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おばさん四十八歳 小説家になりました

感想・レビュー
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きじょん
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戊辰界隈においてあまりメジャーではない人物や出来事を作品化している植松三十里さんのエッセイ。生地の川口では男すごろくのあがりが妾を持つことであったとか、福井出張ではカニを貪りまくるとかキャッチーな逸話が続く。植松作品の登場人物には優しい系が多く、吉村昭ファンからすると、現実はもっとビターだったのでは…との感もあるが、彼女の執筆の原動力は「駄目なやつと見なされてる人にも言い分があるだろうし、それを代弁してあげたい」とのこと、素晴らしい。”おっさん感”のありすぎる戊辰界隈、独自視点の植松氏にエールを送りたい。
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kawa
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歴史事件の中で、無名な人や理解されていない人を取り上げて数々の印象的歴史小説を紡ぎ出す植松さん。読み友さんから教えていただいた本書は、作家になった経緯や創作の心構等を軽妙な語り口で綴ったエッセイ集。彼女の作品がマイ・ブーム、その中で出会えた一冊。本書から「読みたい本リスト」に8作ゲットで嬉しい悲鳴。数々の賞も取っている作家さんなのにも拘らず、「仕事を断ったら二度と依頼がなくなる」と言う危機感を持っているの言が意外。読み手としてはそんな作者の姿勢を受け止めて、本に向かわなくてはと改めて思わされる内容でした。
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湖都
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ネタバレ歴史小説家である著者のエッセイ。どうやって小説家になったのか、そもそもの生い立ち、賞をとってからの生活などが綴られている。これまでの著作についてもかなりの頁数を割いていて、読んだことのある本だとなるほど〜と思うし、読んでみたい本も増えた。私の好きな本については書いてくれていなかったので、気になるところ。著者は所謂勝ち組人生だが(出版社勤務を経て結婚、大学教授の夫をはじめ家族に恵まれ、渡米暮らし経験あり)、かなりの努力をされている。やはり生半可では作家としてやっていけないのだと知る。
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QP
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図書館の植松三十里さんのコーナーで「群青」を探していたらあった。小説家になるまでのいきさつ、テーマの選定などを語るところが興味深かった。また、亭主と二人の娘との家族関係も楽しい?!エピソード満載。正直に言うと植松さんの小説を読んだことが無い。「桑港にて」「調停の階段」を読んでみたくなった。横田美砂緒さんの装画・挿画が素敵。
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くりちゃん
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自身の生立ち、家族環境それぞれに俯瞰的に描き、高学歴を経ているのにもかかわらず九九や運動能力に問題が有ることも努力の振りで抜けとうす。歴史文学には取材が大きく比重があり、また、女性ならではの視点で文を紡ぎ時代の隠れた女性の有り様を書き著す。著者の本を読んでみたくなりました。ユーモアもあり、楽しく読ませてもらいました。
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りまる
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ネタバレこの著者の本はまだ2冊くらいしか読んだことがないんだけど、人物の描き方がとても好み。女性だからこそ、母だからこそ、歴史の隙間に生まれてしまった女の人たちの生き様を生き生きと描けるのかもしれない。今回エッセイを読んで他の本も読みたくなった。そして歴史小説と時代小説の違いを初めて知る。小説家の印税生活って憧れるけど、コンスタントに物語を書き続けられる人じゃないと難しいんだなと思った。
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じじちょん
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自身の生い立ちや結婚生活とか、こんな無計画な取材でいいのか、とか、約束すっぽかしちゃうとか、何となく浮世離れして大丈夫かな思う反面、自身が注目する歴史上の人物を語り出すと止まらない文章を読むと、小説家として物を書いてく人ってこういう感じなんだろうな…と思った。 面白いです。
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むつこ
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度々「この人は男?女?」と頭をひねりながら読んでいた作家さんのエッセイを見つけた。前半の勝ち組人生にすごい人がいるのだなと思ったし、小説家になるためのカルチャースクールに通っていた話には「あれ?読んだかも」と一度読んだことがある本かとデジャブ感(違う作家さんだったし、たしかにスクール出身の人も多い)なぜ、この作家さんの小説の主人公たちや題名に興味が持てないのかわかった(だって有名な人物ではないのです)それでも、小説家になりたい人、必見。有名な人でなくてもその人の人生は一つだし、主人公だもんね。
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及川まゆみ
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再読。
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美味しい渋谷
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植松三十里先生のエッセイ集。時代や人物設定が絶妙な作者さんの語られざるデビューへの道。
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Billy
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最初に読んだ著者の本は、「東京駅を作った男、辰野金吾」だった。これをきっかけに、フランクロイドライト、遠藤新、遠藤陶へと関心は広がり、東京駅、日銀、日銀広島支店、明日館へ、建物を見学した。そんな著者の人生、歴史小説を書くに至る動機、それをものにしようと奮闘する姿などが綴られたのが本著。私にとっては2冊目の著者の本。歴史とは人が築くもの。人が織りなす物語。そんな人間臭い物語を描きたいという著者。著者の人柄が素直に綴られた内容に心が明るくなった。今後、著者の本をすべて読んでみたい。
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プクプク
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歴史物は苦手と思ってだけれど彼女の作品は興味深い。エッセイも彼女の人生もおもしろい。この中に紹介されている彼女の作品も読んでみたくなった。
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saga
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歴史小説にまつわるエッセイがあり楽しめた。 植松さんの書く小説の主人公は、知らない人物が多いのが納得できた。 私もまだ世に知られていない人物を調べたりしてみたくなった。
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ポメ子
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よく読む作家さんのエッセイ。 家族や、作品への思い、作品を書くときの姿勢など、ユーモアも交えながら書かれていて、楽しめ、また何冊か、読みたい本が増えました。
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でろり~ん
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初めての著者。ま、知らない作家なんてたくさんいますからね。タイトル買いです。好感の読後感でした。とても正直な書き方だなあと思いました。自分でおばさんとかいう人は少なからずいますが、みんな鎧った話し方をするなあと感じていたのですが、この人は実に率直にな語り口。それだけに、文体に特徴がないかもしれませんね。作家になるための必要要素。ねばり、なのかなあ。それも才能の内といえばそうなんだろう。おばさん。誰でもそうなるし、おじさんにもなる。ガムバレ!おじさんおばさん。
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パフちゃん@かのん変更
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植松さんは同年代。勝ち組まっしぐらのオシャレな人生から、小学校3年生の次女が転校をきっかけに不登校になり苦労した話。その苦労があったからこそ小説家になれたらしい。自分の子どもであっても人の気持ちを変えることは難しい。「うちの娘だったら許さないですよ」と言った編集者には到底理解できないような苦労をしたのだろう。でもその次女さんは結果的には個性的ないい娘に育ったそうで、植松さんの対応は間違っていなかったのだと思う。この人の小説は読んだことがないので読んでみよう。
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じろ
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★★★★ 気づいたらこの人の小説ばっか読んでるのでエッセイも読んでみた。おもしろーい!小説読んでてもそんないけてるおばさんではないな←失礼すぎる と思ってたけど人生はとんでもなくいけてて素敵…!てなった。でもそれにのってキラキラになるのではなく泥臭く生きてるのが好感が持てる。小説家になってからは苦労&努力してるし。好き好きー しかし次女の話身につまされる…育児はやはり覚悟してやらなあかんな。がんばろ。
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推理
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ネタバレ歴史は複雑だが、歴史小説は主人公の視点を固定し主人公に見えなかった部分は描かないので複雑になりすぎなくてすむ。歴史小説はテーマから外れる事柄はとことん省かないと煩雑で読めなくなる。歴史小説は歴史説明のために描写を削る。時代小説は情緒や雰囲気の描写を盛っていく。同じ浮世絵でも歴史小説家と時代小説家は別のところに目をつける。時代小説は悪人が躍動する勧善懲悪なものが痛快だが、著者は悪く評価されている人物を主人公に新しい評価で書きたいので、悪を一面的には書きたくない。
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ANKO NAKAMURA
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植松さんならではの、裏話が満載です!苦労や失敗も植松さんの手にかかれば面白く楽しいネタになりますね!!だからあんなに素晴らしい選び抜かれた言葉と文章が出来上がるのですね(*^ω^*)親しみ感のある楽しい本です!
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カラヤ3
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小説家の苦労が軽い筆致で書かれていて読みやすかった。この作家の作品は一編も読んだことがないので1冊ぐらい読んでみようかな。
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ごん
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チャンスをつかんだら離さないで食らいつく。運もあるんだろうけどこのかたの行動力がやっぱり素晴らしいんだとおもう。尊敬します。
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ぶんこ
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面白かったです。在米中に夫の大学内での小説講座に通い、いかに読み易い文章を書くかを学んだからか、こちらのエッセイは読み易かったです。夫と2人の娘さんとの家族仲が良いのも微笑ましい。作家になれたのが次女の登校拒否という、著者の人生での勝ち組真っしぐらだった人生での初の戸惑い。そういった事を正直に明かす姿勢にも共感しました。歴史の中で脚光を浴びていないけれど、頑張った人々を取り上げるというのにも拍手。著者作品はこちらを含めて3冊ですが、作品が出来るまでの経緯を読んで、他にも読みたい本がふえました。
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ガーコ
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☆☆☆☆
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雛
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この方が作家と名乗ることが出来るようになるまでの努力の量や質を思うと、世の中広いし厳しいなぁと実感させられます。植松三十里さんなんて見たことも聞いたこともなかったもので(汗)。もし勝ち組の人生を突き進んでいたら小説家にはなれなかったという言葉には深く共感させられます。
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たか
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植松さんの作品を何冊か読んで好きな作家さんの一人となりました。なかなか読書の時間が取れない中で次の一冊を選ぶのに、エッセイに時間を割くのはもったいない?せっかくなら、植松さんの歴史小説をもう一冊読んだ方がいいのではないかと思いました。しかしこの本から植松さんのお人柄が伝わってきて、ますます好きになりました。
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時任ウロ
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小説家の裏話のようで面白かった。なってからが大変!植松さんの題材選びの心がすごく良くって、まだ味読の本を読んでみたいと思えた。
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kyoko
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植松さんの歴史小説のファンですが、これを読んだら植松さん自身のファンになりました!ご家族も素敵です。
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azuno
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ざっくばらんなストレートな表現。洒落もあるのだろうが、そんな風に語っちゃっていいの?と読み進んでいくと、娘さんが不登校に。その苦しみ、つらさ。またその事があったから小説家になったという動機付けが凄いし本当の所なのだと思う。本業の歴史小説もおもしろいが、このエッセイはおもしろかった。
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うたたね
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幸せな人だなぁ。という印象。「高齢でデビューするなら、このジャンル」とか、出版するまでの裏話は、引きましたが、まぁ、ざっくり読了です。
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メガロパ
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時代小説はあまり読まないが、書名に引かれた。軽妙な語り口で楽しく読めた。
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異風陽洋
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ネタバレ私の作品には、悪人が登場しないという指摘も受けた。時代小説は勧善懲悪に徹した方が、単純明快でわかりやすいし、たしかに痛快でもある。でも私は、もともと歴史的に評判の悪い人を書くのだから、単純な善悪の書き分けは、あまり好きではない。それに悪人を書かなければ、小説として成り立たないわけではないと思う。山本周五郎だって悪人を書かない。根っからの悪人などおらず、弱い人間がいるだけだと、何かで読んだ記憶がある。(P219)
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りお
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知らない作家さんだったのにタイトルから好奇心で読み始めたけど、ものすごく面白かったしためになった。この方が取り上げて書くのは「戦争をしていない人」「生き残った人」とのこと。つまり歴史の表舞台には極めて現れにくい人物。その心意気に感心、感動、これから著作を読みあさりたいと思う。
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ごろごろ
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図書館でタイトルに惹かれて読みました。実は初めてお名前を聞いた方だったので、なんの知識もなく、時代小説家ということをよんで知りました。今戦国~江戸時代ブームが我が家で起こっているので、これも運命の巡り合わせ、さらに植松さんの著書を読んでみたいと思える内容でした。
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つむじ
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植松さんの小説自体はよんだことないんだけど図書館で見かけててにとってみました。線の太い人だなーという印象。とても面白かったです。小説のほうも読んでみようかな。
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及川まゆみ
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植松さんは、今はなくなってしまった歴史文学賞の受賞者で、初めて読んだ時は地味な題材をとる人だなぁと思っていました。あと、美人さんだなぁと。あれからもうかなりたち、コンスタントに本を出されていて、私は「女たちの江戸開城」がとても好きです。(余談だがタイトルはあまり……「女陰陽師・土御門藤子」とかの方がキャッチ―かも。主人公ですし) 製作裏話、新人賞裏話が大好きなので、とても楽しく読みました。これからも頑張ってほしい人です。
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浦島の亀@南メキシコ
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母から。この人の作品は読んだことないけど、ちょっと読みたくなりました。時代・歴史小説だとデビュー遅いことはけっこうあるんですね。でも米国生活やってたとかそんなハイカラ(死語?)な作者さんだったとは。子供を育てて、不登校などの問題にハラハラしながら、これだけの数の本を書き続けるってすごいな、でもそれより、旦那には離婚されないようパンツ靴下の洗濯と朝晩の料理だけはしてるってところがもっとすごいと思ってしまいましたw
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Mitanko
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すずらん本舗堂に着物姿で出演されていたのを観ていたので親しみ倍増。エッセイも、謙虚な感じで好き。次女の不登校があったからこそ転んだ痛みをわかり、書ける、と。国家間の問題を解決する方法を、歴史の中から探すことが大事、だと。穏やかに暮らしている限りは、特に愛国心など意識しない。家族が空気のような存在であるのと同じように、自分の国への思いも、あえて意識しないで暮らしていかれる。なるほどな、と思う。植松さんには昭和史を、是非がんばって書いてほしい。
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みにみに
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とても面白かった!娘さんが不登校になり、苦しんだ経験のおかげで作家になれた、っていう言葉は胸に響いたなあ。著者の他の本も読んでみよう♪
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おばさん四十八歳 小説家になりました評価100感想・レビュー56