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光媒の花 (集英社文庫)

感想・レビュー
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たれめ
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読み終わった後にタイトルめっちゃいいな…としみじみしました。
0255文字
oooともろー
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少しずつ重なる連作短編集。生きることは苦しみ。でも「光」もあると信じて。
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たろす
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道尾先生らしい刺してくる文章と、傷付いた者を温かく包み込んでくれる文章でした
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なみこ
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この作家さんをもっと知りたくなり読んでみた作品。繊細な描写に「罪」が重なり最初は苦々しく読んでいた。明るみに出ない秘密を、溢れ出る感情に手を汚してしまった子供を、まるですぐそばで見ているような感覚で読んだ。しかし読み進めるにつれて徐々に視界が広がり、ずいぶんと高い所から物語を眺めている自分に気付いた。蝶にでもなったか?不思議な感覚。最後まで読み、改めてはじめから目を通してみるとこの物語は確かに光に包まれて見えた。
0255文字
ロビン
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ネタバレとても美しい小説たちだった、と感じた。日本語が美しかった。タイトルでそう思ったのかなあ。カナブンの話から「夢は大きなほうがいいんだ」(P79)なるほどなあ。「小さいころから夢見ていた『女の先生』は、本当は世の中にいくらでも実在していて、わたしがただそれになれなかっただけなのではないか。わたしだけ上手にできていないだけなのではないのか。」(P259)そういう考え方ってしちゃいがち。自分のことだと、全くそう見えてしまう。
0255文字
★tammy
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読後感が非常に良い短編集。良質な純文学を読んだような気持ちになる。やっぱり道尾先生は読みやすい。万人に理解できるような言葉使いや表現の仕方、かといってラノベのようなライト感はなくとにかく読みやすく引き込まれる。草花や昆虫のトリビアも知れてお得な一冊。
0255文字
あず
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ネタバレ6編の連作。 散りばめられた鍵と人間模様が濃厚だった。 ※ネタバレ しかし前半に性加害が続いたため 読み続けることが苦しかった。
0255文字
dani
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残酷な世界と優しい社会が入り交じった連作短編集。
0255文字
かた
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103
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myone
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Nを読んだ直後だからだろうか、時折既視感のようなものを感じたが、連作の面白さは味わえた。救いのある終わりを用意してくれていたことで、後味も悪くなかった。
0255文字
アミノ
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ネタバレなんか、この作者さんの本、心理描写が刺さる…特に子ども時代の。風媒花すき!
0255文字
すす
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短編集。 各話がそれとなく関連しているので、次は誰がメインの話なのだろう…という愉しみがありました。 少女が出て来ると、性的なエピソードにならなきゃいいけどなぁ…と思ったけど、やっぱりなる。どうしていつもそっち方向に行くのだろう。嫌だ嫌だ。 ただ、全話の読後感は悪くなかった。悩みを抱えた人たちが、何らかの答えを見つけて救われるエピソードが多かったからかな。 とは言え、お花畑的な幼稚さをほんの少し感じもした。他の作品も読んでみようかな。
0255文字
a2ckmy
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まあまあ
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厚焼き玉子
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しばらく読書出来ない期間に居たけど、戻る時のリハビリにちょうど良い短編集。やっぱり道尾秀介さんの書く人間が好きです。過去の罪、時を経ても受け入れ難い現実、大切な人との関係性の変化、大人になるほど消える希望と増える無力感。色んな絶望や諦観のなかで生きる人の姿を感じてすごく辛くなるのに、何かは分からない優しさや温もりが感じられる。道尾秀介さんの書く本でしか得られない不思議な読了感だと思う。
0255文字
みー
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重い話もあるけれど読みやすいです。短編集でそれぞれ雰囲気が違うけれど繫がっていて面白いです。また最初から読みたくなる本。繊細な描写が素敵だなと思います。 第四章『春の蝶』、第六章『遠い光』あたりは希望の光が見えてきて好きです。
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みやごん
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短編で構成されているけれど脇役が次の章では主人公にかわったりして話が連続していて面白かった
0255文字
みち
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道尾さん3冊目。向日葵〜を読んで好きだな。と思っけど、やはり良いな。6つの短編が、それぞれ繋がっていく話。今回エロティック要素が多かった気が、、全体的にダークながらも、人への絶対的な優しさ、救いを感じさせる。そんな世界観が好きだ。文章も好き。全て読んで気になったのは幸のお話。幸が主人公の話、もっと読みたいと思ったw
0255文字
けぴ
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緩く繋がる連作短編集。6話のいずれも高いクオリティで、文章から映像が立ち昇ってきます。特におすすめは『虫送り』。虫とりにに出掛けた兄妹がホームレスと知り合う。妹がイタズラされそうになる。なんとか逃げ出した後、橋の上からホームレスのテントに向かって大きな石を投げ下ろす……。次章の『冬の蝶』に実際に起こったことが種明かしされる。道尾作品は未読が多いのでこれから色々読んでみたい。
0255文字
りすまる
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小説では普通、最後まで主人公は主人公のまま、脇役は脇役のままで終わるが、この連作集では、次の話で脇役が主人公に変わり、風景であったものが前面に出てくる。でも世の中というものは本来こういうものなのだろう。みんな自分が主人公の世界を生きているのだから。この作品では、前半の救いのなさが、後半少しずつ拾い上げられていき、結果温かい気持ちを残して読了できた。作中をずっと流れる、光と、花の香りと、蝶が舞うイメージを感じながら。山本周五郎賞受賞に拍手。
0255文字
まみ
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ネタバレ単行本の装丁がとても綺麗で、しばらく眺めてから読み始める。第一章の認知症のお母さんの話が辛すぎて早々に断念したが、第二章からまた読む。 『N』もとても良かったが、それに似た、連作短編。道尾さんの連作群像劇がとても好きだ。人間の光と影の部分、表裏一体なところを、とても丁寧に書いているのだが、読んでいる分にはさらっとしているというか、くどくなく、読後感が良い。 第一章も読んでこそだという気がしてきたのでこの後やっぱり読んでみようと思う。
0255文字
特盛
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評価3.7/5。道尾秀介の群像劇。雰囲気は代表作でもある「N」を思い出した。計算されたプロットのテクニック、心の機微がうまく描かれたそれぞれの人物描写と見えない繋がり。神様の視点で見たら実は世の中裏でこんな風につながっていることもあるんだろうなぁ。通して物語の印象として残ったのは、一つは傷ついた子供達だ。周りの大人はかつて皆自分が子供だったのに、子供たちの心は見えない。作中描かれるように、世界は変わらない、自分が変わった、ということだ。もう一つは光と花と虫。通して物語を儚くも美しくする効果を与えている。
0255文字
たすけて
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とても面白かったです 短編集と思いきやそれぞれの話の時間軸や登場人物などがつながっている。 途中で風媒花という花の説明シーンがある。 風媒花は風を媒介して受粉する花らしい。 光媒の花という作品名はまるで次の話次の話と媒介する読者が蝶になった様を連想させる
0255文字
うさぎこぞう
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いい作家なのかも 他のも読んでみよう
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papakiti
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Nを読んで作家さんを知りました。この連作集も絶妙なつながりがあっていい感じでしたね。余韻が残ります。
0255文字
てんまる
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「隠れ鬼」認知症の母と暮らす男の遠い夏の記憶「虫送り」幼い兄妹に七夕に害虫を追払う祭の話をする河原に住む男「冬の蝶」対岸の懐中電灯男は兄妹が落としたコンクリ片を田沢に振下ろす。サチに教わった閉じ込めた世界に現れた白い蝶「春の蝶」幸の隣室牧川と住む孫娘由希。空巣の物音「風媒花」風媒介で受粉する虫を集める必要がない花。亮は入院中の教師の姉を思う「遠い光」退院し小学校に復職。頭の奥、遠くに見える白い光。親の再婚で名字が変わった生徒朝代との前に現れた白い蝶。兄妹がコンクリ片の事実を知ることができて良かった。
0255文字
りんご
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隠れ鬼:30年に一度の笹の花。酒涙雨。催の字じゃないのね。/虫送り:夢が大きいほど、真っ直ぐに飛べる。/冬の蝶:お前が、食わしてくれんのか?/春の蝶:聞こえていないほうが幸せな世界もある。/風媒花:お姉さん策士だなあ。/遠い光:当たらなかったこと、言わないほうがいいとは思うけど。//流石の安定感。あとがきの玄侑宗久さん、道尾秀介が講演会に行きサインを貰う作家さん…?知らない名前だなぁ…と思ったら、お寺の方なのね。なんだか納得。感想で『鏡の花』と繋がる世界の話と知る。こっちも読んでみよう。
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恵子のさめない夢
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昆虫採集がテーマにあって、自分の子供の頃のことも考えたりしながらも読めるのだが、人生の哀しいところを優しい視点で描けているように思いました
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ako
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話が繋がっていて面白かったです☺︎ 読みやすくて短編なのもよかったです!
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Yuko
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再読。六篇がさらりとつながっている短編集。爽やかな読後感もあれば苦々しいものもあり。「風媒花」が短編としては好き。「遠い光」で、あの兄妹が強く生きているのがわかって安心。
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じゃむ
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短篇と短篇が時代を交錯して織りなす人間模様とでも言いましょうか、あるひとがあるひとの行動原理を補っていたり、心の行方を翻弄していたり、そのいちいちが整合性を備えていることが小気味良かった。各々の話で各々で完結し、そのすべてを総括して表題「光媒の花」で落ち着かせる。お見事としか言いようがない。読了感が最高でした。
0255文字
ならむしん
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なかなか趣深い。子供の頃には世界が不思議に見えるよね、ってところに一貫性があったのだと思う。特にショタが可哀想な目に遭う前半の3つの短編が印象深い。おねショタ多かったけれど『ペンギン・ハイウェイ』のような爽やかな感じではなく、とても性欲を感じた。ショタの精神的苦痛を観察する小説だと個人的には思っている。
0255文字
香織(๑¯∇¯๑)
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つながりがあって面白かったが、難しいところもあった。
0255文字
ecuas
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ネタバレ『鏡の花』と同じ世界を共有している作品とのことで、順序は逆になってしまったが手に取る。『鏡の花』同様にそれぞれが緩やかに繋がる連作群像劇。どれも重苦しい展開に感じるのだけど、何か歯車が少し違っていたら自分もこうした境遇にあったかもしれないリアリティさに、安易にわかったつもりになることが憚られる。世界はいつも変わらずに光っているが、ネガティブな感情に捉えられてしまうと、それが見えなくなることもある。自らは光っていなくても、それぞれの存在が誰かに光を運ぶ花となる。多くの人が白く、眩しい世界を感じられるといい。
0255文字
竹ピコ
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ネタバレ道尾先生の短編。前半の3作品は幼い子ども達が自分を守るために起こす事件。理不尽な大人に対する子ども達の感情の暴発が描かれている。禍々しい内容だけど、笹の花、蝶、光、情景描写がキレイで、そのアンバランス感が心地よい。後半3作品は大人になりたての弱く儚い青年たちの心の成長を描いた作品かな。切なく頼りなく、それでも必死に生きている若者たちが、肩肘張らずに描かれている。面白かった。
0255文字
サボテン1113
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笹の葉と母。なめくじと涙。万引きとキャットフード。 きっと本人しか分からないストーリーがあるのだろうけど、時間と共に少しずつ溶けていき、他人にやさしさが溶け込みはじめる感じが素敵だなと思いました。 久しぶり「素敵」を使った。言うのはおろか、文章にしても少し恥ずかしい。
0255文字
takashi
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ディケンズ先生の骨董屋か、っと突っ込みしてしまいました。サチには幸福になって欲しい。
0255文字
心士二人
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「鏡の花」がとても良かったので続けてこちらも読む。道尾さんは自分が言葉にできない感情を文字にしてくれる。蝶は自身は変わらずにただ高い場所を飛んでいて、その下には人々が暮らしている。その人達は全く別々の人生を生きていると思っているけれど、実はみんなとてもよく似ている。「虚しげな微笑が夕日に照らされて、皺の一つ一つがはっきりと見えた。きっとその皺の、どれかが後悔で、どれかが大切な思い出で、どれかが忘れたい哀しみや寂しさなのだろう」光の広がる世界を見ることができると優しく教えてくれる本。
0255文字
しゅに
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4
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めげごん
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道尾秀介さんの繊細な描写によって情景が目の前に広がる6章でした。 前半3章は切ない物語だけど心にうったえてくるお話しで引き込まれました。
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光媒の花 (集英社文庫)評価59感想・レビュー1661