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数奇にして模型 (講談社文庫 も 28-10)

感想・レビュー
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kera1019
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今回、700pに及ぶ大作で伏線の回収や叙述トリックなど読み応えはありましたが若干物足りなさを感じました。前8作がすごく良かったので期待値が上がっちゃいました。「有限と微小のパン」に期待。
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推理
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朗読版150%速。好きにしてもOK。
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ふじま
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ネタバレだんだん西之園さんがただの軽率好奇心旺盛美人に堕ちる。天才的な記憶力とかの描写がほぼ無しに…今回はミステリィ的にはおもしろかった。犯人の動機もわかったしスッキリ。
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アマニョッキ
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ネタバレ西之園嬢さ、あなた自ら死にに行ってます?と言いたくなる。開いた口が塞がらん。お願いやからもう単独行動やめてくれ。ただ、ストーリーと哲学的論争はとても面白かった。『正常』と『異常』の違い、『形』と『型』の違い、分類したがる人間の癖等々…国枝桃子史大好き!そしてラストのあの描写、自分はやっぱり紀世都くんがすべての筋書きをかいていた気がするな。自分の型を遺すことって自分一人ではできないものね。タイトルは『好きにしてもOK』のダブルミーニングらしいので、ラストの解釈も読者それぞれ好きにしてOKってことですよね?
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いちのせ
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ネタバレS&Mシリーズは一見「ぐいぐい押してる萌絵につれない犀川先生」の図式に見えるけど、実は「命がけで萌絵を守ってるのに本人にはいまいち通じてない犀川先生」なんだなぁ……。封印再度では「恋人」のワードに否定的だった犀川先生が、今作では自然な流れで受け入れてて時の流れと進展を感じて感慨深い。そりゃあ萌絵も急に微笑みますよね。萌絵に隠しごとされると面白くない犀川先生を見てると笑顔になれる。
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hydestar
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厚い。たくさん読めるのは嬉しい。犀川、喜多、大御坊の三人の会話も面白かったし、ほぼ毎回危機に陥る萌絵にはハラハラした。それにしても森さん、多趣味ですね。模型、同人と、この文庫で知りました。さて、シリーズラストへ。
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けいこ・W
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ネタバレ犀川教授、萌絵ちゃんをとりまく人間関係はよくできてて、すっと入ってくるけど、やっぱりいくら考えても殺人の動機が理解できない。異常だから?世の中そういうもの?分類を続けてきた私の脳みそは凝り固まっててどうしても理屈が欲しい。考えすぎると、犀川先生みたいに歩くと棒にぶつかっちゃいそうだから、もうやめて動物園にいくとしますか…。
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むむむ
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久しぶりにフーコーを思い出した!エピステーメーだ。だから、モデラの世界なんだ。と納得。住む世界が違えば、考え方も価値観も変わるし、お互い理解できないことが発生する。そりゃそうだ。これアンフェアと思う人もいるかも知れないけど、それはマジョリティーの問題だとフーコーは言っているので、アンフェアへの回答も本書の中で用意しているとは。エンタメとはそうあるべきだ。と言わんばかり。さすが、策士、森先生。いやいや、三大奇書を読み返して見たくなった。今、手許に虚無が控えています。
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らぐ
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シリーズの何冊目だか覚えてないが、勢いに乗ってしまい土曜深夜に読了。納得いかない部分が幾らかあるものの概ねなるほどなといった結末。前作までの西之園サイドの人が多いのとは違って、今作は犀川先生サイドの人が多い印象を受けた。人は単純化を進めるというところは科学における普遍原理の探究や汎化性能の重視といった部分がまさにそうだなと思う。その行いに良いも悪いもない(そもそもこの分類すら単純化)と思うが、単純化の果てに異常というレッテルがあるということは偽の多様性を振り翳す人だらけの現代で持っておくべき認識だなと。
ゲンタ

通りすがりごめんなさい、ご存知かもですが、刊行順が超オススメです。https://x.com/ochaumee/status/1566418183031926784

02/17 21:43
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イザ
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★★☆
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ぽてと
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ネタバレおもしろかった。 きよとがどこまで知ってたのかは、最後に知りたかったような気がする。
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練りようかん
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再読。鉄道やフィギュアモデルマニアが集い森先生の趣味実績を彷彿させる会場と交歓。二つの密室殺人は巻き戻して見たくなるし、創作哲学と正常と異常の分岐は恐ろしくも合理的で、シリーズキャラの意外な繋がり方も判明する具沢山の七百頁をじっくりと楽しんだ。面白いのは人の単位は単純化だというくだりで、犀川の中で複数の犀川が描かれてきたことを考えるとより感慨深かった。ドラマ版で中島歩氏の体が素晴らしく説得力があったのが今でも脳裏に焼き付いている。再読して一番感じたのは金子回だった!ということ。居合わせた胸中を思うと辛い。
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ひが
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前作「今はもうない」からすれば、S&Mシリーズは当初の無機質さ、あるいは理路整然とした魅力を取り戻したように思える。子のシリーズの魅力と言えば、西之園の一人称視点での思考回路が何度も情報を更新しつつ描かれるところだろう。ただ、最短でゴールへとたどり着くのではなく、その時の感情や状況に大きく流される、いわば読者と一心同体なのである。そのおかげもあって読者は最後まで自分の推理をヒントを貰いつつ展開できる。
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加糖
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ネタバレ萌絵、いつも襲われている気がするから、いい加減容疑者と二人きりになるのはやめてほしい。危機管理能力がなさすぎる。この巻でも何回ひやひやしたことか…。と思ったら、もう次が最終巻なのか。恋の成就にあまり興味がないから正直個人的にはこのままの関係性の方が性に合うけど、二人は結ばれるんだろうか…?事件に関しては、サイコ系かぁ、という感想。
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わた
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ネタバレ目の前に欲しいものがあるから、行動しただけ。 ただ、その行動は異常に分類される。
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テトラポッド
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ネタバレS&Mシリーズ9冊目。萌絵さん、いい加減学習しなさい。とは言いつつ、寺林は想定外だったが。大御坊が犯人だと思ってた。金子くんイケメンすぎ。ただの友達のためにここまで頑張れるのすごい。大学入学からちまちま読んできたこのシリーズもついに次巻でラスト!!『有限と微小のパン』の英題「The perfect outsider」!!??すべFの逆だ!!めちゃくちゃ楽しみ!
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タイキック
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ネタバレ「なるべく、統一された思考に身を任せたい欲求が人間にはあるのよ」 今回の事件はまさに、その「統一された思考」から外れた人間による事件だった。本当に盲点だった。ミステリとしては『すべてがFになる』『幻惑の死と使途』の次ぐらいに好きだった。 あとは金子くんがシリーズ初くらい事件にかなり関わっていて活躍してくれたのも嬉しい。
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ボタン
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ネタバレ公会堂4階の密室に、筒見明日香の首なし死体と寺林高司。M工大には、上倉裕子の絞殺死体と謎弁当。西之園萌絵が、展示会でコスプレイヤーになったり、病院内をナース姿で闊歩したり、ペットボトルミサイルに襲撃されて濡れ鼠になったり、卒論の準備をしたり、深夜の道路で運転技術を披露して後続のバイクを撒いたり、プラネタリウムを鑑賞したり、大学生活を満喫する巻。的を外した推理も披露。オネエキャラの大御坊安朋は、萌絵の従兄。倉庫が炎上。明日香の兄の紀世都が死亡。首発見。ゼム・クリップは伏線。格闘。犀川先生が事件の真相を語る。
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貘谷雅
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ネタバレシリーズもいよいよ佳境。本作も西之園萌絵が大爆発。アニメキャラにナースにまさに七変化! さらに、最大の謎と言える何故首を切断したのかについて、「あの」犀川先生が頭を悩ませて読者により興味を持たせるのは、シリーズ通したフリが利いていると言えよう。ラストシーンは下手なホラー小説よりゾッとした。
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もえぞう
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犯人の動機が理解出来ないのは森ミステリーでは良くありますし、これはそういう本で読後にモヤモヤした感情になる作品です。萌絵の我儘っぷりも相変わらず。今作品には良いなと思った会話があまりなく、ちょっと残念でしたが、金子君が絡む場面が良かったと思いました。
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KAKAPO
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ネタバレ》鳥類と哺乳類の分類から漏れたカモノハシとか、植物と動物の境目にいるミドリムシとか、彼らは、人間の考え出した分類を知らないわけだよ。だから、全然影響がない。カモノハシが、自分の位置するところが中途半端で気持ちが悪いから、もうちょっと鳥っぽくなろうなんて思わないでしょう?でもね、人間は、自分たちが作った分類システムを知っているわけ。そもそも、そのシステムこそが文化とか社会のバックグラウンドなんだから……。人は、社会から押し付けられたシステムによって自分自身だけではなく、周囲の人々を拘束しているのかも……。
KAKAPO

S&Mシリーズの文庫には、森博嗣先生のイラスト入り栞が挟まれていて嬉しいですよね。ブックオフで買ったリユース品にもかかわらず、意外と残っていて、売ってしまう人は、拘りがないんですね、きっと……。

11/23 17:42
KAKAPO

それでは、いよいよ、『有限と微小のパン』に行きます。既に、人工知能的なアルゴリズムが採用されているというRPGという話が出てきている。1998年に刊行された作品です。

11/24 07:58
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あここ
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ネタバレ笑わない数学者 並に好き でもなんで紀世都にそんな執着したの?美しい人間だったから? なんで紀世都警察に行って匿ってもらったり逃げなかったの? 最後犀川先生、東山動物園になんの用事あったの? このシリーズはやはり、謎がちょいちょい残ってスッキリしない… そしてやはり最初に2人、中盤で1人死ぬ…
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登山
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まあおもろいけど700pもかけてやることか? S&Mだから面白い作品なんじゃないかと思う。読者としての自分の汲み取りも途中からめんどくさくなってしまい中途半端で良くないなー
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あくびさん
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大御坊さんが良き
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ぽーたま
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ネタバレ動機が変態だからみたいな理由だった けど流れなどは面白い
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コリ
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ネタバレ死体があったので首を切った犯人寺林はシリーズ通しても逸脱性が高く異常な側面が印象的な人物。その寺林も正常な思考を持ち自然に社会に溶け込んできた。「数奇にして」の「数」は「運命」を指すのに対し英題のnumericalは単に「数字」を指す。しかし、萌絵が『人間を数える一人という単位の定義について』考える様子が度々描写されるなど0、1といった数字自体が大きな意味を持つので面白い。◾️模型は単に形を複製するのではなく、製作過程を模するものという主張からは封印再度、1の個人を名前から考える姿勢は幻惑を思い出させる。
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ポリリズム
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ネタバレ模型交換会会場とM工業大の研究室で起きた事件が舞台。今回は普通の人間の思考パターンでは理解できない犯行だったので、結果的には犯人の異常性と趣味嗜好が際立つ回だった。考えても分からないところも多々あったけど、そこはいつも通りさらっと飛ばす。相変わらず萌絵は事件に巻き込まれに行き、犀川が助けに行くといういつものパターン。700P超えだけど内容は軽く読みやすい感じ。
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とさ
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ネタバレ久々の本当に理解できない系犯人… でも作っている瞬間が、とかゼロがイチになるときが、とかそういうのを素敵だと思うのはわかるかも 最後の筒井先生のくだりがわからない…
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世田
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「模型が模するのは、形ではない。ものを作り出す精神と行為だ。人が生産する意欲と労力を模するのだ」 (p513)
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行
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ネタバレ最初に起きる事象が奇抜なのと、大学の描写が多いのでシリーズ中でも好きなタイトル。 解明のシーンで犀川先生が、時間がないから想像しかできないことは省略すると言ってたのがこのシリーズらしい。
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ひ
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ネタバレ★★☆☆☆ S&Mシリーズ9作目。クライマックスまでは少し話が冗長な気がした。寺林は最初から怪しかったけれど、明日香を殺した犯人は意外だった。寺林のマンションで萌絵が襲われるシーンは不気味でゾクゾクした。S&Mシリーズも残り1作だ〜
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うに
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ネタバレ変人祭な印象。国枝先生が普通に見える。でも異常の定義は容易ではない。本作はボリュームはあるけど事件が分かりやすく読みやすかった。ただ忙しくて読む時間がなく、読んでは寝落ちしてしまい、2週間くらいかかってしまった。一気読みできたらもっと面白かった気がするのでいつかまた忘れた頃に再読したい。大御坊さんが可愛かった。最後はどういうこと?共犯だったのか?
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ナルピーチ
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S&Mシリーズ第9弾。M工業大で女子大学院生の死体が発見された。容疑者として浮上した寺林高司だったが模型交換会場で昏倒した姿で発見される。その傍には首を切断された女性の死体が横たわっていた…。単純そうに見えるが割と複雑な構図。 犯行に及んだ動機に謎を残しつつ、決定打が打ち出せない。事件とは裏腹に今作では脇役達がとても面白味があった。 クールな国枝女史もいつにも増して熱血。そして今作で一番 の強烈キャラだろう大御坊氏。もっと早くに出て欲しかった。シリーズも次作で完結。どんな終着を迎えるのかとても楽しみです!
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涼
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http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2024/09/post-726ee6.html これも20年ぶりの再読です。やはり同じような感想を持ちました。犯人が許せません。 そして、金子君がいいですね。
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まっくろ
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朝一人で起きられない人は、早く結婚しなくちゃ駄目っていう、神様のマークなのよ。まったく、社会の迷惑なんだから
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aaboo
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またもや萌絵が危険な目に会い、死にそうになる。この展開は定番?
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かが
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私たちのS&Mが帰ってきた。 もちろん7.8巻も最高に面白いのですが…
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かわ
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9巻
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sak
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シリーズ九作目。 模型イベント会場で、女性モデルが殺された。しかも、首のない状態で。同じ頃、会場近くの大学で女子学生が扼殺。ふたつの事件は共に密室で起きており、犯行が可能だったのはただひとり。彼は本当に犯人なのか? なんか今回、犀川先生が異様に可愛かった🥴 ぽやっとしていて、素っ頓狂で、でも思考は鋭い。より魅力的に見えたんだけど、なんでなん? そして相変わらず萌絵は危険な行動ばかりとる。ヒヤヒヤしっぱなしだった😰 シリーズもあと一作を残すのみ。楽しみなような、読んでしまうのが惜しいような。
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nao.
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S&Mシリーズ9作目。ほぼ同時刻で行われた密室殺人。どちらの部屋の鍵も持つ人物、だが彼も襲われていて…。今作は笑いどころ満載。トリックは複雑ではないがコミカルな会話も読み応えあり。犯人は当たった!と思ったけれどもうひとひねりあった。最後の伏線回収は予想外。シリーズ最高傑作(暫定)は8作目と迷うところ。
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