形式:単行本
出版社:KADOKAWA/エンターブレイン
わ~、良本のオススメができたようで嬉しいです(≧∇≦*)アマノサカホコさんは何度か私が絶賛した本を読んでくださってとても光栄に思っています!個人の好みがあるので作品によっては合わなかった様子だったこともあったりして、もしかして私がオススメしたせいで時間を無駄にさせたのでは!?とドキソワしていますが、今回は噛み合ったようで安心しました~。最後まで楽しんでもらえたら幸いです!
合わない所は、人それぞれの好き好きポイントやときめくポイントがわかりそこも楽しいですね。性癖もバレますが...ドキソワ(笑)年末も近くなりランキングも楽しみにしています
執筆は2011年から2014年の7月まで。1巻の書籍化は2014年の3月。なろうの黎明期に突如現れた巨星にして怪作である。作者は他に名を持つベテランだろう。時代・剣客小説が「おじいちゃん向けラノベ」というのは事実だが、ならばとそのまま異世界ファンタジーにすればこうなるという出来。だが、本作はそういったジェネリックにとどまらず、続く話は雰囲気そのままに指輪物語系、三国志系、水戸黄門系、ドラクエ大魔王討伐系、宮本武蔵系、ロードス島伝説系、そして……だったりと、作者は様々な可能性と再解釈を楽しんでいる。
ただ、現実世界での食材等の名詞はもちろん、ゴブリン、オーク、エルフといった名詞も用いず、暦も1ヶ月41日?そして1年10ヶ月?(つまり1年=1歳=410日?)など、リーダビリティへの配慮はまったくない。特に書籍版1巻は地図もない。読み飛ばしの力を使ってでも読めれば間違いなく面白く、志の高い作品だが、なろうは元よりラノベや一般文芸にも既に置き場はなく、「グルメファンタジー」など銘を打つしかなかった点が実に悲しい。なろうの可能性を示す作品だったが、第2刷まで5年もかかっており、売れなかったのだろう。
食べ物の描写はそんなにひかれなかった。架空の食べ物なのに架空の食べ物感があんまりなくて、現実の食べ物の名前に変換して読もうとしてしまったのがいけなかったかなあ。
余談、だがラノベを読む本来の年齢層、ティーンエイジャーにはまるで受けなそうな感。
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