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隣の嫁(Kindle版)

感想・レビュー
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なみへい
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ネタバレ青空文庫で読む。以前小川洋子さんのラジオ番組で紹介されていた作品。19歳の省作の悶々と思い悩む様が、初々しくてカワイイ。おとよさんがちょっかいかけてきたふうではあるが、結局旦那のお清さんになにかしら原因があるのだろう。相性もあるし。今と違って、しばらくお付き合いしてから結婚するっていう時代じゃないしね。。「農家は嫌だった」「サラリーマンのとこに嫁に行きたかった」私と二人だけの時の母の本音を思いだす。
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コーデ21
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<地方農村を舞台にした悲しい恋の物語「自ら機械のごとくなって生きていかねばならぬのが道徳ならば、道徳は人間を絞め殺す道具だ」> 毎週愛聴しているTOKYO FM『Panasonic Melodious Library』で取り上げられた小説、青空文庫で読んでみました。『野菊の墓』のような悲恋かと思いきや、端々にユーモラスな描写もあり^^ 明治時代の古い因習やしがらみに縛られるもどかしさや、当時の農作業の様子も丁寧に描写されており興味深く読めました。それにしても19歳の省作君、あまりにもウブ~ヾ(^^;)
0255文字
ましろ
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田舎から見た田舎の描き方に引き込まれた。物心ついた頃から身を持って知る家族総出の稲刈りと、物語に描かれる稲刈りとが結びつき、登場人物たちの中にある心情が現実を思わせた。自然の一部としての自分を感じるとき、全身を使って秩序正しく汗を流すとき、自分の内にめぐる感情は日常より直接的な気がする。どうにもならない感情をそれぞれに抱え、一人で足掻く様子は何とももどかしい。遠い他人でいなければならない関係は、改めて人の在らねばならない姿を見つめさせる。思い合っていても道徳は根にある。そのことが救いであり、苦しさだった。
0255文字
matsu04
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百姓家の次男坊独身、ウブで真面目な省作に隣家の美人妻おとよさんが妙に迫ってくる。風呂場のシーンが気を揉ませる。う〜む、まあ明治41年作だからねえ。来週の小川洋子Melodious Libraryが楽しみ。
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多読多量連投が日課だった
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不倫的な
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呉下の阿蒙
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鈍い省作が不幸な結婚をした隣の嫁おとよに惚れられていると知って激しく動揺する。道徳心の省作と性欲の省作との葛藤は道徳心が勝ったが、いざおとよを見ると夢見心地になってしまう。その後再び葛藤し道徳心が上回るが、結局明るみにならない程度に心を通わせる関係が続いた。しかし、その関係も終わりを告げる時が訪れる.../激しく揺さぶられる省作の心情が生々しい。終わりの方に出てくる、結婚や道徳に縛られた窮屈な男女関係を嘆く語気の強い地の文には驚いたが、全体的に綺麗な文章。方言の響きも心地よい。
0255文字
ミラクロン・カエサル
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こういうお話は好きです。どういうところがいいのかと言うと、よくわからないのだけど、男性が颯爽としていないところかな。男は、颯爽としていたりしちゃダメなんですよ。チラリと、漱石の「三四郎」のことを思い出したりもしました。
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