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アーサー・ウェイリー—『源氏物語』の翻訳者

感想・レビュー
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takao
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ふむ
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Hiro
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その英訳によって源氏物語を世界文学の古典に押し上げた英国の学匠詩人の、業績、生い立ち、作品の鑑賞、彼をめぐる社会や学界の状況などを、多面的に取り上げ解説した重量級の力作エッセイ。この二日間私は本書を読んで文学作品の解釈の面白さ、読書の多様なあり方の素晴らしさを堪能した。まず冒頭の、儒学の古典詩経の一節の目の醒めるような解釈の大転換に驚き名訳者の才能に舌を巻いたのが始まり。源氏を原文、英訳、現代語訳と並べて読み合わせる楽しさ。骨の折れる読書に集中して疲れたけれどとても充実した時間を過ごすことができた。感謝。
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EnJoeToh
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なるほど。
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まつど@人文
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すごい面白い!アーサーウェイリーさんは源氏物語の英訳を通じて日本の文学のレベルの高さを西欧に認知させるきっかけを作った比類なき東洋学者。彼の英訳は廉価版でしか読んだことがない。完全版や詩経の英訳(←この本に紹介されているのが僕好みの訳で期待度高し♪)にまた暇がつくれたら挑戦したい。四章の世界文学の中の源氏物語と五章の翻訳の諸問題がなかなかイケる。
マウリツィウス

おうっと。ウェイリー版Kindleで積読モードでした。私も読み始める予定です。日本語原典もKindle入手予定。

08/31 01:13
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nanchara_dawn
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面白い。1925年から33年にかけて『源氏物語』を翻訳し、日本文学を初めて「世界文学のセンターコート」に登場させた英国人、アーサー・ウェイリーの評伝。ウェイリーの翻訳は逐語訳ではなく、20世紀の英語芸術作品としての自然さを損なわないように、言葉を変えたり補ったりしていくスタイルだった。ゆえに、原文と突き合わせることによって、ウェイリーが自ら訳した『源氏物語』(や謡曲、漢詩など)の本文にどのような「等価値語」を与えていたか、という創造的思考の過程が炙り出され、原文の魅力が立体的に浮かび上がってくる。
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鳩羽
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「源氏物語」の優れた英訳を成し遂げたアーサー・ウェイリーの評伝。源氏物語はもちろんのこと、東洋と西洋の文化・文学の比較から、翻訳の醍醐味まで、わかりやすく尚且つおもしろく書かれた本だと思います。源氏好きな人にも、読んだことないという人にもおすすめです。
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