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ネタバレ当時の状況は今と違うとは分かっていても…エリスが気の毒過ぎる。自己憐憫に浸るのはもういいから、潔くか弱い女性を守るために立ち上がれ！と言いたくなる。しかし同時に、恋愛というものは残酷にもなりえることも思い出す。被害者になり、加害者になり…そういった残酷物語は、案外自分の過去にも散らばっているかもしれない。また、このオリオンブックス社版は現代の文体なので、とても読みやすい。《森鴎外好きの方は、もし他にもお薦めの一冊がありましたら、ぜひ教えてください。『山椒大夫』は読みました》

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コメント(0)2022/01/11

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一度読んで最低だと感じた後に時代背景を考えて二度目を読んでこそだと思う。ただ物語りそのものとしては面白いものでもないような。。。

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コメント(0)2017/09/30

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森鴎外の『舞姫』の擬古文を、佐野桂子さんというひとが現代語に改めたもの。原文のシャープな感じがよく出ている現代語訳。原文の美しさとかかっこよさは読みやすさと引き換えになってしまうのか、減りはするのだけど、読みやすさを重視するなら仕方がないのかもしれない。豊太郎の、こころ音痴なところが、美しさが減った分、よく分かる。こころ音痴なのに、それが汚点だと自覚できるのは辛いよなあ。武勇伝じゃなくて、ほんとに汚点として懺悔してるのかもしれないな。懺悔するのは、気持ち良さそうだけど、豊太郎にはどうだったのかしらん。

ナイス ★14

コメント(0)2016/10/03

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