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さよなら渓谷

感想・レビュー
878

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まひはる
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DVDで映画を見て読了。
0255文字
Nijiko
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難しい、哀しい、問題
0255文字
sashawakakasu
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読んでて苦しいんだよなぁ、嫌なことを思い出す
0255文字
かの
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ネタバレかつてレイプ事件を起こした加害者男性とその被害者女性が時を越えて一緒に暮らす理由とは。お互いの前でしか、被害者として素直に嘆いたり、自らが犯した罪を罰せられたりできず、もはや愛である。加害者男性側はそこそこ幸せに暮らせそうなのに、女性側が恋人から嫌厭されたり実害を受けている。男は他の女へのレイプの話を聞きたがるくせに、自分の女がレイプされたことを受容できない。古くからある男のプライドでしょうか。昨今は男性の価値観が変わってきたので、今後は違った見方が出てくることでしょう。
かの

締めが渋いですね。「もしあの時に戻れたら、それでも彼女に出会うために事件を起こすのか」。質問した側も加害者にも、人間が根底に持つ悪意が伺えます。

02/02 20:32
0255文字
ふーこ
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初めての吉田さん。 引き込まれて一気読み。 被害者と加害者の歩む人生、それぞれの思い、深かったです。 里美さんのことも気になりました。
0255文字
チタカアオイ
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【図書館】
0255文字
jyasu jyasu
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とても面白かった!ラストの展開も素晴らしい! 集団強姦の被害者と犯人達の人生は興味深いものでした。 筆者の作品をまた読もうかと。
0255文字
cagou
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初めての吉田修一作品。読了後、映画を観たかったな、と後悔してしまった。取り扱ってる内容は若気の至りでした、スイマセンということでは済まされない、その後を描いている。場面、場面の映像が浮かん来て不思議な感覚で一気に読んでしまった。茹だるような夏の出来事で、登場人物のシャツに滲む汗だったり、額に浮き出る汗だったり、首すじを流れる汗が、語らぬ情景や感情も含んでいるかのように感じた。隠したい過去、隠せれない過去、暴かれる過去、暴きたい過去や思い出したく無い過去が、渓谷が洗い流してくれたら良かったのに。
0255文字
アンパン
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ネタバレ レイプした男と暮らす女性と男性。取材する記者は幼少期に母が男達に抱えられるのを目撃したがそれで一生を台無しにされる弱い人間じゃない、お前はどっち側の人間だと問い詰められるかのようにラグビーを始めたのか。「詩織も逃げられなくなった女なのだと思う。俺のような男から。自分が選んだ生活から一歩も出ていけなくなった女なのだと」。留置所からの釈放後の静かな空気感が文章から感じられた。「姿を消せば許すことになる、一緒にいれば幸せになってしまう、さよならと書き残した言葉が胸にのしかかる」。答えが書かれない終わりも良い。
0255文字
taiko
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ネタバレ幼児殺人事件の取材をしていた雑誌記者は、その隣家に住む夫婦に妙な違和感を感じていた。…著者の作品は初読み。原作映画は何度となく見ていたので、なるほどこういう作風かと納得しました。なんとも重いテーマ。幸せになるために一緒にいるのでは無い2人の本当の心は違うもので、そこには15年の月日と、2人が紡いできた時間もあったと思う。そこにたどり着くまでに、読者は色々なものを見せられ、近い理解に至る。著者の筆の素晴らしさでしょう。うだるような暑さを描いているのもあって、汗の描写がとても多く、それが少し気持ち悪かった。
0255文字
Y’s style
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⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️😊 深い。 深く静かに流れる。
0255文字
ひーちゃん
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引き込まれる。ストーリーがどうとかではなくて、行間もまた感情の交錯が各々行き交っている。久しぶりの吉田さんでしたが、やっぱりいいですね。
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kmkrc
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紙一重だった10代の自分たち。いろんな方法で暑さ描写してる。婚約者が新たな被害者になっております
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aki
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読了
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さき
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読んでいてどんどん苦しくなった。自分だったら、不幸になるために選んだ先で、幸せになってしまう道を選んでしまいそう。それは結局夏実の経験を想像するしかないからで、憎むべき相手に救われつつあるという矛盾した状況がどれほどのものなのか。バッドエンドとも言い難いラスト。
0255文字
ムーちゃん
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物語に引き込まれて、イッキ読みでした。 重い内容でいろいろ考えさせられました。結局、里美の事件はどうなったのか気になります。
ミカママ

映画もイイですよ!

01/16 11:58
0255文字
修吉
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ネタバレ吉田修一らしい小説。出版順だと悪人と怒りの間に位置する、両作品が好きな読者は絶対にハマります。そして、皆さん異口同音するように、感想かけない…重いテーマだし、読後に想いや気持ちが溢れ出る物語ではない。純文学的な内容なんだろうか?色々 物語は動きます、脳内でも登場人物が動きます。恋愛には色んなカタチがある、これもある意味ピュアな恋愛小説、と言ってしまえば簡単ですが…あ、それでいいかも(笑)悪人のような主題に怒りのようなモヤモヤストーリー、吉田修一らしい小説です。★★★★☆
0255文字
ひろ
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このオチは読んでいなかった。欲望は人生を狂わす。
0255文字
pero
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ネタバレいやまさか二人が、、と驚いた。レイプの話は嫌だけれど(内容知らずに読み始め)事件の乱暴な面だけに留まらず、犯行側の罪の意識?に救われた。二人で幸せになってもいいのにとまで思ったが、、
0255文字
Matoka
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なんだか黒いモヤモヤの残る読後感だった。俊介は学生時代に野球部の寮で集団レイプ事件をおこした。物語は加害者側の俊介と被害者女性Aのその後の物語。なんとかして償いたいという俊介の思いや行為はとても身勝手に見え、読んでいても苦い気持ちになる。ただ、ネットで色々な情報が長期間残り誰でも簡単にアクセスできる今、事件の当事者(加害者も被害者も)はいつまでもその呪縛からとかれることなく幸せになれない姿は重く悲しい。読後、色々な意見や異なる感想が出そう、という意味で良い本なのかも。
0255文字
愛奈マナ
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読み終えたあとも出口が見えない、重いテーマの話だった。「幸せにならないため、不幸になるために一緒にいる」っていうのはつらすぎる。風がなくて汗だくの、蒸し暑い夏の描写が、そこにとどまって動けない人たちの心をよく表していて巧いなと思いました。
0255文字
コロ助☆
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「一緒に不幸になるって約束したんです。そう約束したから、一緒にいられたんです」 一見、普通の夫婦に見える男女の忌まわしい過去。二人が一緒に居る事は傍目からは異常に思えるけれど...。「姿を消せば、許したことになる。一緒にいれば、幸せになってしまう」 当事者でないと理解出来ない葛藤、苦しみ、とても切ない。尾崎のした事は決して許される事ではないけれど、幸せのカタチって色々あるんだと思えた
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yoko**
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【備忘録】DVD観賞後に再読予定。
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すだち
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ネタバレ重くて切ない。性犯罪の加害者は法の裁きを受ければ終わり。被害者にはどこまでもつきまとう中傷。夏美の心中を知るほどに苦しい。夏美が出会う男たち、俊介の上司も女性蔑視に満ちている。知られることを恐れて生きるより、知っている相手と不幸になることを選ぶ。事件がなかったら、二人は出会うことも愛し合うこともなかったのだろう。幸せになっても良かったのに。渓谷の情景が悲しさを引き立てる。
hon

ページ数少ないのにとてつもなく重いですよね。許されてしまう男、許されない女。世間って何なんでしょうね。ホント考えさせられます。

04/07 17:30
すだち

世間はことごとく冷たかったですね。余韻がじゅわんと来ています。

04/07 20:29
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0255文字
雨晒しのqb
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女の赦しって、男の永遠の妄想っていうか、AVの世界だな。と思う
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まきろい
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ネタバレ一緒に不幸になるために、許さないため、許されないために共に暮らす男女。終始辛い話が続くのに読まされる読まされる。さらにラストがまた切ない・・。いわゆる黒系なんでしょうが、とても良かった。
konoha

まきろいさん、良かったです☺️映画を先に観たので、原作はいいかなと思ってたのですが、吉田さんの上手さが発揮されてますね!

03/29 22:16
まきろい

konohaさま、いい作品紹介ありがとうございます!黒系ではコレがベストだと思いました。

03/29 22:27
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しっぷし
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寂しい話 幸せになることを許されない 許すこと、許さないこと、愛していること愛してはいけないこと
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konoha
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冒頭から「吉田さん上手いなぁ」と驚いたのは、路に続き2作目。過去の重い事件、その加害者と被害者という奇妙な男女の関係を落ち着いた筆致で書き、物語の世界に引き込まれます。語りの変化も鮮やか。映画も静けさや湿度があり、素晴らしかったですが、小説では、言葉でしか表現できない情報や風景、登場人物の繊細な心の動きが感じられました。真木よう子さんの主題歌がぴったりで、最後の方は脳内に流れていました。ラストも好きです。長さも程よく、後味が悪くないので、初読にもおすすめ。吉田さんの力量を感じる、いぶし銀のような名作です。
hon

愛なき世界は芸術的な「公私混同」に吹いた記憶。

02/08 18:58
konoha

盛り込んできましたね笑。ほんさんといえば、しをんさん。最後の息子も、超好きなのに、1票も入らなかったなぁ。

02/08 19:06
15件のコメントを全て見る
0255文字
dra-wrappin
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映像の存在を全く知らずに読了した。女性を犯す男性は心外だが、その男性と同居する被害者…難しいテーマである。やはり育ちに何か抱えているのかと思わざるを得ないが…
0255文字
nyangle
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子供を殺した母親の話? と思ったらそうではなくて、女性をレイプした男性の話でした。そんな男性が救われたりしたら興ざめだろうなぁと思いつつ、この物語はどこへ行き着くのかと気になってくる。後半、「え、そうなの?」と軽く驚かされたあと、ますます、行き着く先が分からなくなる。結局のところ、「そのまま幸せになったらいいじゃない」とボクは思うのだけど、そうはいかないみたいです。しょぼ~ん。
0255文字
ヒロミ
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被害者なのに幸せになれないのは酷い
0255文字
ねも
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被害者と加害者のその後の人生は、どちらも不幸になってしまう。どちらもその事件に囚われ、理解してもらえない葛藤を抱えつつ生活している。唯一のお互いの理解者は被害者と加害者とは切ないけれど。
0255文字
そのとき
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衝いてくるなぁ、毎度読まされます。本来ならあり得ない、そこにしか安らぎを見つけられなかった。人の弱さと弱さ、痛みと痛み、怒りと悲しみが重なって、なぜだろう愛のような慰めのような安息のような感情が生まれて育っていくことも、そうだなぁあるのかもしれないなぁと思わせる。人は一筋縄ではいかないな。
0255文字
blue_elephant
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吉田修一氏の作品は「悪人」「怒り」「国宝」「犯罪小説集」と、どちらかといえば偏って選び読んでいますが、この作品『さよなら渓谷』も然りで愚鈍な人間を描くのが巧すぎる。主人公を取り巻く、私のような愚鈍な者があまりにも普通に生き暮らしているので、そういう観念が当たり前のように思えてくるから怖い。怖いね、本当に。人間の愚かで醜い部分をほんの僅か照らすと、愚かで醜いものの影に、人間のピュアな部分が隠されてしまうし、人間が信じる真実は弱いものだから、いつも蹂躙される。終わりは始まりのようなラストが心に触れました。
0255文字
どり
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性加害者を庇う余地はないと思う。ただ、彼らが何を考える可能性があるのか提示されていてよかった。
0255文字
Nori
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読んでて苦しくなる小説だった。「姿を消せば、許したことになる。一緒にいれば、幸せになってしまう。」この言葉が二人の歪で哀しい関係性を物語ってしまう。二人で幸せになれなくてもいいし、許さなくてもいい、それでも彼女を見つけ出して二人一緒にいてほしいと願ってしまう。ラストの渡辺の問いかけへの答えはきっと読み手によって変わるんじゃないかと思う。僕は後者を選んでしまうんじゃないかなと思ってしまう。それが今のような関係だったとしても。
0255文字
Mi.su
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「幸せになってしまいそうだった。だから一緒に居られない。」なんて悲しい言葉。立場は真逆なのに、二人はお互いにとっての唯一の理解者だった。これまで無理しながら、バレないかとビクビクしながら、忘れた事にして、割り切ったそぶりで重荷を背負って生きてきたんだろう。悲しすぎる話だった。
0255文字
ケイト
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ネタバレこういうラストなのかと驚く。現実には起こり得ないであろうこと…なんだろうけど、二人の関係性が切ない。
0255文字
みず
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過去にレイプされた女と過去にレイプした男が一緒に生活する。犯された側は被害者であるのに女であるが故に世間から許されず、犯した側は男だからなんとなく許されている。性犯罪被害者である事で様々な裏切りにあい、絶望のなかで辿り着いたのは自分を汚した男だった。一緒に不幸になることを約束して始まった生活。現実的には考えにくいが、この物語を読むと、そんな関係でも本当の意味で全てを受け入れてくれる人がその人なら、一緒に幸せになったっていいのかもしれないと思う。
0255文字
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さよなら渓谷評価67感想・レビュー878