形式:文庫
出版社:東京創元社
マテリアル「独裁者のたいはんは望まれて出現したこと、それをささえたのは制度ではなく個人にたいする政治的忠誠心であることを彼は知っていた」「民主主義とは対等の友人をつくる思想であって、主従をつくる思想ではない」「私はじつのところこわい。生命がおしい。だが、ひとたび公僕となった以上、ささやかな義務をはたさないわけにはいかない」
「民主主義とは対等の友人をつくる思想であって、主従をつくる思想ではないからだ」という言葉には涙が溢れました。こういう気高い人がいる一方で、ハイネセンには自分の保身に走り、身勝手な行動を取る奴が…「ジョアン・レベロの不幸は、最悪の時機に元首になったことにはなく、元首に なったことそれじたいにある」という後世の評価が書かれていますが、もう少しマシな時期だったら、違った結果になったかもしれない訳で(続く
ロックウェルはロックウェルは、余計なことをしたうえに、余計なことを口にしたので… まあ、無能に相応しい最期でした。ついに自由惑星同盟が消滅。ラインハルトとヤンの直接対決が迫る中 「ロイエンタール元帥に不穏の気配あり」なんていうのも出てきます。 その他、小さなエピソードですが、〝沈黙提督”アイゼナッハがコーヒーカップを落として、 「しまった」と口にしたのを聞いたミッターマイヤーとルッツが「あいつは口がきけたのか」と 語り合ったというのが好きです。
とーちゃん様、garakuta様、yoshi様>感想にナイスをつけていただきありがとうございます。
魚京童!様>感想にナイスをつけていただきありがとうございます。
ひつじ綿子さん、はじめまして。そうなんですよね、それで史実っぽく壮大感が出るんですけど、「良し悪し」って、そのお気持ち分かります分かります。
この機能をご利用になるには会員登録(無料)のうえ、ログインする必要があります。
会員登録すると読んだ本の管理や、感想・レビューの投稿などが行なえます