変わっていないと感じた。更に、日本語学習者の間違いに見る日本語の特徴も面白かった。やはり日本語は奥が深い。
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とうせい
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★★★☆☆ 文法入門書としてはとても分かりやすくて面白かったですが、「日本人の心」云々がうるさかったです。日本語を母語として話す人は必ず「日本人」である(そして「日本人」は全て日本語を母語にしている)という考え方も頭に来ました。
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meep
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日本語の文法についての説明。学校で習った文法とは少し異なる視点で日本語文法についての見方がかわる。 主語と述語、の捉え方が違って見えるようになった。相手がわかるだろう言葉は省略されるとか。 堅苦しくなく、さらっと読めるのがよい。 また言語学者では有名な「象は鼻が長い」が引用されていた。
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eijit
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日本語を母語とする人々が、自然に判断して作り出している日本語の文に対して、合理的説明を与えることを試みている。日本語は人工言語ではないので、常に合理的な説明が与えられるわけではないと思うけど、本書に書かれている内容は、なかなかうまく説明できていると思った。
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Lagavulin
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「日本語に主語はない」という考え方は日本語の理解を助けてくれる。英語との比較も面白く。日本語に宿る日本人の心を感じることができた。
0255文字
AOI
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QK河村さんおすすめ本 思ったよりも読みにくいところがいくつか。 英語勉強中だから最後まで読めた感ある。
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夏川 あおい
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「は」は主題を表し、「が」は主語。p65日本語の動詞は、自動詞が変化を表し、他動詞が動作を表す。p93「てあげる」「てもらう」「てくれる」のやりもらい動詞は思いやりの気持ちが込められる。p153「は」は新情報で一般論的かつ冠詞のa、「が」は旧情報で瞬間的かつ冠詞のthe。
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Hayami
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大学で、海外の方へ向けての日本語教育について学んだこともあり、日本語文法を再度学び直し…のつもりであった。実際著者は日本語教育分野にも長けておられる様子。学生時代に習った文法論を一旦横に置き、「ボイス」「ムード」と言った日本人が抱きやすい感情・表現をベースに文法論を展開。内容に関してはわかりやすく頷ける部分も多い。が、特にあとがきに顕著な「日本人の精神性」を強く押す表現群。どうしても違和感を感じてしまった。
0255文字
あんころ
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読み進めるにつれ内容がどんどん酷くなっていったので途中で止め。マシだったのは1章だけかな。「日本語は独特で~他言語とは違い~」みたいな本は大概駄目ですね。英語と比較するところが多かったが、かなり適当な記述が多かった。
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すえ
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学校で習った古典的な文法ではなく、外国人に教える目線で日本語文法を語る、易しい内容の本。とてもおもろい。 ・主語は重要ではない、結論は最後にくる、自然と人との関係・捉え方が違う、という英語等との比較・「が」と「は」の違いについての明答 ・日本語ではムードや謙虚さ、思いやりが大事 ・「たられば」の「たら」は万能(大阪人っぽくなる)、など。
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teitowoaruku
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非常に勉強になった。普段当たり前のように使っている日本語だが、こういう本を読むといかに適当に使っているかがわかる。改めて日本語というのは難しいと思った。何度か読まないと、この本を完全に理解するのは難しそう。
0255文字
四號
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いいかげんにきちんと文法について考えないとな、ということで読みやすそうなこちらを。分量自体はそれほどでもなく、かつ学生時代に学んだ現代文の文法とも違っているのが印象的だった。
0255文字
虎哲
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著者が一般の方向けの内容になるよう尽力したため、また私がこれまで学んできたことを再確認するような内容であったため移動時間にサクサクと読めた。ボイス・テンス・アスペクトは大学受験時代さほど気にしていなかったが、最近英語を学び直しているからこそ実感する内容であった。他言語を通して見えてくるものがあるのだろう。「サピア・ウォーフの仮説」を支持する立場から日本語が日本人の思考にどのような影響を与えているかについて(自動詞と自然中心など)持論を展開していたのも興味深い。中学国文法に活かせるかは今後の私の課題である。
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kana0202
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かなりイイ。コンパクトによくまとまっている。説明の仕方も秀逸。
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文月
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1回目は細切れにダラダラ1~2ヶ月かけて読み、2回目は通して2時間くらいで読んだ。 自分が英語を学んだように、外国語話者から見た日本語の文法の勉強ってどうなんだろうっていう疑問に答えてくれそうという期待で選んだ本。結構答えてくれた。 今まで持っていなかった日本語文の組み立ての視点を持てた上、最後に文献が大量に書いてあるところが入門書としてバッチリの役割。これをきっかけに学習者向けの参考書とか、他の文法本とか読んでみたいな…とはちょっと思ってる。やるかな?
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あさ
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国語文法とは別に日本語文法というものがあるらしいというのは聞いたことがあったが、想像以上に別物だったし、「主述関係が分の基本的な構造である」というのは間違いと書かれているのにはちょっとショックを受けた。しかし「~ている」と「~てある」の違いや、相対テンスの考え方などはおもしろかった。あとがきに出てくる「言語の構造が話し手の認識や思考様式を形作る」というのは納得のいく考えだが、「日本人」とか「日本人の心」とかいう言葉を非常に無邪気に使っているのはちょっとなあと思う。
0255文字
叙述トリックに盛大に引っかかりたい
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Kindleで。寝る前にちょこちょこ読み進めていたこともあって、ところどころ理解不足な部分もありつつ、易しい文章と具体例で説明されていて読みやすかった。言語にはその文化や世界観が投影されている! 「東京の人が『~ば・~と・~たら・~なら』を使い分けている状況で大阪の人はすべて『~たら』を使っているという事実がある」らしいので、関西圏の友人と話す時に気を付けて聞いてみたい
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ブランコ係
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非常に楽しかった。難しい部分もあるが、基本的には平易に書かれており、解説と具体例の関係も分かりやすい。 学校で習った文法とは違う切り口で日本語を解体してくれる本です。 〜が、〜は、がa、theの関係に近いなど、深く頷ける知識もたくさん得られる。 言葉が好きという人にも、中学英語を一通り終えた英語学習者にもお勧めできます。
0255文字
東京メガネ
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主題・ムードという考えには納得がいった。小中学校で習う「学校文法」とは全然違うけど、理解もしやすい。最近は外国人に日本語を教えることが多く、その際にこの考えは役に立ちそう。
0255文字
応
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ネタバレ最近あまりに日本語の読み書きがうまくできないので、もういっそ非ネイティブ日本語学習者向けの教科書でも探すかと思っていたわたしに素晴らしく良く効いた一冊。長年の、「現代仮名遣いは簡略化のために旧仮名が持っていた文法ルールをかなりぶち壊してそれを無理やり辻褄合わせてるよな…」という疑問や英語とドイツ語の文法用語を援用してなんとなく理解していた格や時制についてなどのあれこれがすべて一気に解決!すっきり!超すっきり!英語は未来完了と過去完了がどうしてもうまく訳せず困っていたのだけど、日本語の時制を習った覚えがない
応

知ったかぶりで斜め読みしていたところに刺さりました。こんなに簡素に説明できるのか。「テイル/テアル」など大体無意識に使い分けているところにもがっちり根拠と法則が示されていてたーのしー!ただボイスとかテンスとかは態とか時制とかのカタカナでない表記にしてほしかった。カタカナが頭に入らん。日本語文法の本なのに横書きなのはびっくりするけど学術論文系のテキストは横書きなので仕方ない。半角カナで幅を調整しているの笑う。ただ情緒的な内容については「日本人の心」論が浪花節すぎてちょっと真に受けたらいけない感じある。

02/21 17:09
応

「テイル形」に変換可能なら完了形。ドイツ語の3格4格の概念あると便利。というか絶対必要な概念なのになぜやらない?!

02/21 17:13
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