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手と目と声と (角川文庫 は 20-9)

感想・レビュー
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maxa
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灰谷さんの小説はなぜか胸を締め付けられる。在日朝鮮人の男性が抱え込んできた悔しさ。戦争を体験した沖縄の人の悲しみ。言語障害をもった子どもたちの呻くようでありながら感情のこもった会話。あなたは、私は、そういう彼らのことをどれほど理解できてるかと問いかけられているような気分になる。分かってるつもりで実際のところは分かろうともせず、勝手に想像し、勝手にかわいそがる。小説自体は灰谷さんが伝えたいことはこういうことだ!とはっきりわかるわけではないけれど、ぼんやりと伝わってくるのはもっと寄り添ってあげてほしい気持ち。
ポプラ並木

maxaさん、1つ1つの話しは色々な気づきがありそうですね。まだ知らない作家さんです。

02/06 04:45
maxa

ポプラさん、実は何が言いたいのかよくわからないまま読んでました。でも読み終えてレビューに何を書こうかと考えていたら、胸が痛いと思いながら他人事の目で見ていた自分に気づきました。学生の頃によく読んでいた作家さんです。教科書にも載ってたので知らないうちに読んでたかも。

02/06 07:21
12件のコメントを全て見る
0255文字
みけのすずね
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中学生たちのこころの叫びや友を思う気持ち。勉強をできない者はできるようにしてくれた人を先生と呼ぶだろうが、かなしいことがありすぎて勉強なんか手につけない者は、そのかなしいことを一緒に考えてくれる先生がええ先生というんだ…最初二つは在日朝鮮人や戦争の哀しみが、時節的にダイレクトに伝わってきた。支援学級の声が出せない子どもたち…マサコは怪我した友達を心配したり仏さんとお話していたり、たけしはサンダルにお母さん行かないでと言ったんだね。最終話「友」、私もこんな中学生だった。素直な感動を出せる大人でいたい。
0255文字
たじゃぬ
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小学生の時にこの本に出会いたかった。大人になって、小説の技巧的部分に気づいてしまえるようになったからこそ、もしこの本を10歳くらいの自分が読んだら何を感じただろうかと考える。
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あくび
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ネタバレ水の話 今なら ヘイトスピーチ いじめ 親子の愛 様々なテーマを含む それでいて文章は優しい✨
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ken
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灰谷健次郎の眼差しは虐げられたものたち、顧みられないものたちに向けられ、彼らの悲しみや優しさが描きだされる。収められている短編のいずれもそんな弱いものたちの悲しみ、その悲しみが生む優しさが、温かい筆致で描かれたものだ。また、灰谷自身の教師体験やその実感がもととなった作品があったり、沖縄に対する思いが色濃い作品があったりと、灰谷健次郎文学の縮図のような趣でもある。障害者の子どもたちを描いた「声」がとくに良かった。畳み掛けるようなラストシーンが悲しくて美しい。そして読後の余韻は言いようもなく切ない。
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Yoshi-Hero
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【★★★★】「水の話」「手」「目」「声」4編からなる短編集。水の話で語られる李の父親の悔しい過去。手では沖縄出身の先生や、竹富島などで聞いた戦争の話、目ではインドネシア ロロジョングラン寺で出会った綺麗な目をした子供達。声では特別支援学級の担任からの視点で描く子供達。どんなにひどい親でも、子供は大好きなんだと思い襟を正して、子供と向き合いたいと思いました。#1980#知的障害
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Ichiro Toda
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灰谷健次郎って教科書だなあと思った。難しいことは何も書いてないし、とてもわかり易い言葉でやさしい。それでいて一本の筋が通っていて、厳しい眼が光る。4つの小品とも呼べるほどの短篇集。教科書にも載っていそうな道徳的な作品。小学校の時昼下がりにみんなの前で音読していたことをふと思い出すような作品が収められている。挿絵がそれを一層教科書らしくさせるのだと思う。ラストの声が印象に残った。自分の見てる凝り固まった現実を唯一だと思ってしまう大人、それから自由でいるが影響を受けてしまう子どもたちの対比がグッときてしまう。
0255文字
こば
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「目」が印象的やった。毎日子供たちに囲まれてるけど、みんな経済的に恵まれた子供たちばっかり。みんな笑顔が素敵やけど、恵まれた環境で余裕がある中での笑顔と、ギリギリの生活をしてる中での笑顔やと、その重みも輝きも変わってくるんやろなとか思ってみたり。
0255文字
yukiba
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子供さん想いで 物語が進められる。大人になって子供の頃には 誰でもあったのに大人になって全く 忘れられてる色々な物や人や感情。 灰谷さんの本は どの本読んでも深いし 再読したくなる。そして考えさせられる^^
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しんどう
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二冊50円で売っているお店があって、一冊欲しいのがあって仕方なく適当に選んで買ったのがこの本だった。その時に、この本を選んでいて良かった。作品の主人公達が感じている気持がよく共感できた。しかしの抱えているものが満面の笑みで片付けられているわけではない。でもほんの少し希望が見える。その希望が、静かながらも心を満たしてくれる。小さい頃許せなかった事、今でも納得できていない事、そんな自分の刺々しい気持がほんの少しだけでもなだらかになっていくようだった。灰谷健次郎のファンになった。他に本も読んでみよう。
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OIたか
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多くのことを感じさせてくれる本。一つ一つの作品がとても素敵だった。水の話では水泳部が舞台となっている。水泳のレースの描写はとても迫力があり、レース後の意外な過去の話に胸が打たれた。声では、知的障害を持った子供たちに教える教師を描いている。最初は手探りで子供たちの興味を引こうと必死に考え授業をする。子供たちを見守る教師の暖かい気持ちや喜び、そして心無い大人たちへの怒りが強く伝わってきた。
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ちあき
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子どもは弱くて強い。読むと心がチクチクする 知らないことばっかりなんだと思い知らされる。
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ももたろう
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教師は、大人の価値尺度で子どもを見てはならない。子どもの立場にたった真の思いやりとは。教育現場だけでなく、家庭教育でも大多数の大人が忘れがちな思いやりの大切さを身に染みて感じられる作品。
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hugeyomo
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嗚呼、たけしのサンダルが・・・ はがやしい思いが残ります。。。
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ちぃ
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相変わらず、考えさせられるなあ。そして子どもはやっぱり面白い。ここに書いてある視点を忘れず、我が子にも日々関わりたいもんです。
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ふむふむ
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★★☆☆☆
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agri
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それぞれが物語るのは子供たちの喜びと哀しみ
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よしはる
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好き
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sige***
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とても静かな短編集。灰谷さんは読まず嫌いだったけどこの本はすごくすきかもしれない。
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縁栞
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★3 《 読む人の心に豊かな光をやどらせる、宝石のような四編の小品 》 この物語を小学生、中学生の頃に読めていたら、きっと私の人生は変わっていたんだろうなぁ。 人を変える一冊です。
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おっちゃん
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本当に大切な事を考えさせられる本。子供の気持ちがスゴくリアルな感じがした。忘れてきてた部分に触れる事ができたきがする。
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