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1985年のクラッシュ・ギャルズ (文春文庫 や 43-2)

感想・レビュー
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はるぱ
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ご縁があってプロレスを少しナマ観戦したきっかけから関連本。井田真木子「プロレス少女伝説」も面白かったが、同時代を描いたこちらもかなり熱い作品だった。作者本人も書いているように、リング上の長与千種・ライオネル飛鳥だけでなく、それに熱狂した少女を配していることが作品に厚みを与えた。私の「観るプロレス」も「読むプロレス」もこれで一段落かなあ。
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せい
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プロレスの天才・長与千種。そんな長与とクラッシュ・ギャルズを結成し、一躍トップスターとなるも、長与の光を受けることでしか輝けないことに苛立つ秀才のライオネス飛鳥。「ダンプ松本の引退で私の半身は死んだ」という長与。『極悪女王』の後も2人の人生は続いていく。2人の人生から女子プロレス史を映し出す"〇〇年の何々"シリーズの一冊。クラッシュギャルズ親衛隊だったという女性プロレス記者の回想視点も織り混ぜることで、その時代の女子中高生ファン心理も見えて面白い。
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goro@一箱古本市5/5
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既読だと思わなかったわ。年を重ねると物忘れも激しいです。『極悪女王』を見たあとだからより一層熱い想いが伝わるってくる。クラッシュは同世代で活躍を見ていたけどその後の女子プロの動向は朧気だった。熱い時代をもう一度取り戻せるのか頑張って欲しい女子プロレスです。
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ライアン
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今、「極悪女王」が話題になってるので、こちらを再読。いや~、当時は本当に凄かったわ。こっちも充分面白い!
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masa
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#極悪女王 観た勢いで名著を久しぶりに読み直し…あれ、ダンプちゃんと仲良かったのってチコじゃなくてトモだったんだっけ?と思ったり。引退復帰後の2人の歩みがまた面白いんだよね。ドラマ観た方これから観る方間違いなくオススメ!
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itchie
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ネタバレ『極悪女王』はクラッシュの2人に関しては消化不良の感がある。というのも当たり前で、単に主人公がダンプ松本だったからというだけではなく、クラッシュギャルズの物語は80年代で終わらないから。2人の物語が1つの完結を迎えるクラッシュ2000までの道のりも、『極悪女王』に匹敵するほど面白い。
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柏パパ
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同僚の女子がクラッシュギャルズの大ファンで、中2の時に長与千種が坊主になったので自分も坊主にしたそう。当時の私は大学3年だったが、クラッシュギャルズの人気は知っていたものの幼少期を苦労した長与千種と格闘家として恵まれた才能を持つライオネス飛鳥の関係は知らなかった。長与と敵対するダンプ松本との絆、ジャガー横田と飛鳥の関係など目頭が熱くなった。特にジャガー横田は後輩思いで優しい人だった。また当時の親衛隊のエピソードも興味深かった。全体を通して、柳澤氏の文章は小気味良くリズム感があり気持ち良く完読できた。
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Ryoko
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ネタバレ彼女たちの全盛期を知っているのでとても読みたくなった。忖度なしで書かれた本だなぁという印象。プロレスは観客を楽しませるショー。そのためにレスラーたちは演技をする。けがをしないように、させないように練習をする。身体的に、だけではなく精神的にも辛そうな当時の2人の様子がよくわかった。仲が良かったわけではなく確執があったようでその辺りは芸能界と同じ。読み進めながら何度も「そうだったのか」と衝撃を受けながら読了。余談だが長与千種の歌唱力に驚いた(笑)
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ライアン
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これは面白い!。世代的には勿論知ってるけどそうだったのかと。複雑な家庭環境で育ち、レスラーとしては同期で一番の落ちこぼれ。しかしプロレスを「魅せる」ということに類まれな才能を発揮し主役となった長与千種。フィジカルに恵まれエリートだったのに今や千種の支配(演出)する世界の一員となってしまったことに苦悩するライオネス飛鳥。二人は袂を分かち、引退、復帰、そして再結成し、後にリングを降りる。あとこの二人だけでなく、もう一人少女時代に見た二人に魅せられプロレス記者になった女性の視点が加わったことでその世界が引き立ち
ライアン

グイグイと作品の世界に引き込まれた。

02/25 22:24
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しーたか
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週プロの話もそうたが、プロレスって一体何なんだ。
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ダイナマイトダディ❨DD❩
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ネタバレ初読。柳澤さん2冊目。自分も中学生の頃、クラッシュ・ギャルズに夢中になった一人です。本を買い漁り、テレビを観ました。そんな自分にはたまらない、クラッシュの二人の魅力に溢れた一冊。猪木の時とは違い、1985年だけがフィーチャーされるのではなく、二人の生い立ちからクラッシュの先までが描かれている。当時を思い出しながら、一気に読みました。最後の方は女子プロレスは死んだ、みたいになってしまって浜田文子や日向あずみといった存在に触れられていないのが残念だけれど、クラッシュ本としては読める本だと思う。
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美味しい渋谷
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柳澤健さんの格闘技モノは熱い。クラッシュギャルズ、懐かしい。少し前に長与千種さんの名がニュースで流れてビックリ。
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ひさくら
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ユニットとして活動している間も、解散した後も。リングの外での因縁をリングの上でぶつけ合う長与千種とライオネス飛鳥は紛れもなくアイドルであり、「プロレスはアイカツ」と宣う友人の気持ちがよく分かった
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Kohei Takamuko
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プロレスの面白さとは何だろうか。長与千種は試合を通して観客に自分の感情と痛みを伝えることを目標としていた。そして、思春期の少女は自分の性を憎みつつも、男を愛すると自らの性を実感してしまう。ゆえに女であることから自由な女を愛する。この感覚を長与千種は体感で理解していたから、うまくスイングすることができた。 試合という「点」が、世相と思春期のジレンマという「線」で繋がる。このダイナミズムが、まさにプロレスの魅力である。
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akihik0810/文化系友達募集中
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ネタバレ図書館本。病院で読んだ本。女子プロレス史に名を刻んだ、83年に結成されたクラッシュギャルズの物語。印象度A フィジカルエリートであり、「強い」ライオネス飛鳥と、「雑草」であるがプロレスの本質を研究し、プロレスの本質を理解する長与千種。飛鳥は強いが、試合の柱となる「演出家」は長与であり、「人気」という実力世界では長与が飛鳥を大きく引き離す。飛鳥は精神を病みクラッシュを解散。飛鳥が真にプロレスに開花したのは、30代で復帰し、ヒールに転向してからだった。 物語前半部は長与の雑草エピソード、(続
akihik0810/文化系友達募集中

後半部は「長与に敗けたエリート」飛鳥が開花する内容になっている。クラッシュ2人の物語だけでなく、ファンとして当時の親衛隊会長女性のエピソードも合間に挿入される。 女子プロは話だけで見たことないのだが(そもそもクラッシュは、私が生まれた時代だ)、プロレスの舞台で行われているのは、決して八百長という言葉で片付けられるものでなく、全人生を賭けて行われるショーであるとはっきりわかる。そこまで人生を賭けて初めて、リングの上で輝けるのだ

06/15 17:12
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お惣菜パン(Tobe)
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★★
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ジュンジュン
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クラッシュギャルズに関しては、うっすらと記憶にある程度だったがとても面白かった。一連の暴露本出版後の作品なので、デリケートな部分にもズバリと切れ込む記述はグイグイ引き込まれる。また、主役2人の他に、1ファンの視点を導入した構成も、本書の特徴の一つ。
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マッタン
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作者の思い入れが半端ない!馬場、猪木よりもいいかも
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ここは月の裏側
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プロレスノンフィクションっていうのはやっぱり面白い。
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天切り松
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日本女子プロレス史。おもしろい。ルチャリブレにたどり着くまで色々あったのね。やっぱ玄人からみたプロレスの主役はヒールなんですね。
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シミバチョフ
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ネタバレ面白かった。冒頭の「ダンプと千種の髪切マッチを観た少女」のエピソードはNHK「アナザーストーリーズ」で山田花子が語っていたものだった。アルドリッチ監督の傑作『カリフォルニアドールズ』が観たくなる。
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goro@一箱古本市5/5
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「かけめぐる青春」から知る身にとってクラッシュ・ギャルズの熱狂はそれまでとは違う何かを見せてくれた。でも彼女たちもそれぞれの人生を掛けて闘っていたんだな。たかがプロレス、されどプロレス。ここまで語れるプロレスがある国は日本だけだろう。観る者、追いかける者、人生を変えるほどの熱さを感じるエンターテイメントだった。「コノヤロー阿部!スリーカウント入ったろ!」と熱かった時を想い出し一気読みの本でした。格闘技で人生語っちゃうの好きなんだな。
goro@一箱古本市5/5

極悪同盟は阿部さんも含めクラッシュの盛り上げ役だったからね~。

08/08 10:01
少年隊世代

「ヒールはベビーフェイスの引き立て役」という図式が崩れてきたのが、アジャとブルの時代らしいです。ヒールであろうと、強い者が主役になる。アジャのベルトはそれを象徴したらしい。

08/13 00:53
7件のコメントを全て見る
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鉄蔵
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当時女子プロレスはあまり興味なかったので、彼女たちがそれほど熱狂の対象だったとは知らなかった。本書を読むことにより初めて、エンターテーナーとして役を演じきるレスラーたちの凄さが身に染みてわかった。それにしても長与千種は天才だな。
さぜん

意外なセレクト本ですな。

07/03 08:17
鉄蔵

中高生の頃プロレス好きだったので、大人になってこの類の本にはまっています。

07/03 08:21
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Wataru
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凡人である我々が、天才に対して何を望んでいるか?我々は天才に「操られたい」んだ。
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isbm
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★★★☆
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少年隊世代
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この前NHKの「アナザストーリー」という番組で取り上げられたクラッシュギャルズ。ああ、私も「ダンプ松本め、クソッ!千種、飛鳥頑張れ!」と固唾をのんで二人を応援していた。子供心にふと疑問だった。千種は、なぜあんなにコテンパンにダンプにやられても、血まみれになっても、プロレスのリングを決して降りようとしないのだろうか?普通の女の子のように、友達と恋話に花咲かせるとかしたくないのだろうか?当時の私の疑問への答えがこの本にあった。千種はプロレスをやめるわけにいかなかったのだ。
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坊っちゃん
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★★★1/2
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古泉智浩
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 冒頭を読み始めたら最後まで読むのを途中でやめられないほど面白く、読むのが遅いオレには滅多に無い読書体験だった。クラッシュ・ギャルズに全く思いいれもないしそれほど興味もなかったのだけど、それでも大変おもしろくてぐいぐい引き込まれた。間違いなく名著である。中でも中高生の女子がかっこいい同姓に惹かれる理由が語られているのが面白かった。長与千種の方が圧倒的に人気があったことも初めて知った。彼女の天才性が周りをざわつかせている感じや、ファンが彼女の計算高さを知っていても熱狂するのも面白かった。
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アルファ
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女子プロレスという枠を超え、かつて全国の少女を熱狂させた二人の少女時代からブーム後までを描く。二人の視点だけでなく、当時熱狂していた少女の一人だったライターの視点も加わる事で、当時の熱量がより一層リアルに伝わる構成。スターとして輝く中で二人には心の暗部と苦悩が存在していた。そのネガティブな部分も描く事で、なぜ二人は人気を博したのか、なぜコンビは長続きしなかったのかが重く伝わってくるが、読後の感触は力強い。プロレスファンも、当時を知る人には勿論、そうではない人にも「女性の生き方」を描いた本としておすすめ。
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qoop
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クラッシュにハマれず、ようやくブル時代から女子プロを観始めた自分のハマれない感覚を再確認することにもなった。それを抜きにしても、本書の肝は二人の復帰以降だろう。時代とズレ、自己像の修正を余儀なくされた二人のあがきは相当ドラマティック。また解説にある通り、クラッシュという現象を80年代だからこそ成立したものと捉えると、これだけ見え方が明瞭になるのかと驚いた。
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ブルドック
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女子プロの事は、あまり知りませんでした。なかなか奥深いなぁ・・・。
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渋谷英男
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苦悩、努力、栄光、挫折、再起、プロレスは最高だ。ただ、つかこうへいが自分からいつか公平て言ったことかな?☆5
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0607xxx
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女子プロレスラー長与千種、ライオネス飛鳥によるタッグチーム「クラッシュギャルズ」を元に描かれるこの本は、当時を知らない人が読んでも十分楽しめる一冊だと思う。十代の女性を中心に一世を風靡した当時とその後…以前観た「ザ・ノンフィクション」でのダンプ松本と長与千種を思い出し、このドラマはまだまだ終わっていないように思います。
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noo
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まだ高校生くらいだった千種さんの精神的な強さ。いまの自分より強いかもしれない。全女という厳しい環境が、彼女の心を鍛えたのでしょう。セメント試合だったというのも関係あるでしょうね。松永兄弟は腹黒いですね。女衒と大差ないですね。
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pend
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女子プロレスの世界を変えた長与千種と、彼女と出会って本当のプロレスに目覚めたライオネス飛鳥を通じて描く、一大女子プロ興亡記。飛鳥さんがこれほど悩みに悩んでいたなんて知らなかったです。もともと現役時代を知らないのですが、テレビで観る飛鳥さんはハツラツとした明るい方だったので意外でした。格闘技とプロレスの間で揺れ動く飛鳥さん。天才的なプロレスで世間を席巻した千種さん。まあ結局飛鳥さんもプロレスの楽しさを知り、天下を取るんですけどね。吹っ切った飛鳥さんだから明るいのかなw
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sayzk
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1985年頃、男のプロレスばかり見てた。女子プロレスはなんだろう、どうしても重みがないようで、唄は唄うし、あの「コンノヤロウ!」がわざとらしいし、なんかあんまり見なかったなぁ。でもよく週刊プロレス読んでたので主要な選手名くらいは知ってた。そんでこの本。押え込みルール、知らなんだなぁ。全日本女子がそんな凄い団体だったなんて。知らなんだなぁ。中高年のかつてのプロレスファンたち。是非読みましょう。
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トール
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傑作。1982産まれ、プロレス観戦経験なし。 なのに、読み出したら止まらない。 すばらしいドラマ。
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澤唯
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炎の聖書のサビはまだ歌える こういうノンフィクションはやっぱり好きです いやー凄まじい
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yunico
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クラッシュギャルズを見ていたのは小学生の頃。中性的なカッコよさにあこがれたものであった。いつの間にか見なくなってしまった女子プロだが、私もそうだったようにその後の彼女たちにも様々な人生があったのだなとしみじみした。この本を読んでからザ・ノンフィクションの長与千種、ダンプ松本を観てみたがこちらと合わせて観るとよいかも
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リキヨシオ
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女子プロレス伝説のタッグチーム「クラッシュ・ギャルズ」で一世を風靡した長与千種とライオネス飛鳥の波乱の半生を描いたノンフィクション。全日本女子プロレスという異常な環境と殺伐とした人間関係の中タッグを組んだ2人。プロレスの天才長与千種と優秀なアスリートだったライオネス飛鳥は女子中高生を中心に絶大な人気を手に入れる。人気と共に多忙になる2人に全女の異常な伝統と互いのプロレス観が次第に距離を生むことに…。2人の半生だけでなく、多くのレスラーの協力によりプロレスの魅力と構造、裏側も述べられ面白い!一気読みの作品!
Fe

リキヨシオ様 この本の単行本 http://bookmeter.com/b/4163744908 を三年前に読みました。柳澤健『1993年の女子プロレス』 http://bookmeter.com/b/4575303267 もいいですよ~。

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1985年のクラッシュ・ギャルズ (文春文庫 や 43-2)評価79感想・レビュー64