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波乱 百万石の留守居役(一) (講談社文庫 う 57-16 百万石の留守居役 1)

感想・レビュー
7

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サプリママ
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ネタバレ⭐⭐⭐⭐❤️ 上田秀人さんの加賀藩士瀬能数馬のお話の第一巻。数馬が加賀の重臣の前田備後直作が襲われた所に出会い救ったことから始まる。四代将軍徳川家綱は病弱で跡継ぎがなく、次期将軍が取り沙汰されるなか、館林藩主家光の四男の綱吉、甲府藩主の家光の三男綱重の嫡男綱豊、加賀藩四代当主で二代将軍秀忠の曾孫の前田綱紀の名前が挙がる。加賀藩主前田綱紀の将軍後継については江戸では酒井雅楽頭忠清らの思惑や国元では直作以外は反対等の様々な思惑が交錯するなか直作の江戸行きに数馬が同行することになる。その道中で数馬らは襲われる
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エイキチ
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ネタバレ文庫の新刊 上田さんはお初 加賀百万石の前田家が舞台 四代将軍の家綱が病床にあり どうやら余命があまりない様子 妻が早逝し嗣子もいないため 五代将軍を早く選定しなければならない 家綱の弟の館林藩主・綱吉や 三代将軍家光の孫の甲府藩主・綱豊が有力候補だが 酒井雅樂頭が目をつけたのは 加賀藩主の前田綱紀 二代将軍秀忠の曾孫にあたる人物で 当然加賀藩内では賛否両論が入り乱れてる 綱紀は賛成派の前田直作を出府させた 婚約したての若き藩士 瀬能数馬が江戸まで同行することに さあどんな道中になるのか楽しみだ
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am Frosch!
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ネタバレ歴史上の事実はわかっているのでプロットの設定と過程をどうやって書くかがこの小説の面白さの鍵になるとおもう。外様を将軍に据えるという発想は奇抜だが新鮮。(無論あり得ないが)お家騒動の有様が実在の人物を交えて語られる。若く聡明な主人公が剣術だけでなく江戸の物慣れた庶民と渡り合っていく様が今後書かれていくのだろう。また、二巻にかかれる剣戟場面は剣術より知略を用いた戦いになるのだろう。そこに岳父本多政長の狙いが見えてくる。ワクワクするプロットだね。
0255文字
秋
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ネタバレ最初の方は出てくる言葉が難しくなかなか進みませんでしたが、中盤から面白くてするする読めました。そしてまさかの気になるところで二巻に続く展開・・・!これは二巻も引き続き読みます!面白い本に出会えた!!
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ソババッケ
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ネタバレ新シリーズの1作目。大老酒井忠清は5代将軍に加賀藩主・前田綱紀を据えようという驚愕の内容。何を題材にしてもいいが、このシリーズの狙いは何なのか、宮将軍擁立説に持っていくための布石なのかな。主人公は加賀藩で1千石の平士・瀬能数馬、23歳。筆頭家老の出戻りで3つ年上の娘・琴を娶ることになり、前田家の重鎮・前田直作の供をして江戸へ向かうことになったが・・・。解説にあるような、もうひとつの「樅の木は残った」のような展開となるのであろうか。ともあれ大藩前田家の一味ちがう世界を楽しむことにしよう。★3.3
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だいしょう@SR推進委員会
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ネタバレ四代将軍家綱の病は重いが、次の将軍は決まっていない。そんな時期に、幕閣から、加賀前田家に、次期将軍候補を出せという、なんともすごい無茶ぶりが…。あまりに荒唐無稽な話に、最初は気乗りしなかったのだが、今シリーズの主人公の腕も立つが知恵も立つのに魅かれて、最後までいっき読みでした。剣は使えるが、機転は今一つといった主人公が多いだけに、ここは他シリーズとの違いを見せなきゃね。それにしても、上田さん、地元金沢を気に入ってくれてありがとうございます。これからの展開を期待してます。
だいしょう@SR推進委員会

ごめんなさいっ! 1巻めと2巻めの感想コメを間違えました。このあわて者をお許しください。ナイスをしていただいた方、申し訳ありません。だいしょう~、ボケるなよ~と、笑ってください。

02/19 21:15
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バンスライク
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ネタバレ☆☆☆☆ 大老 酒井は加賀藩主 綱紀に次期将軍を打診する。藩は真っ二つに別れ混乱の中、瀬能数馬は襲われた重臣を助けた事から政争に巻き込まれていく。序盤は無茶な設定だなと感じていたが、舞台が加賀藩というのが特色で加賀藩独特の家風や事情が興味深くそれを活かしたストーリー展開など徐々に面白くなってきた。主人公の瀬能数馬は従来の上田作品の主人公らしくなく闕所物奉行シリーズの榊扇太郎タイプで世慣れた感じで存在感もあって良い。また許嫁となる琴姫は女性優位な上田作品でも特に言動もユニークで今後が楽しみな存在になりそう。
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波乱 百万石の留守居役(一) (講談社文庫 う 57-16 百万石の留守居役 1)評価40感想・レビュー7