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ラットマン (光文社文庫 み 31-1)

感想・レビュー
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moe24
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★★★★☆ 再読。怒涛のミスリードで三重にも四重にも騙されました…。これだけミスリードに振り回されて、それってミステリの真髄であるはずなのに、それでも道尾さんの作品はミステリとしての面白さよりも純文学としての魅力の方が上回っているように感じます。(私は道尾作品のそういう所が大好きです。)特に姫川家父と亮の人生をかけた勘違いの描写は繊細で苦しい中にも人間味が溢れていて…読了後の余韻が凄かったです。 ちなみにベースの谷尾君のお父さんは現職刑事ということですが、他の作品に登場するあの谷尾刑事のことでしょうか?
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shin
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ラットマンの絵は興味深い。
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まき
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ネタバレ途中まで犯人がわかってる独白物かと思ったら、、ミスリードにまんまと引っかかった。道尾秀介って話うまくね?(そりゃそう)
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ワッキー
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★3 主人公の動機が、よく理解出来ない
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durian 道理庵
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最近はリアル操作ゲームクリエイターとしても活躍する道尾秀介、もちろん本業のミステリ作家としてもいい仕事をしていた。という感じの本作を友人に教えてもらった。 全体的なストーリーラインがたいへん好みなんだけど、中でも好きな部分は 「真似は個性を身につけるための手段なんだ」 という、本筋ではない、と思わせてかなり本質をつく、そして常に個性が迷子になっている自分に刺さる言葉。
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ゆん
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ネタバレ雑な部分はあるけれど、全体的に過去の事件とうまく対比され、混ざり合いながら捌けていて清々しい一冊だった
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弟のグルーバー
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上手だなーとは思ったがなんかしっくりこなかった トリックや謎解きが重要な作品ではないからだろうけど、後出しの事実が多すぎて「あ、そうなんだ」という気持ちになる事が多かった
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たなべぇ
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物事は見る角度によって、見え方が違う。思い込みや、先入観も加わって人によって捉え方が異なるもの。見事にやられました。私の推測も一方向からしか見ていないから、見当違いに。ラストの『過ちとは何だ誰がそれを裁けるのだ。……過ちと正しさが、そっくり同じ顔を゙しているのであれば、誰がそれを見分けられるというのだ。』ん~~まさしくラットマンだ!
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toto
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ネタバレ今回もやられた。この人ね、うんうん、暗いし怪しいし気味悪いし…と目を付けた人はほぼ潔白。無実の人をとことんクロに見せる無慈悲な筆力がたまらない。 主人公姫川の『姉の死』も、桂のそれも、真相は一本の線で繋がっていた。なのに余計な思い込みをした者達が阿弥陀くじに縦へ横へ線を引きまくったため横道へ急降下、そんな感想(←道尾節のつもり)。 救いは竹内の「作品」(エレベータ)のように、また上がれるかも、戻れるかもしれないというラスト。 そして大沢在昌氏のあとがきが素敵だった。もうひとつ作品を読んだような満足度。
toto

各章の始まりにある「洋楽の和訳風歌詞」が洒落ている。もし出版が今の時代ならSundowner(作中のバンド)の曲も動画にしてくれたかな。

12/21 16:23
0255文字
美しい名字
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ネタバレ姫川という男性を軸に過去と現在の謎が並走して話が進むミステリー フーダニットのミステリーだが、そこを考察するための動機≒殺意がキーとなり、色々なところに色々の形でちらべめられている。殺意はどこにでもあるが、それが行動に移されるまでの間には高い壁がある、他作品でも度々語られるこの考えが緻密に表現されている作品だと思う。 姫川の視点で姫川と共に推理を進めると幾つものどんでん返しと共に、人間誰もが簡単に殺意に近い感情を抱くものの行動にそれが反映されるのはとても困難なことだと実感させられる。
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kuzuhiro
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☆3.4
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book
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ネタバレアマチュアバンドの中で起きるある事件。話は途中まで緩やかだが、途中から思い違いにより、印象が二転三転し、ページを捲る手が止まりませんでした。面白かった。
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よみよみ読書速報
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ネタバレ勘違いの裏切りラッシュに騙された。姫川の姉は父がイタズラして殺し、ひかりは姫川が殺したのかと思ってた。単純に姫川が犯罪を隠蔽して上手く立ち回る古畑的な話じゃなくて、まさか「実は全員が勘違いでした」は想像つかんわ。ただ、全員勘違いは大胆な手法にも思えたので人によってはやり過ぎ感があってしらけそう。私は洋画や音楽には疎いので作中に出てくるアーティストや楽器用語などが分からなかったのが残念。もうちょい詳しかったら入り込めたかもしれない。
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すずき
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ネタバレ途中までは「まぁそんな所だよな」という感じで進みつつ、終盤で一気に「実はこうです」と展開を回収する作品。 思い違いで親子関係がこじれ、人間関係がこじれ、人が死に、犯罪が起きる。 ひかりのお腹の子の父親は思った通りだったが、ワンナイトなどするものではないな。特に女性は体への負担が大きすぎる。 ラストは希望の残る展開。自分に非はないのに母から冷たくされていた主人公は可哀想ではあるが、これからはこじれた関係をなんとか直して母と子ふたりで幸せな時間を取り戻してほしいと願う。
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もりはな
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親子関係の捻れがテーマなのかな。
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たろす
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最後まで読むとタイトルの意味がよく分かる、というより心にしみるほどの言葉となった。 何冊か読んだ道尾秀介作品の中でも群を抜いて秀逸な作品だと思いました。 ラスト数ページで心が救われた。この作品に出会えて本当に良かった。
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鈴純
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ネタバレ思い違いの連鎖が最後は希望で締め括られた。姫川も桂も姫川母もやり直せる。良かった。
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NMR
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道雄作品の青春三部作(シャドウ、ソロモンの犬、ラットマン)の中で一番面白かった。主人公が犯行に関与していることは割と序盤から描写されているが、なぜそのような行動を取ったのか、幼少期の事故とどのような関連があるのか、そして登場人物のほぼ全員が勘違いをしており、誰も状況を正しく見れていなかったがことが終盤で畳み掛けれらるようにして明かされていくのは圧巻だった。
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ayaco
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ロックバンドのギタリスト姫川亮は、ある日練習中のスタジオで不可解な事件に遭遇する。そして真相が判明した時、彼の過去の記憶が呼び覚まされる。仕掛けられた数々のミスリードに騙されないよう意識するほど騙されていく、見ていたもの全てが裏返る道尾秀介作品の凄さを十分に味わうことができる一冊。作品を通して描かれる人生の葛藤に苦しくなる。
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あくびさん
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勘違い
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シュテッケン
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ネタバレ道尾作品3冊目。はじめに『いけない』を読んで落胆し、次いで『向日葵の咲かない夏』で感心し、道尾秀介の評価が私の中でどちらかに傾くのか決め兼ねていたが、本棚の整理中になんとなく手に取ったらあっという間に一気読み。特に終盤での畳み掛けは圧巻である。単に「どんでん返し」とか「反転」などの言葉では足りないくらいの怒涛の展開が待っていた。23年前の「事故」と現在の「事故」、この2つに翻弄された主人公・姫川。今回の事故の真相を知った彼の心情を慮ればこれほどのイヤミスはないが、最後に彼(と母親)を救いが待つのであった。
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Eriko
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★★★☆☆
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M D
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ラストが近づくにつれて、もう手のひら返しがくるくるすぎる
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kawa
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ネタバレ久々の道尾秀介さん。同一の情報でも、見る者によって変わる「ラットマン」。この心理学用語がこれでもかと何重にも張り巡らされており、独特な気味の悪い空気感、ラストの鮮やかな反転と相まって実に読ませる作品でした。まだまだ読んでいない本が沢山あるので、ゆっくり開拓していきたいと思います。
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旅猫
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ネタバレラットマンの意味は作中に図解付きで説明されており、大変分かりやすい。アマチュアバンドの姫川は、少年時代に大好きだった姉を失う。事故だったのか殺人だったのか。父の謎めいた一言に突き動かされた姫川が、バンド仲間だった元ドラマーが不慮の事故で死亡した際にとった行動。今回もまた事故だったのか殺人だったのか、そして殺人なら誰が殺したのか、いろんな疑惑が持ち上がる。果たして真相は。面白くて一気読みだった。
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たすけて
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非常に面白かった 作中でも説明があるがラットマンは同じ絵でも横に書いてある絵を見たことにより違った絵に見える騙し絵のこと みんなラットマンを見ていたのだ 登場人物がそれぞれ違うラットマンを見ているのだが不思議と話が繋がる ひかりが死んだ事件の結末を知った時なるほどやられるた! っと思ったがエピローグで23年前の事件の結末も明かされた時ダブルパンチでやられた気持ちになった。 悲しくも嬉しいような自分でも初めての感情に驚かされた
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トニー
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後味悪い内容と結末かと思いきや、終盤になるに連れ、希望があり最終的には光が見える内容。コナンにありそうなシチュエーションだが、真相は勘違いから、さらに複雑。
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さか
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10
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grayorange
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現在、過去と二つの事件の真相が明かされる。誰かを思いやる気持ちからの思い込み、勘違い。暗めの話なのに読後感は爽やかでした。
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kaikoma
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表題の意味が分かる絵が途中に入れられていますが、どうしても意味する所に引っ張られてしまいます。時代を超えて起きた2つの事件。上手く関連させて行く展開は、いつもながらワクワクさせられます。舞台となったのは20年過ごした街。風景の描写は無いですが、親近感も沸きます。
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rakim
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叙述トリックというより叙述ミステリーという方がふさわしいと思います。読者が「見破るぞ」と思って構えるより、登場人物が「何を誤解しているのか」が肝心な方が読み物としては個人的に好みです。読後に「騙された!」と思いながら『この展開はちょっと狡いな』と思う場合は少々興をそがれる場合もあるけれど、道尾さんはいかにもなトリックは仕掛けていないように見えるのですから。個人的には道尾さんの終盤のどんでん返しの連続に登場人物と一緒に翻弄されて読み応えありです。気づかない思い込みは怖い。
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ポルコ
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 ホームズを読んでミステリー脳になっていたので、満を持して道尾さん。仕事の日だったのに、面白くて1日で読んでしまった。中盤まで大きく起伏がない運びだったのに、なぜか飽きない。道尾さんの語り口が、登場人物の思考回路に一緒に巻き込むようなものだったからだろうか。いつにもまして主人公の考えにずるずると引っ張られるようにして読んだ。えぇ……ええぇ……と、終盤では何度も目を見開き、大満足の読了。
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ふふ
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見てるものと見えてるものの違いってあまり意識したことなかったけど…と反省させられた。ミステリーだし人死にはあるけれど、優しい世界のお話(褒め言葉)。
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おくしょー
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久々道尾さん。 結成14年のアマチュアバンドのギタリスト・姫川亮。 ライブの練習中、スタジオで不可解な事件に遭遇する。そこから徐々に明らかになっていくメンバーの素顔、そして亮自身の過去の秘められた記憶…… 出だしから引き込まれた。どんでん返しからの二転三転はさすが!ちょっとクドい気がしないでもないけど…、面白かった。誰もが思い込み、そうとしか思えなくなって行動に出てしまう…タイトルも込みで納得。巧い!
0255文字
S
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ネタバレ図書館本。また道尾秀介さんにやられた。何度も何度もひっくり返された。正しさなんてただの思い込みでしかない。
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秋色
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安定のどんでん返し。思い込みの怖さを痛感させられる。新事実が出てくる度に裏切られて、途中で着地点が分からなくなっていた。後味は良いほう。冒頭の引きが強すぎる。
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somisyantan
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ネタバレ叙述トリックだけど難しすぎずあっさり読み進められた。 もちろんトリックは分からなかったけど。二転三転する物語は飽きずに読めて好きです。 “ラットマン”というタイトルは秀逸。みんな見たいように、見やすいように物事を捉える。 動機がちゃんと書かれているとはいえお互いに浮気してるのゲスくておもろい。
0255文字
ふぃにあす
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ネタバレ★★★★☆プロローグは面白い。つかみはOK!二転三転する結末は面白かった。ただ、物語が出来すぎている、と思ってしまいました。それと、これは作者というより編集者だと思いますが、後半、文章を強調する傍点(﹅)がたくさん入ってて目障りでした。それから、描写になくてもいいものが入り込んでいて、一度気になるとずっと気になってしまいました。例えば、P73の、「中でくるりと梅干が反転した。」など。残念ながら、道尾さんとは相性が良くないみたいです💦
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SH
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ネタバレ普段叙述トリックの小説を読んでると、あーここ、あとから結構重要になってくるのかなーとか考えて読んだりするけど、この作品は、そういうのを感じさせないくらい自然な文章で、 最後の最後まで気づかずに騙されてしまった。 シンプルにストーリーも面白かったです。
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う
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ネタバレひさしぶりに道尾さん読んだ。起承転結の結に入って、終わりに向かうと思いきやの転転転。そうそうこれが道尾さんだよな!と懐かしく、嬉しく。。やっぱりおもしろいなぁ。。(ラットマンの絵、ネットで検索してみようと思ったら挿絵があってありがたかった)
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