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死神の精度 (文春文庫 い 70-1)

感想・レビュー
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アン
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調査対象者の生死を「可」「見送り」で判定する死神、と聞くと厳格で怖いイメージだが、音楽をこよなく愛する死神が、対象者と1週間交流したのち主観で判定を下す(たいていは「可」)というなんともゆるい話。「いい大人が口にするのには、度胸が」「悪い大人ならいいというわけか」人間の比喩表現に疎く、ずれた受け答えをしてしまう千葉が可愛かった。
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夢キチ
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再々読で、久しぶりに千葉に会って楽しかった〜。
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ダイク
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8/10  音楽好きな死神が、1週間対象の人間と交流してその人間が死ぬのを「可」か「見送り」の判定をする。  学生の頃に読んで以来再読。好きだった印象があったが、20年経ってもやっぱり面白い。  連作短編形式なので読みやすいのもいい。
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miffy
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死神が人間の言葉を勘違いし、変な人だと思われるところはくすっと笑える。 短編だけど繋がりがあるところも良かった。
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らすかる
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最近になって読み始めた伊坂さん。古い作品も良いですね!死神がめちゃくちゃ淡々としてるのに物語はすごくあたたかい。特に「死神対老女」はラストで素敵な驚きが✨✨死神と人間の会話も面白い。死ぬ人の前に現れる死神のはなしなのに何故か優しい。不思議な魅力に包まれた作品でした。
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テテテムソン
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短編集と見せかけた長編ですね。こういう作品は大好物です。小粒だけど中身の濃い話があって、最後の一話でさらにまとめてくる。大好きです。 死ぬまで、その人が幸せかどうかはわからない、言葉があってるかはわならないけど、そういう趣旨の言葉に刺さりました。
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はる
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ネタバレ中学生以来の再読。仕事に時はいつも雨、音楽を愛する死神。人の死を判定する私たち人間からしたら真面目にやってもらわないと困るよ、という仕事を真面目なのかどうなのか分からない独特なスタンスで取り組む死神。何だかかわいらしく感じられるのが面白かった。千葉さんが晴れを知れて良かった🔆
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鍵ちゃん
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①CDショップに入りびたり②苗字が町や市の名前であり③受け答えが微妙にずれていて④素手で他人に触ろうとしない、そんな人物が身近に現れたら…死神かもしれません。1週間の調査ののち、対象者の死に可否の判断をくだし、翌8日目に死は実行される。そんな死神・千葉が出会う6編からなる短編集。殺人犯の心情を現した「旅路を死神亅がよかった。死神のキャラが少しずれている所がいいね。
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乃々
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死神の浮力より好きだった。特に好きなのは死神と藤田と恋愛で死神、死神対老女。死神の浮力から先に読んでしまったけどこっちも面白い。やっぱり千葉さんはずっとズレてる。そういうところが魅力的ではあるんだけど。千葉さんの言葉に可笑しく思いながらストーリーが進んでいくのが面白くて読むのが楽しい。なんか癖になって千葉さんと人間の会話をもっと見たくなる。
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imr
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ネタバレそれぞれの死ぬ間際の1週間を知ると何とも切なくなるけど、ジメジメはしない不思議な読後感。話のテンポが良くてスイスイ読めた。丁度アガサ・クリスティーの「そして誰も...」と「オリエント急行...」を最近読んだので、雪の回は推理しながら楽しく読めた。人間にはあまり興味はないけれど、ミュージックだけはこよなく愛する死神。唯一の『見送り』の回は、時が流れ花開く結末になっていたけど、やはりミュージックが好きな死神の、唯一若干の私情が入ったのかな、笑 続編があるようなので早く読みたいな。
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薫風
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長雨が続くと読みたくなる本No.1。ミュージックをこよなく愛する死神千葉さんを語り手とする、第三者視点の人間像を描いた一冊です。過剰労働、暴力、恋愛そして老い。様々な理由で死にゆく人々は、本人からすると精一杯の人生を歩んでいるようで、死を当然とする死神から見ると滑稽であったり。まさに深夜の雨のような、静かで寂しく、でもどこか優しい雰囲気が癖になります。
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のら
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軽快なテンポで進む短編集でした。 主人公の死神が淡々としながらもどこかコミカルだったので読みやすかったです。 様々な形で死や生き方について考えさせられる内容でした。「最善じゃないけど、最悪でもない」という恋愛と死神の最後の台詞が特に印象に残っています。死神に出会った方は皆んな、最終的にそんな生き方ができていたように思えます。ある意味、現代を生きる上で忘れてはいけない言葉のように感じました。
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読書家さん#dIfIQ7
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ネタバレ最初が見送りだったのでこの後も見送りになる流れなのかなと思ったら死神の軸はブレずに可を連発してたのが驚いた。 個人的に最後に晴れたのは老女が心の底から死を受け入れたのからだと思った。他の登場人物は口先だけの「死にたい」だったり「死んでもいいかな」で本当は死を望んでいないから、映画とかでも良くある雨の日に亡くなるという感じだったのかなと。でも、老女は身近に死があり、孫という客が来た翌日に雨が止んでいたのでそこで心の底から死を受け入れて旅立とうとするような思いが最後の晴れに繋がったのだと思いました。
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今野琢
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好きなものは音楽、嫌いなものは渋滞。彼が仕事をすると必ず雨が降る。 クールで真面目な死神・千葉は、人間の世界に溶け込み、七日間の調査で対象者の「死」に可否の判断を下す。 自分の運命を知らない人々と旅行をしたり、窮地に陥ったり。死神と人の奇妙なかけあいが癖になる。
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みき
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登場人物のテンポ良い会話が、私の感じる伊坂先生の魅力。主人公死神は人の姿をしているだけで、それこそ喜怒哀楽や五感に無縁のようだけれど、唯一ミュージックにぞっこんな部分はまるで猫にマタタビのようで微笑ましかった。死神の、人間に対する印象が新鮮で、確かに変な執着や傾向があるなぁと笑えた。短編で読みやすかった。
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レインツリーの国
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1、CDショップに入りびたり、 2、苗字が町や市の名前であり、 3、受け答えが微妙にずれていて、 4、素手で他人に触ろうとしない。 ――そんな人物が身近に現れたら、それは死神かもしれません。1週間の調査ののち、その人間の死に〈可〉の判断をくだせば、翌8日目には死が実行される。クールでどこか奇妙な死神・千葉が出会う6つの人生。 日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞した表題作ほか、「死神と藤田」「吹雪に死神」「恋愛で死神」「恋路を死神」「死神対老女」を収録。
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なごみ
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伊坂さんらしく面白かったです。クールだけど、故に残酷だけど、純粋?な死神が見届けるそれぞれの最後。なんだかほのかに温かさを感じる不思議。普段当たり前に思ってることが、人外から見ると疑問に思うこともあり、だからこそ気付かされることもあり。シリーズの他のも読みたい
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K K
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ネタバレ一話目を読んでこの後の話も情に流されて『見送り』が続くのかと思いきや、主人公の死神はあくまでも自身の判断基準に則って淡々と『可』か『見送り』かを判定しているところが良かった。人の死を扱う作品だけど読後感は良く、所々クスッとさせられる場面もあり、誰にでも薦められる作品。
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むらち
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ミュージック! 面白かった。仕事とはいえ結構面倒見の良い死神。
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佐倉
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すごく、面白かった……!!!!一編目はハマらなくて一年放置してた本だったけど、読み返して、死神で人間の死が絡むストーリーなのに不思議と暗い気持ちにはさせない、不思議な気持ちになった。特に恋愛で死神が好きだった。恋の眩しさに目を細めたくなるのに、あまりにも切ない展開の話。だから読み終えたときに嬉しくなった。忘れてないことが。ほんとによかったなー。しみじみしちゃう。久しぶりにこんなに楽しい読書体験をしました。
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komaJ
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The伊坂幸太郎ワールドだな。これまで何冊か読んできたけど、一番しっくりきて読めておもしろかった。クスッと笑わせる伊坂さん特有の書き方がストーリーを盛り上げてくれる。死をテーマにしてるけど、暗さはなく、読み終わったあとむしろ、清々しささえ感じる。6編の短編で、どれもサクッと読める。主人公死神の人間的な言葉や行動が理解できず、クールで淡々としてるけど、どこか対象に人間的に接してるのが魅力的だった。
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satuki/咲月
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ネタバレ学校の先生からおすすめされ読んだ。 七日間見はするものの結局ほとんど可にするのは死神らしいがちょいちょい人間らしかったり、会話がずれている場面があり面白かった。 最後はじめて晴れて死神が感動しているシーンで自分も晴天が容易に想像でき、感動して不覚にも泣いてしまった。
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Pipi⭐️ぴぴ@読書
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 死神の千葉はクールでドライだが、妙に人間臭さもあり好感が持てる。死を扱うのに、読了後はほっこり感がある。見事な伏線回収!「死神対老女」が一番好きだ。🐥🐥🐥
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おたき
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9年前にも読んだ本。 最後の2〜3編は読んだ記憶があった。 前に読んだ時の方がもっと面白かった印象があるなぁ… 1回読むと慣れちゃうのかも。 それでも、人間として普段気にしていないことを死神目線で気付かせてくれる、ユーモアあふれる感じがいい。
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Richard Thornburg
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感想:★★★★  6篇の短編からなる短編集です。  ミュージックが好きで、会話が成立してるようで微妙にズレている。  そんなどことなく憎めない悪魔が一週間の調査ののち、調査対象者の死に可否の判定をし、「可」と判定されれば調査対象者に死が訪れるという設定。  そんな調査を行う悪魔が出会う6人の人生なんだけど、どこか微妙にズレている調査対象者との会話や行動が面白くて引き込まれます。  どれも一辺通りのパターンではなく、調査対象者の行動や言動に合わせてアプローチを変えてくるところはさすがです。 
Richard Thornburg

本作内にとどまらず、著者の他作品に登場した人物ではあるまいか?と思える人物が登場したり、本作内の別の話に登場していた人物が登場したりと、楽しめるポイント満載です。  個人的にはラストの「死神対老女」がとても印象的でした。

03/05 19:55
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kenny
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今更ながら読んではみたが、やはり面白い。 短編集からなる作品ではあるがしっかりと繋がっておりラスト数ページで思わず声が出てしまった。 死神が主人公ではあるが底抜けにクールでかっこよく、とことん人間に興味がない しかし関わりながら学ぶものもある。という実に痛快に描いた寓話という感想。 音楽好きな自分ということもあるが、非常にロックな小説という印象を受けた。 大好きな一冊になった。
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白猫サミー
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ネタバレ6編。恥ずかしながら初めての伊坂作品。明るくて、楽しくて、哀しくて、シビレました。「藤田」と「旅路」が脳内劇場炸裂。「老女」で絡めてくるのもうわぁ~って感じ。何で最後に晴れたんだろう?勝手に推測してみた。コレは情報部のミスで、この案件はキャンセルになって、彼女は寿命を全うするという事でいいや。この1冊で伊坂ファンになりました。❮429❯
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いちごみるく
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"私から言わせれば、生き残ったこの三人にしたところで、遅かれ早かれいつかは死ぬのだから、大した違いはないように感じられた。人間というのはいつだって、自分が死ぬことを棚に上げている。"
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nacisey
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ネタバレ再読。ほぼ忘れているが、やはり面白い。 死という重いテーマであるが、千葉の飄々とした性格と相まって、それぞれの物語が淡々と進む。 冒頭で床屋の主人は「死ぬのが怖い」と千葉に言っている。 しかし、最後の床屋の老女は千葉のことを(死神のようなものと)見抜いている。彼女は身近な人の死を経験して自分の死を受け入れている、だから、千葉が現れても晴天になるのかな。それ以外の人々は皆、自分がすぐ死ぬとは思っていない。ただひたすらに今を自分らしく生きている。 死に対する感覚はひとそれぞれであってしかるべきかな。
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読書家さん#gUICkx
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久しぶりに読み直しました。個人的には「恋愛と死神」が一番好きです。
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がらまそ
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全5作の短編集。話に繋がりを持たせてるので連作短編集というやつか。死を決定する死神が死ぬ直前の人に関わり、なんなら一緒に行動を共にするという状況がおかしくもありユニーク溢れている。『死』をテーマにしているのに暗い話に感じない。
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鮭
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凄く久しぶりに再読。死神自身も生命の危機に巻き込まれる(死なないけど)のがシュールだなと感じる。特に雪山のペンションの話は不謹慎かもしれないが、笑ってしまった。CDショップの視聴機で「ミュージック」を楽しむ姿が今や「歴史」に近くなっていることに時代の変遷を感じざる得ない。
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ノート
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ネタバレ文庫版。全体的な感想――素晴らしかった。私は普通、短編はハズレが多すぎて嫌いなのだが、『死神の精度』に収録された作品に良し悪しはあっても、駄作はなかった。『死神の精度』普通に面白い。7/10。『死神と藤田』設定を非常にうまく使っている。7/10。『吹雪に死神』設定を使いたいのはわかるが、風呂敷を広げすぎている。5/10。『恋愛で死神』アイディアが枯れてきた感がする。5/10。『旅路を死神』スタイリッシュではある。5/10。『死神対老女』繋がっているのはザワッと痺れたが、本筋は説得力が薄い。5/10。
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スナノ
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ネタバレいつもニヒルな死神の物語。死神ものでは、「しにがみのバラッド。」という電撃文庫のラノベを今もたまに読む。けれどこちらの死神は泣きながら死を告げる少女なので、本作の死神とは全く異なる印象である。死神の立場からみると、人間の行動や考えはいつも不可解で愚かなのかもしれない。けれど死神も認めたミュージックを世に生んだ人間には、その他にも素晴らしい部分があると思いたい。最後の章で、歌手デビューした一恵や老いた朝美と再会するという仕掛けがよかった。
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kusomatsu
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まあ普通に面白い。軽く読める。
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心士二人
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新装版発売で再読。伊坂さんの本作についてのインタビューも読めて大満足です。やっぱり伊坂さんのお話は良いなあ!ラスト、濁りのない一面の青い空が本当に眩しく、生きること死ぬことってそうだよねと思える。
0255文字
こつめつめかわうそ
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淡々とした優しさを感じた作品。私の周りには死神いませんが、いたら話してみたいなと思います。
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庭球
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ネタバレ死神。人間の死(といっても病死や自死は彼らの管轄外であるらしいが…)をつかさどる存在。彼らは七日間対象と接触し、死すべきかどうか判断を下す。まさに死神らしいその設定も、僕は“死神の浮力”ですでに出会っていて、どこか親しみのあるものだった。私は初め、千葉が淡々と「可」を出していくものだと思っていたのだが、なんと千葉が“見送っ”たり、人間に死神だということがバレたり、と意外と波のある内容だったのでこれには驚いた。ないわけがないだろうとは思っていたが、短編間でのつながりがあるのもとても素晴らしかった。
0255文字
ひで
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死神が主人公の短編集、伊坂さんらしく、登場人物達は皆憎めない愛くるしいキャラばかり。 特に一緒に旅をする事になる殺人犯は本当に良いキャラ! 死を目前に控えた人々が描かれている為か、日常の楽しさの中にも何処となく切なさが微かに流れる。 何とも形容しがたい深い感情に包まれる。
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