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幻惑の死と使途 (講談社文庫 も 28-7)

感想・レビュー
1737

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推理
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朗読版150%速。
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cassiaconfeito
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ネタバレ犀川先生の言葉がとても良かったです。バリアを張っていくことで成長するお話、自分の名前の概念を変えるために生きているというお話、など。特に前者は自分にも思い当たるものがあるため、少し救われた思いがしました。また犀川先生と萌絵、それぞれの思考の過程とその違いを垣間見ることができたのも面白かったです。 謎解きの最後、殺されたのは有里匠幻ではない、という解釈が提示された時はゾクっとしました。偶数章の次作も楽しみです。 途中、萌絵が犀川先生の新車を廃車にする結末にならないか心配していましたが、無事で安心しました。
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イナ
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★★☆☆☆
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アマニョッキ
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ネタバレシリーズ6作目。もう一気にいくしかないという強い気持ちだけが頼り。登場人物一覧ない、偶数章ない、これもマジシャンが消したのですか?などというしょうもない話は置いといて、今回は『名前』がテーマ。言葉を知るためには全てのものに名前があることに気づくことから始まる。人間だけが『名詞』という概念を持つ。人はなんのために生きるのか。名前に与えられる名誉を守るために生き、名前を汚すものがあれば殺す。原沼さんと有里匠幻さん双子かと思ってたけどある種双子より濃い関係だった…『原沼利裕』げんしょうりゆう…
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vinlandmbit
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図書館本。シリーズ6作品目も読了。タイトルにもある幻惑が徹底したテーマだったと感じました。時系列が同じタイミングの次巻のことや、本書で久々に名前が出てきた某重要人物の今後の動向を楽しみにしつつシリーズ読み進めます。
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シナモン先生
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中々可愛げがあり簡潔的な巻だった 犀川先生が中盤呼び出されて防御機能の仕組みについて話してくれるところ、妙に涙が出そうで不思議であった 毎度変なところで涙が出そうになるのはなんなんだろう 全ての存在というものについて解説をしてくれるからかもしれませんね
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いちのせ
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ネタバレ萌絵が事件に首を突っ込もうとするのを「僕のマンションで二人で食事をしようか」というのを餌に引き止めたり、「試験のあとすぐに僕の顔を見にこなかったのは少しおかしいね」と平然と言ったり、相変わらず自分が好かれてることをまったく疑わない犀川先生。フェードアウトして次章に進む度、二人の会話を余すところなく読ませてほしくてのたうち回る。 深夜3時半まで何話してたの!?金魚すくいの話をしたあと、どうやって盆踊りの約束したんですか!?
いちのせ

犀川先生は放っておいたら真賀田四季に攫われて人間やめてしまいそうだけど、犀川先生が人でいるための枷が萌絵の存在なんだろうなと思ってます。

03/10 11:11
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BaeJinsol
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8.5 犀川先生が好きすぎるのでどうしても評価が甘くなってしまう。トリックはいつも通りほどほどに面白い。もう推理小説というよりかは主人公二人の変化を楽しむものだと思う。特に今回は人間の生きる意味と名前、期待はずれに期待するなど二人の考え方そのものがとても魅力的で読んでいて楽しかったし自分の考えを更新することができた。
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ふじま
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動機はどうでもいい的なスタンスを貫くシリーズかと思っていたけど今回は動機の考察があっておや?と。犀川先生に少し人間味が出てきたような。相変わらずモエを好きになれないのが残念。
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ベッシー
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シリーズ6冊目の長編。イリュージョン・ミステリ。11枚のとらんぷほどではないが、読者すらも騙す。消失マジックの再出現時に死体で発見され、さらに葬儀の出棺時に遺体がまた消失する。いい意味で人を騙すミスディレクションを駆使される。解説が引田天功。
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R0201krr
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ネタバレシリーズ6作目。最後の解説って結構苦手なんだけど引田天功さんの解説は面白かった。犯人は当たったけど、難しく考えさせられ過ぎていたんだなあと。最後の犀川先生の仮説で全てがしっくりくるというか世界がひっくり返ってとてもびっくりした。でもさすがに警察の萌絵のファンクラブはなんか嫌だな…。
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kera1019
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今作もきっちり裏切られました… 手品を扱っている作品なのでトリック自体はビミョーでしたがラストの裏切りはさすがでした。
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Autumn
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箱からの脱出、死体の消失などマジックを織り交ぜた犯行の手口のネタバラシに留まらず、さらにもう一段階ドンデン返しを用意しているのが、さすが森博嗣の小説といった感じ。笑わない数学者に似た読後感がある。トリックそのものよりも、犯人自体が魅力的なのが良い。
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タルト
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ネタバレS&Mシリーズ6作目。『笑わない数学者』についで好き!萌絵ちゃんの推理で事実が明らかになるが、犀川先生の解釈によって事実は変わらないのに話がひっくり返されたようになって、まさにイリュージョンのようだった。ということは加部谷恵美が最初に見たのは…?/「不思議」(p. 286)「名前」(p. 486,510)など犀川先生の思考は相変わらず凄いが、洋子ちゃんと萌絵ちゃんの会話(p. 351)も今のSNSの世界を予見しているようで鋭い。1997年に出た本とは思えない!/7作目と対になるらしい、何か伏線あったかな?
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ポコ
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★4 安定のM&Sシリーズ、2人の関係が微笑ましくて好き。マジシャンとしての矜持、、、あるかもしれないね。
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おーちゃん
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萌絵の推理の上をいく犀川先生。それでぐっと面白さが増しました。 破滅的な犀川先生を救いたい萌絵、これから2人の関係はどうなっていくのかな。 杜萌の行方も気になる。
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もじじ
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マジックとミステリーの掛け合わせ面白かった。犀川先生のキャラが一歩深掘りされたのも良かった。登場人物の「トリックを創造することがマジシャンの本来の仕事」というセリフ。ということは、森さんもマジシャンだねー。そしてやっぱりタイトルが秀逸。
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紗英
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ネタバレ(購入)脱出マジック中のマジシャン殺人、葬儀中の遺体消失と派手めな事件で読んでいておもしろかった。奇数章しかない理由、杜萌に起きた事件の内容は最後まで明かされなかったが、何だったんだろう。巻頭の人物紹介がないことにも関わるのか。
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タイキック
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「誰でも、自分に足りないところ、弱いところを、カバーしようとする。そうやって、何重にもバリアを張っていくのさ。その繰り返しで、大人になって、成長して・・・・・・」 シリーズのなかでもかなり好きだった。 ようやく犀川先生と萌絵の思考の仕方というか内面が理解できるようになってきた。
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けいこ・W
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犀川教授の思考の描写が現実味を感じて心地よくて気持ちが落ち着いた。ミスディレクションにうんざりするのが現実で、魅了されるのがマジックなのかな。引田天功さんのあとがきはとても温かい気持ちになった。ところで杜萌ちゃんは?気になって先のページをパラパラしたけど見つからず読み終えてしまった。奇数章には載ってないのね。すごいしかけ。「森博嗣!」と叫びたくなる。
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よう
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森博嗣先生の読むマジックショー。ミステリでありながらイリュージョンマジックというエンタメ性も側面にもつ。『犀川創平という人物の本質』、萌絵の仮説(いや願望か)は面白いなと思った。犀川創平の中心人格を変化させた原因は、萌絵との日頃の『無駄』とも思える行動の積み重ねであるとも感じ取れる。本書の面白さもさることながら、解説の引田天功のイリュージョ二ストならではの視点の解説も楽しめ、本を閉じ表紙を見た時の、木箱とタコ足の意味もわかった。
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ぽてと
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ネタバレこれはおもしろかった。名前のために人を殺すという意味が最後にしっくりきた。 萌の推理だけだと不完全燃焼だったと思うけど、犀川の逆だったのでは?というところから一気にもやが晴れるような爽快感があった。 引田天功さんのあとがきも良い。
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miau
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少しずつ読み続けているこのシリーズ。今回はマジックが題材のミステリ。どうやら次回作も関連しているようなのであんまり他の感想読まずにおこう。
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アヒノ
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S&Mシリーズ6作目。目次を見たらなぜか奇数章(1章3章5章...)のみ記載されており???となるが、次作の「夏のレプリカ」が偶数章となり、同時期に起きた別々の事件を2冊に分けて構成している。この設計が斬新!!すごい! 本作はマジシャン有里匠幻殺人について。犯人の動機や引き際は残る者に想像させ魅せる、まさにイリュージョンだった。ラストのバケツ火消しや名を叫ぶ犀川先生に普段感じにくい人間味が出ていたのも印象的。さて、偶数章では何が起きているのか気になるので次に進もう。
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hydestar
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ネタバレシリーズ6作目。まず、最初の登場人物一覧が無いのに気が付く。奇数章しか無いのに驚く。これはワクワクが止まらない。そして犀川と萌絵、この二人が「本当に面白い」と感じるのはこの本で再確認出来る。真正面に投げない会話のキャッチボール、その一つ。会話の終盤、「西之園君、デスクを蹴っても良いよ」。気に入りました。
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ぽきゅぴん
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再読。天才マジシャン有里匠幻の事件。萌絵がずいぶんと積極的になったなぁ。
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tomo
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今回もとても面白かったし引田天功さんのも良い。蓑沢杜萌さんが気になるね。早く「夏のレプリカ」を読まねば。
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もえぞう
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数十年ぶりの再読です。内容はすっかり忘れていたので、新鮮な気持ちで読めました。萌絵の我儘っぷりは相変わらず。萌絵は段々と我儘になっている感じがします。今作も会話が良いなと思った箇所があり、読んで良かったです。
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KAKAPO
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8年ぐらい前に読んだ『幻惑の死と使途』を『夏のレプリカ』と交互に読んでみました。初めて読んだ時の記憶がほとんど無かったのと、ヒントになりそうなことを逃さないように丁寧に読んだので、登場人物たちの描写や会話から各々の拘りや関係を推測して楽しむことも出来ました。マジックの仕掛けについては、萌絵や刑事たちと一緒に考えることも出来ました。また人が名前(アイデンティティー)を守るために命すらかける、という話については、自分だったらと考えました。『幻惑…』と『夏の…』を読む機会があったら是非交互に読んでみてください。
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和邇
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ものすごく、つまらない。と感じてしまったのは私の感性が悪いのだろう。 頑張って読み進めたが、最後の最後のトリック解説でつまらなさが限界で辞めた。 この作者の文体やタイトルやその他色々がわたしにはとても不愉快なのだろう。 これだけ広く高く評価されているので、きっと面白い小説なんでしょう。
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Eiichi Hara
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ネタバレマジシャンが絡むミステリー。冒頭に登場した萌絵ちゃんの同級生はどこに消えてしまったんだ?それこそマジカルではないか。「コンピューター」ではなく「コンピュータ」。「ドクター」ではなく「ドクタ」。徹底的に音引きを嫌う森センセイが、機械を操作する棒状の把手を「レバー」と表記。そこは「レバ」じゃないんだ。と、こんなどうでもいいことが目につくのは、犯罪のトリックがそっくりさんという結末に拍子抜けしたせいかも。
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あここ
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ネタバレこの作者トータル3人死ぬの多いよなぁ… 1巻から読んでるけど 最初1人か2人 中盤で1人… とか思いながら読んでる 夏のレプリカで逆のくだり出てきて理解したときはおぉー!ってなった
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えざき
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ネタバレ(感想らしい感想は書かない) 原沼さんが出てきた時に原沼……げんしょう……しょうげん……匠幻!? ってとんちき推理をかました。 バケツに水を汲む犀川先生のこと、好きだなと思った。
Eiichi Hara

スルドい!

11/07 13:33
0255文字
こめ
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ネタバレ「私は、必ずや脱出する。それが、私の名前だからだ」 名前のための殺人。 私たちが動機を理解しようとして、何になる? すべての脱出をマジックのいち観客として驚きながら読むことができて楽しめた。
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コリ
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ネタバレ脱出ショーの最中に殺された奇術師有里匠幻の遺体が葬儀場から消失する。匠幻の脱出ショー及び事件のトリックは舞台に立つ被害者と二人で一つの有里匠幻を成したトリック作家によった。名前の重要性は、森博嗣作品で度々語られる主張の一つである。『彼には、有里匠幻という名前がすべてだったのです。有里匠幻がビッグになれば、それが彼の欲望を満足させました。これは異常な心理ではない。(略)自分の肉体や人格に栄誉が欲しいのではない。自分の名前に与えられる栄誉が、彼らの人生の糧なのです。』
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ひが
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550ページに上る大ボリュームだったが、事務バイトの暇時間を使って4時間で一気読み。屈指の奇術師である有里匠幻は身体を縛られ、箱へと納められ、水中へと沈み、その上爆破するという衝撃のストーリーからの帰還を果たす。その胸に深々とナイフを突き刺されて。 数日後、霊柩車によって出棺となると 「私は、必ずや脱出する。それが、私の名前だからだ」 彼は宣言通り棺という密室から消え去り、世間から神格化されていく。
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貘谷雅
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第1章の次の頁が第3章になってるのを見た瞬間、15年以上前、最初に読んだときのことを鮮明に思い出した。そう、あのとき、本作が奇数章のみで次の『夏のレプリカ』が偶数章のみだと先に知っていた当時の自分は、各章交互に読んだ結果見事にこんがらっがったのだ。今回初めてちゃんと読んで、確かにこれはイリュージョン。ミスディレクションが最後まで仕掛けられてるなと感心。次も楽しみ。
0255文字
沙織
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脱出マジックの途中でマジシャンが殺された。犯人はどこに消えた?特殊な舞台と特殊な登場人物。あらゆるものが目くらましになってすっかり騙されました。インターネットが普及してブログが少しずつメジャになってきた時代。「もう情報が多すぎて結局は役に立たなくなるんじゃないかしら」「みんなが独り言や日記を公開したら聴き手がいなくなる」 萌絵と洋子の会話。1997年初版。森先生、今のような時代が来ることを分かってましたか?
0255文字
行
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何度目かの読み返し このシリーズはトリックの解明が仰々しくなくて洒落てると思う。終わり方が好き。
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奈子累
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評価★★★☆☆
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幻惑の死と使途 (講談社文庫 も 28-7)評価58感想・レビュー1737