形式:文庫
出版社:小学館
前半はひたすら友也の身勝手で軽薄な行動が鼻につくが、拷問に屈せず未来を信じる安兵衛を助けるため、現代では斜に構えていた友也は安兵衛救出のために心を入れ替えて奔走する。
前作では現代に生きるシンママひろ子の視点だったので、つい自分に重ね合わせる部分もあったけど、今作は中学生が江戸時代で成長していく話。違う視点で楽しめた。キーパーソンたちが歴史上の人物だとラストで判明したり(気づいてたけど)、タイムトンネルの秘密もなんとなくわかり、安兵衛のその後も描かれて、さらに前作でははっきりしなかったひろ子の気持ちもさらりと触れられている。答え合わせ的な要素もあり。
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