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硫黄島 栗林中将の最期 (文春新書)

感想・レビュー
57

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にゃんたろ
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★★☆☆☆
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kinkin
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先日読んだ、散るぞ悲しきがとても興味深く読めたので読んでみた。栗林中将は軍人らしく堂々と戦って散ったという反面、その説は間違いでアメリカ軍に投降しようした、逃亡しようとした説など、様々にあったようだ。著者は栗林中将についてそのような説を否定せず、説がどのように広まったのか、多くの人や記録に基づき書いている。今はもう真相を知るすべはほとんどない、当時の戦場体験者はほとんどいない。残るのは本や、記録の中。後半は父島での米軍捕虜に対して行った行為について。日本軍、米軍にとっても辛い戦いだったと思う。図書館本
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ねこ
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ネタバレ硫黄島の「栗林中将」の最期の瞬間にまつわる「うわさ」を検証している一冊です。この作家さんの『散るぞ悲しき―硫黄島総指揮官・栗林忠道』では、最期の瞬間について、それほど触れていなかったのですが、この本では、それについて、丁寧に描かれていて、興味深くよむことができました。『散るぞ悲しき―硫黄島総指揮官・栗林忠道』を読んでから、こちらをよむと、より栗林中将の実像にせまれるとおもいました。
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金吾
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○違う考えを即否定するのではなく根拠を抑えて自分の考えを示す部分がいい感じがします。「三人の若き指揮官の肖像」は全然知らない部分を知ることができたので良かったです。
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ピーチ
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読みごたえがありました。
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かに
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硫黄島の戦いを指揮した栗林忠中将の死の瞬間や人間像など戦後様々な意見・説が出てきた中で真相を探る章や複数の将兵に焦点を当てた章、上皇陛下・上皇后陛下が硫黄島を訪れた話などが書かれている。 生きて帰ることがほぼ出来ないと知った中で戦地に向かう気持ちはどんなんだったのだろう。残された家族の辛さは想像はできたとしても実際に知ることは出来ない。 硫黄島の戦いは少しでも本土への攻撃を遅らせる為の戦いだった。本土の家族や友人を想って戦った人達に感謝と尊敬の念が込み上げてくる。 戦争系の本の感想が毎回同じになってしまう
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日々是ご機嫌
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ネタバレ5つのドキュメントからなる。最初の「栗林忠道その死の真相」は、著者自身「散るぞ悲しき」の完結版という。なぜ堀江参謀は、そのような証言を行ったのか?謎は残る。また表題作以外にも惹かれる。「3人の若き指揮官の肖像」は、涙なくしては、読めない。30代で、一般人と暮らしていたにも関わらず、将校として召集された3人の指揮官。みな家族を思い、そして部下を思って死んでいった。そしてあとがきに代えてで著者は、硫黄島に行き、栗林たちがどのように「生」きたかを書こうと誓ったという。散るぞ悲しきは、まさに栗林の生を描いている。
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yoyogi kazuo
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「散るぞ悲しき」に引き続き読む。別々に発表された5つの作品のオムニバスだが、硫黄島という一本のテーマに貫かれている。栗林中将の最期についての作品はもちろん興味深かったが、父島人肉事件についての章は衝撃を受けた。首謀者として死刑になった吉井、立花、的場、そして戦後も生き延びて栗林の最期に関する妄説を主張した堀江。それぞれの人間模様にもまた硫黄島に劣らぬこの世の地獄を感じた。それだけに最後の皇后の祈りの感慨が深まる。
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kawa
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著者の「散るぞ悲しき 硫黄島総指揮官・栗林忠道」(未読)やハリウッド映画「硫黄島からの手紙」により、一躍その名が知られるようになった栗林忠道氏と硫黄島戦に関するノンフィクション、第2弾・完結編的作品とのこと。栗林中将の死の真相、名もなき若き指揮官を追う、バロン西伝説、父島人肉事件、美智子皇后の戦争被害者への祈りの5編が収められている。どの編も興味深く読み応えあり。食料が不足しているわけでもないのに、米軍捕虜を虐殺し食してしまった事件には、戦争や人間の底知れない恐ろしさが伺われ暗澹たる思い。
kawa

mogomogoさん今晩は。この話は米側も兵士の遺族感情を慮って、公にしてこなかったとのことのようですね。

05/30 20:35
mogomogo

kawaさん、おはようございます。返信ありがとうございます。そのような経緯があったのですね。確かにご遺族にしてみれば屈辱的ですよね。人間は鬼にもなれる。米軍捕虜に対する侮蔑的行為は他書でも読みましたが衝撃と同じ日本人として恥ずかしいと感じました。まだまだ知るべきことが山のようにありますね。

05/31 05:46
3件のコメントを全て見る
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りんふぁ
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散るぞかなしき、完結編ともなる栗林中将の最期の話や、バロン西、なもなき兵士たち。またひた隠しにされていた硫黄島の隣の父島で起きていた軍によるアメリカ人捕虜の人肉食。目を背けたくなる事実もあるが、しっかり知っておきたい。
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R
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「散るぞ悲しき」という別本の補完的な一冊でした。硫黄島の激戦を指揮した栗林中将を中心に、硫黄島に関わった人たちの伝説や伝聞、噂について検証と補完を行った本。中傷めいた内容が正しくないことに加えて、それがどうして発生したかの裏づけなど、詳細な調査が見て取れて興味深かった。その他にも、父島で行われていた人肉食事件の実態や、戦後皇室が硫黄島とどう関わったかについての一章など読み応えのある内容に満足しました。
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アンカー
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梯久美子著作、遺族ではないがとのことですがしっかりとした調査があり感動した、栗林中将を通し硫黄島での激戦、27,000人の死傷者を出す4万人の戦いがあった等、小さな島での激戦、自然と涙がこぼれた
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クリママ
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前作「散るぞ悲しき」で書き切れなかったこと、上梓後に新たにわかったこと。栗林中将の最期、硫黄島の無名の将校たち、バロン西、父島人肉事件、美知子皇后の祈り。多くの人が亡くなった硫黄島にも、沢山のエピソードがある。巻末、著者の「わたしの硫黄島-あとがきに代えて」に「硫黄島戦を書くことは、死について書くことだと思っていた。…けれども、ここで栗林中将と二万の将兵が、どのように生きたのか、それを書こう」と記されている。まさにそういう作品だった。
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しゃが
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前作「散るぞ悲しき」の続編、まだまだ知らなかったことが多かった。アメリカ人捕虜を殺害し、食べたという父島事件は衝撃でした、捕虜のかたの名前も命令した人もわかっていることも…。生き残った方たちからのインタビュー、遺族に残された遺品からも知りえることも多かった。硫黄島を歩くことはできないが、もし歩けば、戦死された方の遺骨を踏みつけていること…、なんとかできないのだろうか、思いに報いるために。
ちさと

暫く兄が硫黄島勤務していたことがあり、少しだけ話を聞いたことを思い出しました。読んでみたい一冊に追加させてください?

06/10 23:57
しゃが

ちさとさん、おはようございます。前作より衝撃的な内容もありました。ぜひ、お手になさってください。

06/11 08:32
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ワンモアニードユー
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栗林中将の最期を混乱させたというか、貶めたというか、あの堀江少佐という方の心理はどうなっていたのか。何か渦巻くものがあったのでしょうか。父島人肉事件は衝撃でしたが、これがリアルな戦争なんですね。
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Cinejazz
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戦後49年。声を失った皇后は二万余の兵が斃れた絶海の孤島で、栗林らの魂に呼びかけた。 「あなたの悲しみを、私はうけとめましたよ」と。 (ドキュメント5「美智子皇后 奇跡の祈り」)
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Kentaro
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硫黄島での栗林中将の最後の再検証として、三人の若手士官にとっての硫黄島の戦い、オリンピックメダリストバロン西さんの硫黄島での玉砕、知りたくなかった父島での捕虜殺害と常軌を逸した酒宴、天皇、皇后両陛下の慰霊訪問(硫黄島、サイパンのバンザイクリフ、父島、母島)が収録されています。やはり映画やテレビだけでなく、書籍で読んでみるものですね。まだまだ知らなかった戦争のこと、生き様をこれでもかと知らされます。
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むーむーさん
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再読。やはり涙腺が潤んでしょうがなかった。
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駄目男
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国の為 重きつとめを 果たし得で 矢弾尽き果て 散るぞ悲しき 栗林中将の無念の辞世の句である。 この方の絵手紙や妻に硫黄島から送った幾多の手紙を読んだことがあるが実にきめ細やかな愛情の持ち主だったことが伺いしれる内容で戦局の厳しい中、今後の妻子の行く末を思うと、それは胸が張り裂けそうな気持だったことだろう。 この本はそんな栗林中将の最期が如何なものだったか、証言者を求めて歩いたノンフィクションで、その凄惨さと悲しみが実によく伝わって来る本だった。 後世の人が決して忘れてはならないことですね。
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sin1row
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負けると分かっていて戦地の赴いた人々が多かったのに戦争を終わらせず破滅に向かって突き進めさせて政府の責任は重いと思う。その中でも任務を全うし、かつ人間としての尊厳を保ち続けた人がいたのはただただ頭が下がる。いまだに1300柱の遺体が眠る住民のいない戦跡の島、皇后の慰霊の旅の話も心を打たれた。悲しみしか残らない戦争は2度と繰り返しはいけない。そして、その戦争についてもっと知らなければならないと痛感した。
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北本 亜嵐
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「散るぞ悲しき」の続編的に書かれた5つのドキュメント。特に栗林中将の最期に注目して読んだ。一時は「米軍に投降しようとして殺された」「最後はノイローゼで役に立たない状態だった」という記事が掲載され、果たして真実は?筆者は関係者に取材を進める中、防衛省幹部の意外な中将観が明らかになったり、最期に関する新資料の発見を用いて検証している。その結果、やはり栗林中将は軍人として生きて死んでいったのだと。なぜ、こんな根拠のない話が出たのは未だにわからないが・・・作者の「あとがき」も興味深く、印象に残った。
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かおりんご
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「散るぞ悲しき」のあとに、書ききれなかった話をまとめたもの。慰霊のため硫黄島を訪れたときの皇后様の御歌が、心に残りました。「銀ネムの木木茂ゐるこの島に五十年(いとせ)眠るみ魂かなしき」地下壕には、未だに多くの方たちが眠っていると言われます。火炎放射で焼き殺されたり、海水を流し込まれて溺死させられたり、餓死で亡くなったり・・・私の知り合いは硫黄島に行ってるから、彼らから色んな話を聞いたけれど、慰霊のために行ってみたいと、この本を読んで改めて思いました。
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AKT
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「有名な人の話は記録に残るけれど…」三木陸子氏の言葉が響く。散っていったのは栗林中将やバロン西だけではない。その他名も知られないまま死んでいって骨がそのまま残っている人々が13,000近くいる事実を忘れてはならない。特に戦争は一面のクローズアップでその後ろに死んでいった名も語られない人たちの存在があるからこそ、有名な人の話が語り続けられるのだと思う。
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tecchan
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『散るぞ悲しき』で描けなかった硫黄島の戦いをめぐる5つの秘話。戦争に翻弄された様々な人生と悲劇。想い。決して繰り返してはならない戦争、そして現代に生きる私達の責任を再認識させられた。
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SS
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限界状況において真の人格(個人、役割)が発露する。
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いさらこ
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初読。昨年読んだ「散るぞ悲しき」の続編というか完結編。表題含め5つのドキュメントだけれど、やはり栗林中将の最期はよかった。栗林中将がそういう人でよかった。さらに「栗林中将の最期」の補完も含むような父島人肉事件。これは全く知らなかった。そして硫黄島と父島でこんなにも状況が違うんだなと。「次は父島だ」という怯え?もあったのだろうが、実際は硫黄島は本土への足がかり。そこに思い至らないのはやはり浅はかなのか。そして皇后陛下は本当に素晴らしい。
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マウンテンゴリラ
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新書という、頁数の制約があり、またおそらく、特に最近では売れ行きというものを優先させなければならないであろう媒体において、これほど凝縮された深い感動を受けたことに満足した。それにしてもまた、人間というものの不可解さを感じずにはおれなかった。例えば、軍の高級幹部である二人の中将が、かくも対照的な人物であるのは何故か、また、その一方(栗林中将)を、私自身および、おそらくは殆んどの人が時代的価値を措いても人格として上位に感じるのは何故か、等、それぞれの話題に対する派生的な興味が尽きない。→(2)
マウンテンゴリラ

(2)すくなくとも、いずれの時代においても、人格とは、地位や財力にはほぼ無関係であり、それらとは別に追求されるべきものであると感じた。最後に、本書でもっとも感銘を受けたのは美智子皇后の事であった。仏教的な表現で恐縮だが、末法の世である現世において、名誉、財力、権力といった欲望とは一切無縁の菩薩行を実践しておられるようにも思え、真の意味での高貴さを感じずにはおれなかった。

09/06 11:19
0255文字
mj
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硫黄島、父島、サイパン島での出来事に関する五編が収録されている。あの戦争で身を挺して戦い犠牲となってくださった方々について四編(うち米兵も含まれる)、最期に慰霊者としての美智子皇后について一編。本筋ではないが、(印象ですが)従来の日本的なリーダーとしての西中佐と、「合理的」なリーダー(日本的リーダーが非合理と言いたいわけではありませんが)としての栗林中将が対比的で興味深かった。
0255文字
パパナツキ
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皇后陛下を心から尊敬申し上げます。
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wei xian tiang
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栗林中将が錯乱し投降を企て幕僚に斬り殺されたという珍説を平成元年頃から広めて回ったのが堀江芳孝元参謀だとのこと。梯の精力的な調査で根も葉もない嘘と明らかにされたらしい。堀江の「闘魂硫黄島」も読んだが、元々1973年に出版されたこの本では栗林中将を褒めちぎり、持久戦の意義や戦争の大局観についても唯一自分と中将が感覚を共有できる同志だったかのように書いてあった。突然けなし始めた動機は不明だが、人の心はわからないものである。
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koba
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硫黄島にまつわる人物を5編に収録。書名になっている「栗林中将の最期」を目撃した者は生還していない。伝聞による諸説ある中、関係者を訪ね、諸資料を渉猟した結論は、被弾による戦死。美智子皇后の硫黄島訪問の解釈が興味深い。皇室の重要行事のひとつは、310万人とも言われる太平洋戦争の犠牲者を弔うこと。昭和天皇からその役割を引き継いだ今上天皇に寄り添うように、皇后は真摯に向き合っている。また、栗林中将に批判的な堀江参謀が一方では尊敬を集める人物として描かれているが、栗林中将に批判的だった理由は明らかにされていない。
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チャメ
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本書は、「散るぞ悲しき」の取材後日談とのことで間を置かずに着手しました。まあ、その意味では5編のエピソードのうち初編だけが栗林中将の最期に触れたものだから、本書のタイトルは全体を表わすものではありません。内容的には良いのですが…取材結果を構成したというよりは、辛辣に言えば、取材過程をプロットしただけだ。著者の取材力とか、動機とか、強運とか。内容よりそこにフォーカスが当たってる気がしてならない。やはり、ドキュメンタリーは、作者の主観が見えると冷めてしまう。
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おい
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栗林中将だけでなく、硫黄島に関わった様々な人の行動・考えが纏められている。作者の取材力とそれを纏める力は素晴らしい。作者の作品、もう少し読んでみたくなった。
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tadanori
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同じ著者の『散るぞ悲しき』はすでに読了済み。本書はその後の取材で明らかになった逸話などを著者が検証してまとめたもの。前書では硫黄島の指揮官であった栗林中将の話が中心だったが、本書は硫黄島の戦いに関連したその他の人物にも焦点を当てて書かれている。個人的には無名の将校の人物像を探った話が興味深かった。硫黄島で散ったのは指揮官であった栗林中将やオリンピックで活躍して有名だった西竹一中佐だけではなく、数多くの兵士たちが日本を守るために戦い、未だに硫黄島に眠っていることを忘れてはならないということを改めて感じた。
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ふろんた2.0
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『散るぞ悲しき』に深く感銘を受けて手に取りました。同じ著者の作品なので、サブテキストのようなものだろうと読み始めましたが、いきなり、「栗林中将はノイローゼで指揮が執れなかった」「最期は部下による惨殺」という説から始まり驚き。『散るぞ悲しき』出版後の反響と新たに得た情報から再調査をしているのだ。父島の出来事など衝撃的。事実が徐々に解き明かされていくようだが、何があったかはこの先も塗り替えられていくのだろうな。
ふろんた2.0

出版後に、こういう説もあるというのが湧き上がったみたいです。それについては、なぜ起きたのか、事実はどうなのかをここで再考証しています。

11/21 20:57
ふろんた2.0

いやいや、俗説に近い話です。陸軍中将だったこともあり海軍とのわだかまり見たいのもあったみたいです。ちなみに「落日燃ゆ」のあとに「広田弘毅」(中公新書)読むと評価変わりますけど(笑)。

11/22 09:44
4件のコメントを全て見る
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うさうさこ
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映画を見て、気になっていたことがすっきりしました。 今後も進展があれば、知りたいです。
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mawaji
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「散るぞ悲しき」完結編ということで八重洲R.S.Books店頭で見つけて購入。栗林中将の最期の状況の検証に絡めてバロン西伝説や衝撃の父島事件など興味深く読みました。中央における陸海軍の対立や職業軍人ではない士官たちの眼から見た戦争など、それぞれの立場からいろんな見え方があるのだということが再認識されました。「生きている人だけの声を聴き、今日と明日のことのみを思うとき、私たちは選択を誤ることがある」ことを踏まえ、両陛下の祈りについて深く考えました。藤田嗣治「サイパン島同胞臣節を全うす」ぜひ見てみたいです。
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pochi_kuma
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あの時代の話は既に我々には遠いものになっている。悲しく、愚かな時代だけど、彼らの存在が今の礎になっているのは間違いない。声なき声を聞き届けなければならない。
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tcut
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「散るぞ悲しき」を読んでいたのですぐに買ってしまった。「散るぞ悲しき」の後に得た情報で構成されたもので新しいエピソードもあり違った側面からあの戦争知ることが出来ました。3人の若き指揮官に着目したり、栗林中将の最後の数時間を再構築して見せたりと事実に迫ろうとする筆者の意欲に改めて心を動かされます。 西竹一の最後が米軍の戦車を乗っ取って果てた可能性があるというのは事実であって欲しい。
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hatagi59
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栗林中将の最後、諸説あったのね。知らない事ばかりで非常に勉強になったよ。若い士官とバロン西さんの話も非常に参考になった。当時の一部のエリート達の国に対する想いが知れたのが特に良かった。父島の捕虜の人肉食はかなりショッキングだな。処刑するのは、まだ分からなくもないけど、肝臓を食べるって…。正に狂気の沙汰だね。
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