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夏と花火と私の死体 (集英社文庫)

感想・レビュー
4104

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ヒロコ
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ちょっと期待し過ぎてたかも…
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手持ち豚さん
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ネタバレこの方の本は初めて読んだが、非常に読みやすい文章だった。一時の気の迷いで友人を死に追いやった弥生、死体を前にして冷静沈着な寧ろその状況を楽しむ健、どこか余裕有りげな態度でことを済ませる緑さん。それぞれがそれぞれの狂気を秘めており、殺人云々よりもそういった人の強さを強く感じる話だった。序盤で死んだ五月が死んでなお語り部として居続けるという構成も特徴的で面白かった。
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乙一さんならば、個人的には『暗いところで待ち合わせ』がオススメです。

04/03 21:05
0255文字
フーマン
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★★★☆☆
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ポルコ
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再読。久しぶりの乙一さん。牧歌的な田舎、ジリジリと照りつける夏の日差し、元気に走り回る子供たちと村人が楽しみにしている夏祭り。対象的に、冒頭で殺される主人公の五月の一人語りで綴られていく物語の異様さと言ったら。更に五月の死体を隠そうとする健くんの静かな狂気。幼い年齢であるがゆえに際立つ恐ろしさが重ねて怖い。もう一作品の『優子』もそうだけど、乙一さん狂った人を描くの上手すぎる。
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めめすけ
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再読
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Manabu  Tokushima
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乙一作品をはじめて読んだ
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鍵ちゃん
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9歳の夏休み、少女は殺された。あまりに無邪気な殺人者によって、あっけなく。こうして、一つの死体をめぐる、幼い兄妹の悪夢のような4日間の冒険が始まった。次々に訪れる危機。彼らは大人達の追及から逃れることができるのか?死体をどこへ隠せばいいのか?兄の健の発想が凄すぎる。話は短いのにこんなに引き込まれるのかに、驚きを感じてる。さて死体はどうなったかが?最後の人形絡みの「優子亅なのか、こちらも謎。
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ヤギ郎
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乙一のデビュー作である表題作の「夏と花火と私の死体」と書き下ろし短編の「優子」の2編を収めている。表題作は、小学生の暑い夏の描写から始まる。この物語が全て一つの夏の間に行われる。「わたし」は木登りをしていたら、友人に突き落とされ、運が悪いことに死んでしまった。死んでしまった「わたし」が物語の語り手となる。複雑なトリックが無い、シンプルな物語に冷たい恐怖がある。
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鹿乃子
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乙一氏の作品は多分初。ちなみに私が読んだのもこの表紙ではない。勝手にグロいホラー作品と思い込んでいたけど、斬新な視点のミステリー最後だけちょっとホラーという感じ。読みやすいしすごいの一言
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ゆう
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ストーリーも表現も秀逸でした
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mike
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ネタバレ乙一さんのデビュー作。何とも意味深で不穏なタイトルが気になり、いつか読みたいと思ってた。転落死した私の死体を兄妹が何とか隠そうとするこの物語は、死体となった私の視点で淡々と語られる。こんな結末になろうとは誰が予想した!?何ともブラックでとっても面白かった。66という犬が登場する。私はコイツが手柄でも立てるかと期待してたんだが、何だ。ただのシューズコレクターじゃん。しかも緑に完全に手懐けられとるし。あ〜あ
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やまぶき
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ネタバレ図書館。著者が16歳の時に執筆した作品。私の死体が見つかって欲しいような欲しくないような、二律背反の不思議な緊張感がある。正直これで気付かれないのは無理があるんじゃないのかと、ふと現実に返ってしまうので緊張感も長くは続かないのが残念。胸糞サイコホラーが好きな人はハマると思う。2作目の「優子」は結局のところ奥様は本当に人間だったのか気になる。最後の章で政義もカウンセリングを受けているようにも読み取れる。狂っていたのは清音だけだったのだろうか。ベラドンナって少し食べただけで、そんな風になる?
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rd
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ネタバレ表題作は殺した本人が一番動揺していて、殺された本人や共犯者達は超然としているなと感じた。夏場に死体を長時間放置しても大丈夫なのかとか、死体見て何の感想も湧かないのかなと過るが、恐らくリアルな描写を省くことで読みやすくなっていると思われる。
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K
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ネタバレ『夏と花火と私の死体』は、9歳の少女である「私」が一人称で語る異色の物語だ。物語は、彼女が木の上から突き落とされ、命を落とす場面から始まる。だが、彼女の視点は変わることなく、その後も自身の遺体を巡る出来事を淡々と描き続ける。この奇抜な設定が、物語に不気味な雰囲気をもたらし、強烈な印象を与える。語り手の感情が抑えられていることで、逆に読者の想像力を刺激し、サスペンス性を高めている。乙一さんが16歳で執筆したとは思えないほど、独特な語り口と構成が際立つ作品だった。
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青木です
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乙一さんのデビュー作「夏と花火と私の死体」と「優子」の中編2作品が収録されたホラー小説。 「夏と花火と~」は終始ハラハラドキドキさせられた傑作だと思います。 読みながら「あっヤバイよヤバイよ」「うわー何やってんだ!」「早く逃げてー!」などと心のなかで何回も叫んでしまったのは私だけでしょうか。 さらに巻末の解説を読んでこの作品が16歳のときに執筆されたということも初めて知り、さらなる衝撃を受けました。 これでもかと畳み掛けてくるサスペンスを多くの人に味わっていただきたいです。 おすすめ度:A(A>B>C)
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ファンタ
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構成が凄いの一言。シンプルでありながら独創的で驚きもある。今更ながら本当に凄い視点で書かれた小説でした。
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りか
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夏と花火と私の死体のみ読了
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とりさぽ
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著名が目に留まり本著を読み進めると、物語の進行がまさかの死体という斬新な展開に驚かされた。どこかノスタルジーを感じさせる情景の描写と不気味さが見事に合わさっていて没入してしまう。読み終えると冷たい汗が背筋を伝わる。このようなデビュー作をわずか16歳で書き切ったことに二度驚かされた。ホラーでありながら読みやすく他の作品に出しても興味を持った。
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ゆず
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★★★☆☆
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青乃108号
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最初に断っておくが、俺の手に取った本の装丁は歪んだ階段と、その先にあるやしろを描いた暗い絵の物だ。此のようなアニメ風の絵だったら決して手に取りはしなかった。そしてこの秀作を知る事は永遠になかっただろう。表題作と「優子」という短編が収録されているが、2作共、大変良く出来た作品である。乙一の作品は「暗いところで待ち合わせ」しか読んでいないのだが、デビュー作にして此のような味わいのある作品を書ける彼の筆力には恐るべきものがある。しかも何と16歳の時に書いたとは。天才か。また1人、追いかける作家が増えてしまった。
青乃108号

シュガーさん 教えて頂きありがとございます☺️自分でも色々調べてみようと思います!コメントありがとございます!

02/10 00:58
青乃108号

脳汁。さん お薦めありがとうございます🙏読んでみたいと思います☺️コメントありがとうございます!

02/10 01:00
8件のコメントを全て見る
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シュテッケン
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ネタバレ主人公は9歳の女の子で、一人称で語られる物語。その彼女が冒頭、木の上から突き落とされて落命するのだが、なんとそれを「実況」するのだ。そして死んだ後にも、自身の死体を隠蔽すべく動く犯人たちの行動を淡々と語り続ける。「一人称視点の小説なんだから、それが当たり前でしょ?」みたいな顔をして、何の説明もなく彼女の実況は最後まで続く。この他に類を見ない演出によってこれはホラーになり、また評価もされたのでしょう。下手に視点が変わったりしていたら、凡庸なミステリの一つとして埋もれていたはず。全く不思議な感触の読書だった。
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越部社長
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ネタバレ乙一という作家に興味を持ち、「衝撃のデビュー作」として有名な本作を読んでみた。まだ表現などに粗さも感じたが、死体になった私による語りという設定の異常さ、幼く無邪気な殺人者、淡々と描かれるサイコパス的行動など、読者の予想の斜め上をいく設定に引き込まれる。更に解説を読んで、これが16歳の時に書かれたものだと知り、本当に「衝撃」を受けた。
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茶太郎
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デビュー作なのですね。語り手が死体なのが斬新で、ぞわっとする終わり方でした。
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ながくらゆかり
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わかりやすく、面白く、恐ろしく完成度の高いスリラー小説の傑作。 ちょっと懐かしい日本の夏休みも感じられてGood
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くっきぃ
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ネタバレ乙一さんの16歳時の作品。殺された「私」が語り手となり進む物語の構成だが、ただまわりに何も伝えられない主人公、という流れなので、ホラー要素もなく読みやすい。随所に登場人物による不可解で不気味な振る舞いの「乙一ワールド」も垣間見える。 同時収録の『優子』はおかしな振る舞いをしていたのは実は…という作品。 どちらも完成度が高く、高校生が書いた作品かと思うとすごい。
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Åkky
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ホラー・SF作家の乙一が16歳の時に書いたデビュー作。 ある夏の日に弥生が突き飛ばしてできた私の死体をめぐった物語。 設定や語り口の突拍子のなさは乙一の片鱗が既に見えており、死体が見つかるかハラハラする展開は引き付けられた。 同時収録されている『優子』も映像が目に浮かぶほど面白かった。
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愛沢 直樹
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▶乙一デビュー当時の2編が収録。現在の乙一と比べると荒い気がするが、2作目「優子」は面白かった。
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Natsuki
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夏と花火と私の死体、と、優子、の2作入ってた。 もう少し重めの長い物が読みたかったのでちょっと物足りず、、。優子、の方は、ちょっと雑な感じ?がしてしまって、、、これも、物足りないの一種なのだろうか? 軽目の怖い話が読みたい!ってときは、丁度いいと思う!
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ひよこう
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今一。乙一今一。この設定で普通って感じてしまうって…優子も普通に感じてしまった。少なくともこの時は合ってなかったんだね。個人の感想。
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さか
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7
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たけ
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ネタバレ初めての乙一さん。ずっと気になっていた作家さん。 表題作は色んなところで面白いと目にしていたため、とても期待して読んでしまった。死体目線で話が進むことを知っていたのが良くなかったのかな?そこまでじゃなかった。(勝手に期待しておいて本当にごめんなさい。) 併録の優子がとても良く、引き込まれた。絶対に旦那様の方が狂ってると思って読んでいたけれど、終わり方が不穏だなぁ。何が本当?
mike

乙一さんの中では「暗いところで待ち合わせ」がダントツに好きです。何度も読み返しました。

03/04 22:28
たけ

mikeさん、教えて下さりありがとうございます! なんとも魅力的で惹かれるタイトルですね✨ チェックしてみます✊

03/05 00:41
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keisuke
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兄の健、妹の弥生、弥生の友達の五月。 お兄ちゃんのことが大好きな弥生は、五月ちゃんの兄に対する気持ちを知ってしまい、そのまま突き落とし殺してしまう。 その兄弟が五月ちゃんの死体をどのようにバレずに隠し通すのかを、五月ちゃん視点で描かれる話。 ホラー要素は少なめだが、あまりホラーは読まないので、怖いとバレないかというゾクゾクする感情は感じました。 ページ数も多くはないので、本好きじゃなくても読了できるんじゃないだろうか。
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ぴぴぴ
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16.17歳が書いたっていうのがまたストーリーの気持ち悪さに拍車をかけてて良いです。そして2話目の『優子』、夢と現実の境目が結局最後まで曖昧なのがまさに乙一さんでもう、序盤からこういう作風なんだなって、好きだなって。
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じーにあす
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ネタバレこれを16歳で書いたというのだから凄いとしか言いようがない。解説にも書いてあるけど語り手が殺されて死体になった「わたし」で凄く変なんだけどすんなりと物語は進行していくし「わたしを殺しやがって」みたいな感情的な描写は一切無いのよね。しかも話は殺された「わたし」の死体隠しで物凄く悪い事をしているにも関わらず何故か読者に「バレないで」と思わせる力があってこれも凄く変だなぁと思いながらもハラハラしてしまいました。更に最後はそこに落として来ますかと。乙一さんの小説は本当に着地点が全く読めない。今回も脱帽です。
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折木蜂太郎
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ネタバレ最初は何も面白さを感じない始まりだった。でも22ページあたりで主人公が死んで、そこから読み応えがでてきた。死んでもなおその子の視点から描かれているのは少し違和感はあったが、死体を必死に隠すようすは少しドキドキ感があったし、最後の終わり方なども予想を裏切ってきれくれた。冬ではなく、夏に読むべき話だった。
0255文字
SK30
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活字でここまでハラハラさせられることができる著者に脱帽。子供の頃の嘘は、バレたら人生終了。一生救われません。って本気で思ってるあの感じが絶妙に表現されてて、読んでて終始ドキドキだった。
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yuukappi
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ネタバレ巷で評判の乙一さんのデビュー作を読んでみました。16歳のときに書き上げたものとは、衝撃です。文書が男が書いたものとは思えない美しさがあると思いました。 同じ集録されてある「優子」もおどろおどろしいですが、表題作については、死体である「わたし」が死体に思えず、上から俯瞰しているような存在に思えてきました。こうした仕上げが筆者の非凡さなのかもしれません。 恥ずかしながら、この作者、これまで存じ上げず、読書メーターで知りえたものです。贔屓になるかどうかはわかりませんが、今後、他の作品も読んでいこうと思いました。
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iku
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随分前に借りていた長男からの貸出本をようやく読了。暗いところで〜ですっかり魅了された乙一さんの16歳の時に書かれた作品だそうでその文才、発想、構想力に改めて驚かされる。 殺されてしまった9歳のわたしと死体を隠そうとする兄妹。死体目線の語り口で話が淡々と進むが、年齢不相応に落ち着いた兄の言動や行動と死体を隠す手口の稚拙さのアンバランスさや死体目線という話の奇妙さに違和感を感じつつも、いつの間にか引き込まれてれてしまう不思議な魅力があった。2話目の『優子』も何が本当で何が虚構なのか分からなくなってしまった。
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夏と花火と私の死体 (集英社文庫)評価29感想・レビュー4104