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文豪たちの手紙の奥義―ラブレターから借金依頼まで (新潮文庫)

感想・レビュー
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すーぱーじゅげむ
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文豪の手紙が生き生きしていてとても面白いです。戦前の文体は古すぎて応用が難しいので、今参考にするならこちらがいいかもしれないと思いました。それにしても文豪の恋愛遍歴がすごいです。恋から情や機微を学んだのか、情に敏感だから好きになってしまうのか?そして手紙を受け取った恋人たちよ、ラブレターを晒すのは犯罪ですよ。「この頃ボクは文ちゃんがお菓子なら頭から食べてしまいたい位可愛い気がします。嘘じゃありません」
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本命@ふまにたす
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日本の近現代の「文豪」が実際に書いた手紙をもとに、どのような手紙を書くべきかということを論じる一冊。その本来の目的からも有用だが、単純に「文豪」が書いた手紙の文章にふれ、その素顔のようなものに迫るエッセイとしても楽しく読めた。
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佑子
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作品は読んだことがある。けれども、異性関係や健康状態、経済状況は知らず手紙を見て「人間らしさ」を知る。尾崎紅葉の「大雪大雪」が印象的。文豪たちの手紙が残っている。我々のSNSは未来永劫残るだろう。
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Tadashi_N
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手紙は技術ではなく内容。語彙と破格が作家の個性。恋愛、借金、不倫あり。
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a6
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p.4 好んで他を真似るのは文章の稽古にも何にもならないようです/▽漱石が「文章初学者に与うる最も緊要なる注意」という質問への回答が、自分の中の常識と反対でびっくりした。そこからそれぞれの作家らしい手紙と人となりのお話が続いていく。
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いの
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手紙といえば少し前によんだ「百年の手紙」がとても良かったです。こちらは優れた作家さん方の手紙を紹介し言葉選びやその効果を分かりやすく説明しているいわば手紙の書きかた入門書といえます。場合によってはその真意を読み解く読み手の力も必要になり相手に合わせた言葉や文章を選ぶことも大切です。たった一言のその前文に驚き本文に喜びをもらい、前後の言葉選びやそのセンスに私はこれはいい本を手に入れたぞ!とニマニマしているところです。テレビも無い当時では文字で動きをだし心に呼びかける唯一の手段だったのだろうとも思いました。
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うみ
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率直に、すごく良かった!!面白かった!文豪という堅苦しいイメージから、さぞ難しい言葉を使って、技巧凝らして手紙を書いておったんだろう、と思っていた。ところが!あの夏目漱石も芥川龍之介も、みんなが使うような言葉を使って、優しく書いていたので驚き。どれだけ言葉を知っているかも大事だが、自分の知っている言葉をどのように使ったら相手に自分の気持ちが伝わるか?に苦心することが1番なんだなぁ。言い回しが素晴らしい!音読して楽しみたい素敵な手紙ばかりだった!
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なし
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24人の文豪たちの手紙。どの手紙からも書き手の人柄が垣間見える。谷崎:なんという変態っぷり。太宰:本当に仕方ない人だな。金田一、緑平:ちょっと好い人過ぎるよ。
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muji
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文豪たちはどんな手紙を送っていたのか、依頼状、ラブレター、時候の挨拶、どれを取っても個性と相手への思いに溢れるいい手紙だなあと思った。 特に印象に残ったのは島崎藤村と梶井基次郎の書いた手紙。書かれた言葉からそのときの気持ちや情景が浮かんでくる、心のこもった素敵な手紙だった。
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ロマンチッカーnao
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文豪たちの手紙です。夏目漱石、森鴎外、中原中也に谷崎潤一郎、太宰治等々内容も、ラブレターも恋人から不倫相手まで。さまざまな依頼文もあり、時候の挨拶もあり、この本の良い所は紹介と解説にとどまらずに素人たちでも文豪と同じような優れた読む人の心をとらえる手紙が書けるように丁寧なアドバイスがあります。かなり優れた文庫文です。 特に良いと思ったのが、夏目漱石と並ぶ文豪、森鴎外の7歳の長女に当てた手紙。軍医の最高位に居ながら文豪というとんでもなく忙しいのに、心のこもった手紙を送っています。日本の男が目指すべき姿です。
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すのさん
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手紙っていいなぁと実感。堅苦しいと思っていた文豪たちがこんなに洒落っ気のある手紙を書いていたなんて!と驚いた。季節にあわせて送る手紙って本当に綺麗。上品なユーモアが綺麗が感じられる手紙、恋しく思う気持ちを切実に伝える手紙。どれも品があって綺麗で好き。
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Riko
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実家の本
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はにわんこ
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2016年の読み納めの一冊になった。手紙はやっぱりすばらしい。手紙も読むのも書くのも大好き。漱石と同じだなんて、ちょっと嬉しい。
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K K
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文豪はまめである。そして粋である。ユーモラス、人間味あふれる文豪の素顔を垣間見ることが出来る。最高に楽しめた。相手が全くこちらに関心がないという前提でかけ、という三島由紀夫の心得が素晴らしい。森鴎外の家族愛、共に住む妻にまめに手紙を書く文豪の深い愛には胸を打つ。”今度からは泣けとおっしゃいましたから泣きます。””写真を出して、目を吸い込むように見ています。””そうしてkissしてもいいでしょうか。””頭から食べてしまいたいくらい可愛い気がします。”こんな恋文をかける男性、現代にいるのかしらん。
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たくのみ
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「おれの様な不人情なものも、しきりに御前が恋しい」ロンドンから妻・鏡子に送ったラブレターのエピソードがいい。生涯、家族に悪態をつきつつづけた漱石。歯並びがわるくそれを気にしないところが気に入った。滑稽なところに感服する、ひどいことを言いつつも、7人の子をなした夫婦。不仲、悪妻、浪費家など様々な悪評に打ち勝つ力が、この手紙にあった。その他にも芥川や谷崎、藤村たちの、気配り、挨拶、愛情表現、果ては借金のお願いまで。手紙だけでも作家たちの素顔が透けて見えた気がする。
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なか
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芥川龍之介の文ちゃんへの手紙が可愛い!真っ直ぐ相手に向かっていく感じがいい!谷崎潤一郎はぶれないなぁ(笑)
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ちゃっぴー
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文豪たちの書いた手紙から彼らの素顔が見えてきて、作品も読みたくなってきました。文豪たちの恋文は素敵で、こんなのをもらったらハートをわしづかみにされます。それにしても谷崎のドMな恋文、スゴイ!
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花ゆず
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文豪たちの手紙が楽しくて…!手紙を書く参考に云々よりも、彼らの人となりや生きていた時代の空気感がつぶさに感じ取られる気がして、人間的な息吹きを感じ興味深かったです。漱石の取り澄ました、でも内心は奥さんやこどもたちを大事に思っているんだろうなという手紙、芥川の17歳の婚約者に宛てたはずかしいくらい純粋で愛らしい手紙などなど。個人的に林芙美子の、川端からの本の贈呈(返礼)に対する純粋な喜びを手放しで表現した手紙が好きです。純で素直なのってこんなにすてきで、その人を愛さずにはいられない心地がするものなのですね…
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Me
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やつぱりバツグンに心奪われるのは大谷崎先生のお手紙でした。所謂、代表作の様なあの素敵な愛の表現で綴られるお手紙をいただいたら女冥利に尽きますね。他、樋口一葉の決して綴られることのないwant youが滲み出て逆に狂おしく愛おしい内容でした。文豪とてお人ですから、貴方だけにしたためたという気恥ずかしさ也。
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ケイ
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文豪達が書いた手紙に、解説や解釈が施されている。愛や恋については、半藤一利氏の本の方で詳しく読んだが、やはり不倫の手紙には苦しさが愛をこえてあるのに対し、恋人や妻へのものは読み手にも幸せのお裾分けを頂くよう。借金の依頼の手紙はどう書こうと嫌なものだ。梶井基次郎が川端に書いた挨拶は、どこまでも秋に向かう美しい山の便りだが、抑えた病への苦しみが切々と読み取れる凄み。やはり漱石ほど手紙を書ける人はいない。自在に巧みにではなく、真面目に真摯に真心をこめ、相手に合わせた文章で書いているあたり、人間の大きさがみえる。
ケイ

Mishimaさん、みなさんいい手紙を書かれているのですが、この本だけでなくて色々とそうせきの書いた手紙を読んだもので。自分の門下生に書いた説教、大学へ喧嘩腰のもの、親友への涙なしには読めないものなど、最近のメールのように、事ある毎に臨機応変に書いているのがすごいと思いました。

02/16 12:47
ケイ

だいきょ、どんな手紙だろう。知りたいなあ。

02/16 12:50
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波多野七月
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あの夏目漱石が、妻にあててこう書いたのを知っているだろうか。「おれの様な不人情なものでも頻りに御前が恋しい」何ともまあ、甘酸っぱいことこの上ない。芥川龍之介、島崎藤村、梶井基次郎、谷崎淳一郎。数々の文豪達が残した書簡から、手紙の奥義についてまとめたこの一冊。国語の教科書や、授業でしか文豪達の名前を知らないという人も多いかもしれない。この本を読んだなら、彼らの存在がぐっと身近に感じられるだろう。ラブレターから、借金依頼まで。文豪達の、思いもがけない素顔を知ることのできる一冊。
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ユズル
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皆さんは手紙書きますか?メールでなくて、手紙。そう問う私も、ブロ友さんに出す手紙は地域の名産品とか送ることが多いので物資を送るに近くて、まともな手紙は書いてないような…この本は古今東西の文豪達が残した手紙から書き方を学ぶ本です。コンセプトは良いのですが、文豪の方々も、後世に見知らぬ人間の目にさらされるとは思ってないでしょうに、可哀想でなりません(((^_^;)特に芥川龍之介のラブい恋文から、川端康成の借金頼み、太宰治が佐藤春夫に何度も自分を芥川賞に取れと脅す文…ある意味、この人達の作品読みたくなりました。
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成層圏カウベル
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何度も読み直したくなる本。
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shimaosa
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読了までに時間がかかった。文通をしているのも理由ですがかなり素敵な手紙が多くてこんな手紙がかけたらなーと。ただ道ならぬ恋の手紙の章は除きます(笑)安定の谷崎潤一郎節(笑)
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やぎとら
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いざ文豪作家の作品を読もうと思うと腰が引けるけど、手紙だったら敷居が低い。個人書簡をのぞき見するなんてちょっとお行儀は悪いけど、非常に楽しい(昔は手紙の書き方指南本としても公開はされていたらしいが)。子供っぽい作家、変態作家、まじめな作家、それぞれの個性があらわれていて、過去の人たちとの距離が一気に縮まる。今まで興味のなかった尾崎紅葉とか夫婦善哉の人とか、作品のほうを読んでみたいと思った。 あと、手紙書こう。
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yumiko
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多くの読者に向けて書かれる小説と違い、手紙はある特定の相手に向けて書かれるもの。家族、友人、愛する人…ただ一人の人に思いを送る手紙からは、その作家の素顔が鮮やかなまでに浮かび上がってくる。失礼を承知で言えば、作品以上に彼らの魅力を伝えてくれるものもあったりする。子煩悩な森鴎外、師とはこうあるべしな夏目漱石。透けて見える交友関係も面白く、林芙美子と川端康成の交流は、温かく胸に響くものがあった。読書離れが嘆かれる昨今、現代国語の授業に使っても、学生の興味をひくかも。太宰なんてすごく面白い。
yumiko

教えて下さり有難うございます!ケイさんは幅広く本を読まれていらっしゃるなあと、いつも尊敬の念を抱いています(*^^*)これからも参考にさせて下さいね。

02/16 21:00
ケイ

いえいえ、乱読なだけで(--;) 今回は、本当にいい本を読めたなあと♪ 最後の時候の挨拶なんで、うまいなあとうなりっぱなし。私も見習おうと思わされました。

02/16 21:20
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砂
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文豪が手紙に凝らした工夫を解説してくれる本。病身の梶井が川端に送った手紙とその解説に惹かれました。言葉を尽くすよりも、言葉にしないことで多くのものを伝える点に感心させられます。
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PURUSUKE
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文豪の手紙を例に、手紙の書き方を述べた本。23人の文豪の手紙が載っているので、読み比べできておもしろい。作家なだけあって、わずかな文章でも惹きつけられる。こんな手紙が書けたら素敵だろうなぁと思った。
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しょー
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芥川龍之介のラブレターを読むだけでも購入する甲斐があるのではないかしらん。手紙の価値が見直されているいまこそ読みたい一冊。
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井戸端アンジェリか
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芥川龍之介の可愛い手紙にはやられました。文ちゃんにはデレデレなのに友人への結婚報告の簡素な事には驚きです。 一番好きなのは谷崎潤一郎の「いじめて」手紙。春琴抄を上回る佐助ぶりに益々谷崎ファンになりました。痴人の愛のナオミにもモデルがいたとは。  ご無沙汰している友人にある事情で手紙でも書こうかとこの本を手に取ってみたわけなんですが、心に残った手紙を参考にして良いやら悪いやら。
井戸端アンジェリか

「当たらずといえども遠からず」ですね^^

04/30 08:39
ぬっ(手洗い🧴)

うまい(o^-^o)。

04/30 08:44
3件のコメントを全て見る
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雨
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「貴地松林の秋の深さを一緒に送って頂いたように思いました」藤村が松茸を貰った友人へ送った礼状ですが、こんなことをスパッと書けるような人間になりたいものです。林芙美子の、文面からうれしさがあふれだしている手紙もとてもいい。
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をがっち
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こういう手紙をもらったら嬉しいなと思える手紙がいくつかあった。 文章力は遥かに及ばないけれど真似することにした。
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貧家ピー
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文豪が残した手紙を基にしたエッセイ?手紙の書き方?こんなに手紙が残っているのに驚いた。織田作之助の「遂に大デブと結婚というはしたなきことになりました」という結婚通知のインパクトの強さ。
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亀千代1975
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川端康成によれば「書簡文は、簡潔で、併も親愛の情がこもっていなければならない。その上に多少の面白味を加えることによって、相手を感動させるようなものこそ望ましいのである〈略〉感動を与えるような書簡文はそれ自体が優に立派な芸術であり得るのである。」わたしはわたしらしい手紙を書きたい。
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クレナイノ
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言葉の便りは、とても学ぶところが多い。各人の作品からは窺い知れない人となり。気難しいと言われるあの作家さんが、林芙美子に宛てた手紙は、言葉の柔らかさに笑みがこぼれる。人となりを知らず夏目漱石の手紙を読むと、面食らうかもね。ただ一人の為に書いた手紙だからか、魅力ある言葉の綴りは小説の一部のように感じられる。
クレナイノ

作者に興味を抱くことなく、ただただ その小説を読みその世界に触れてきただけであったのに、ここに来て作品を読む前に書いた本人の方に気持ちが動く・・・。どうしよう、読みたい本が増えるのに読むペースを上げれないでいる現状・・・。

07/29 22:28
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桐島陽依
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文豪たちが作品ではなくだたひとりの相手に書いた手紙を晒すというちょっとアレな本。まさか晒されるとは思っていないだろうからあの世でさぞや困ってると思う。内容は強烈っていうか濃い…さすが文豪なだめる賺すゴネる揺さぶるをみっちり文面でやってのけてるかんじ。ラブレターとかは貰って困るようなもの出てくる。(芥川のは割に可愛かったけど)これを手紙の書き方として参考にしようとか思わない方がいい。文豪って文章の豪族なんでマトモじゃないです。とりあえず谷崎はサイテー☆(作品は大好きだけどね)さすがといえばさすが。
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ふつ
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文豪達の性格が出てておもしろい。
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文豪たちの手紙の奥義―ラブレターから借金依頼まで (新潮文庫)評価94感想・レビュー50