形式:ライトノベル
出版社:KADOKAWA
形式:Kindle版ライトノベル
前作のラストで賛否両論になってしまった事の学びから、「義妹」「最初から両片思い」としたのも受け入れやすい。またシンプルに小説が上手く、テンポのいい文章、クスリとしてしまう勢いあるギャグ、ベタだがニヤ二やしてしまうラブ。ラノベの基本である、「読みやすく楽しい」が高いレベルで実現されているなと。今作はお仕事ものとしての要素もあり、過剰にデフォルメされているけど、ほほうと思ってしまう知見を得られたり、クリエイティブな熱を感じる事が出来たり、面白さの幅が広いなと。→
ヒロインもクーデレのようなツンデレ(実質デレデレ)ですが、当時に合わせトゲは少なくなり可愛さを増したチューニングが快い。等身低めのキャラが多いのは、作中でもあるようにイラストレーターとの相性問題かなと考えたり。総じて一大ブームを築き上げた俺妹から進化した良作、今更ですがオススメ。
何気になのだが、この本はクリエイターの指南書として大変参考になることも追記したい。楽しいと思って作らないと本当に良いものは生まれないっていうセリフは結構衝撃を受けた。確かにそうだと。ある程度やっていると人気出そうだから売れそうだから便乗しよう~という気持ちにはなりがち。それを吹き飛ばし、初心を楽しいと自分がしたいと思った事をしていた時代を少しでも思い出せるような、そういうクリエイターへのメッセージを感じた。
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