読書メーター KADOKAWA Group

感想・レビュー
3

データの取得中にエラーが発生しました
感想・レビューがありません
perLod(ピリオド)🇷🇺🇨🇳🇮🇷🇿🇦🇵🇸🇾🇪🇸🇾🇱🇧🇨🇺
新着
ネタバレセネガル文学。原著は1980年、邦訳は1981年。 本作のテーマは女性の解放や男女平等ながら白人女性やフェミニズムとは違って男女協力を理想としている。男から権利を奪い取るのではなく女性らしさを大事にし、結婚は義務ではないが出来るならした方がいいという考え。ラディカル・フェミニズムとはかなり距離が有り、それがアフリカのやさしさや女性らしさでジェンダー・クリティカルではない。この辺りは解説でまとめて有るが、本文を読めばそれが手紙の形で表現されている。→
perLod(ピリオド)🇷🇺🇨🇳🇮🇷🇿🇦🇵🇸🇾🇪🇸🇾🇱🇧🇨🇺

主なストーリーは結婚生活三十年で夫が死去し、そこから始まる葬儀や残された子供達の事、また再婚の申し出等々。日本と違う箇所もあれば同じのもあった。人生の至る所で女性というただそれだけの理由で差別されて不利益をこうむる。 一夫多妻制も否定し、一夫一婦制の方が愛情が深くなるし、夫が複数の妻を平等に愛する事など不可能だという。そして妻同士での諍いが家庭内で勃発してしまう。 1980年頃の日本と比べても男女同権の意識は決して低くないし、日本では少し前からやたらと言われるようになった「女子力」なんて噴飯ものだ。→

11/18 18:34
perLod(ピリオド)🇷🇺🇨🇳🇮🇷🇿🇦🇵🇸🇾🇪🇸🇾🇱🇧🇨🇺

女性がゴルフを楽しむのも男性がお菓子を作るのも自由だ…本作の主人公は支持しないだろうけど。 本作のテーマはうなづける事が多いものの、もう少し創作としての工夫が欲しかった。最初から最後まで女性の愚痴まみれの手紙が続くので、小説としての出来があまりいいとはいえない。

11/18 18:34
0255文字
Risa Shimowada
新着
一夫多妻制が思っていたものと全然違い混乱した。男性の浮気の言い訳としての社会システムぽい。子供を簡単に捨てると聞いたことがあり、それも納得。一夫多妻制を中心にした親友夫婦と主人公夫婦の関係の壊れ方、母親としての人生を独白形式で語った本。この時代のこの環境では一夫多妻制が悪いという話なんだろうけど一夫多妻制が無くても幸せな夫婦が続く訳でもないし、どうなんだろうな。後書き、解説で欧州女性のフェミと違い、アフリカ女性のフェミは「やさしさ」だとあったのが新鮮だった。欧州と違い温暖な気候で争う必要がないからと。
Risa Shimowada

確かにアフリカ人は優しいかもしれないけど、紛争が多いのはじゃあどうしてなんだろな。西側が入り込んでるから?辛い出来事の中でも女性はポジティブに明るく生きていくという話ではあったが不幸がデフォルトの中で頑張る世界なので、年末年始に読む気分の本ではなかった笑

01/01 15:45
0255文字
全3件中 1-3 件を表示

この本を登録した読書家

今読んでいる読書家全0件中 新着0件

登録しているユーザーはいません

積読中の読書家全0件中 新着0件

登録しているユーザーはいません

読みたい本に登録した読書家全5件中 新着5件

かくも長き手紙評価67感想・レビュー3