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石を抱くエイリアン

感想・レビュー
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みちにゃんこ
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何気ない中学三年生の日常を読み進めるうちに、自分が見知っている事件・事故・災害が次々に現れ、当時に思いを馳せた。まさか最後こんな結末になろうとは。非日常は日常の隣り合わせにあり、いつ自分もその立場に置かれるのかと思うと、最後はこころが苦しくなった。
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ジュリ
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原発のことが出てきた。政府は原発を増やそうとしているけれど、そんなの反対。福島第一原発での事故があったのに、そこから何も学んでいないのか。原発に使うお金があるなら、再生可能エネルギーの方にお金を回して欲しい。
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ヨシ
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1995年生まれの子どもを描いてほしいと依頼を受けて執筆された小説。1995年は阪神大震災、地下鉄サリン事件が起きた年である。そして彼らが中3の卒業式直前、東日本大震災が起きた。なんという星回りであろうか。その中3の生徒たちが明るく描かれていて、重い話にもかかわらずとても読みやすく、心に響いた。文化祭の研究発表として原発問題に取り組むため、自然と原発問題も考えていた。そして、衝撃のラスト…誰もが自分で選ぶことのできない不条理な世の中を生きている。でも、そこには希望がある。前向きなラストに救われた。
ベーグルグル (感想、本登録のみ)

1995年は激動でしたよね。阪神大震災も経験したし、地下鉄サリンも衝撃でした。依頼された執筆っていうのも気になります。

07/26 08:06
ヨシ

激動の出来事の連続でしたよね。小説と現実の境目がなくなり、呆然としました。

07/26 14:25
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toko
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ゆっくり読むつもりが一気に読んでしまった。濱野京子さんは『トーキョー・クロスロード』で初めで知ったと思っていたけど、『くりぃむパン』の作者と知り、驚きつつもなるほどと思う。主人公の性格も相まってポンポンとテンポ良く中学3年の一年間が描かれ、一気に読み進む。ラストに近づくにつれ、その年の春かどう描かれるのか気になってしまう。あとがきから1995年生まれの子どもを描いてほしいと依頼を受けての執筆と知る。今を生きる子どもたちに贈る飾らない心の底からのエールに胸を打つ。
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二宮なるみ
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何だかタイムリーに読んだな。地震、原発と最近のニュースと重なる。主人公たちが阪神大震災の年に生まれたというなら、今年生まれた子たちはウクライナ侵攻の年に生まれたっていうことになるのか。悲しい。あとがきの「だれもが不条理の世を生きるしかないのです」は戦下の子どもたちの現実を思うとそれにしてもと大人の無力さと怒りを強く感じる。
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白雪ちょこ
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ネタバレ東日本大震災、そして原発がテーマとなっている。 希望、夢なんてないと思い、ただ日常をダラダラと過ごしていた主人公。 授業として地震や原発について学ぶが、彼らは、「自分達にそんなことが起こるはずがない」と思っていた。 しかし、あの日がついに来てしまう。 一瞬にして、普段の日常が失われる恐怖と悲しみ。 そして同じ班として過ごしてきた彼も亡くなってしまう。 彼女が前を向き、進み、自分の辞書には希望があるのだという姿には、勇気を与えられる。 私達は、この歴史を、悲しみを、絶対に忘れてはいけない。絶対に。
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coco
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濱野京子にしては意外に普通の青春ものじゃん、と思いきや、中盤から原発と東日本大震災が入ってきてきわめてシリアスな展開に。いつも通りの社会派でしたね。中学生が原発問題について大人顔負けに議論するあたりちょっと違和感あるかなぁと思ったけど、重いテーマに負けず主人公たちの苦悩や成長をしっかり描いているのはすごいと思う。
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かたぴぃ
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ちょっと気分が重い本が続いたので、今風の語り口に惹かれ手に取ったが、最後はやっぱり重かったです。阪神大震災、地下鉄サリンの年に生まれ育ってきた中学3年生。高校入学前に3.11東日本大震災。彼らに希望はないのか?「姉さん」が希望を抱きつつ未来に向かうところで終わっている。悲しくても、苦しくても、つらくても、何とか生き抜いて、この時のために生きていたのか、生きててよかった、と思える瞬間に出会ってほしい、と思う。「希望」は誰にでも、きっとある。
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スノーマン
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ネタバレYAということもあり読みやすく、一気読み。軽やかに中学生たちは歩んでいくが、ラストは重い。一つしかない命を改めて考えることになった主人公たち。そのきっかけとなった偉生の存在を、読み手の一人一人に強く印象を残す物語。
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てん子(^_-)
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ネタバレ中学生のさわやか学園ドラマか?にしてはタイトルが奇抜、何だろう? 石が好きな、将来は鉱物学者になりたいと断言するちょっと間の悪い高浜くんのことらしい?そんな彼は文化祭で原発について調べようと提案。6人の仲間たちはそれぞれの知識や感じ方で取り組むが…。彼らの受験の年は2011年、じゃあ、もしかしたら3:11は避けて通れない!やはり。ラストは重い。でも現実に、この重さを背負いながら生きる人たちがたくさんいる。日常の大切さをかみしめながら危険なものにNoと言える自分でいたい。高浜くんはそれがわかっていたんだな。
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すみ
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ネタバレ最初読む前はタイトルからは内容が想像がつかなかった。読み出したら、2010年の4月の話…ということは、3.11が出てくるのかと、思いながら読み進めていった。文化祭で原発について調べたことがその後に起こることに繋がっていくことは読者はわかるから、少しその先を読み進めるのが不安だった。 彼らのように、たまたまそこを訪れて震災にあって身近な人を亡くした人もたくさんいたでしょう。それでも、進んでいく。希望を持って。今、コロナ禍で先が見えない状況だが、時間は進む。辛いことがあっても希望はあると思える本でした。
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おーうち
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途中から311になってしまうぞ!と思ったけど時間は止められない。ニュースで見たその時期の卒業式とかさなって。知っているから、タイムスリップして教えてあげたい、ような展開だった。中学生。会話のテンポがよく臨場感がある。筋はすなおで意外な展開はないけど、最後はやっぱり見つからないのか、と物語に引き込まれていた。
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モモ
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阪神淡路大震災の年に生まれ、中学卒業時に東日本大震災に遭遇した世代の話。文化祭で原発をテーマに調べることになった。原発の危険性についてのポスターを作成したい子や日本の原発は安全だと主張する子など、事故前の原発に対する空気感を思い出す。震災で大事な友人を失い、生きる意味を見つけようともがく姿に希望を感じたい。
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あす
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ネタバレ息子の国語のテストで出たので。 ティーン向けのライトな語り口が引っかかる。 意外にも重い話で、震災のこと、考えた。 息子も娘も読めたから借りてよかった。
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タバサ
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濱野京子さん、好きなんですが、震災ものなら「この川の向こうに君がいる」の方がバツグンにいいと思いました。 子どもが生まれた年に何が起きたかなんて気にしないと思うのだけど。確かに1995年は特別ですが。大人目線の郷愁に感じました。タイトルもちょっと残念。 この本のように友の死を経験してしまったこのような若い人が沢山いたのでしょうね。あの経験が癒されて、願わくば、少しでも人生の役に立つといいのだけれど。
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トマト
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私もこんな班にいたかった・・・
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百太
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本作は中学3年の一年が書かれています。 阪神大震災の年に生まれた子達は、15歳で東日本大震災を経験したのですね。 その子達は現在23歳になるのか~。社会にでているんだろうなぁ。 時間の流れを感じながら読了。希望の石を握りしめて大人になっているといいな。
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757575
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ネタバレ「夢のある同級生と夢のない自分。」 「中学三年生の一年を描く物語。」 そんなフレーズから、青春群像的なモノをイメージしていたのだけど、かなり違った。 作中に出てくるドラマや芸能人や漫画や何やらがすべて実在するもので、懐かしくもあり。 それゆえにリアリティもあり。 当時のニュース映像を思い出したり。 …風化させてはいけないなと思ったり。 気軽に読みはじめたけど、少し重かった。 合掌
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shuco
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原発についてのお勉強な本だった。出てくる中学生がいいキャラで楽しめたけど、未来のある子ども達も命を落としたんだなぁ…と改めて感じた。
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しみぬき
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ネタバレ震災のニュース、何万という死者の側にはこうした痛みを抱えた人たちがいるのだろうと思うといたたまれない。
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ガーコ
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☆☆☆☆
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はる
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図書館本。姉さん、今頃は大学生かな?それとも留学して違う国に居るのかもしれないね。姉さんよりずっとずっと年寄りのわたしは、本の中で旧六班の仲間みたいな気持ちで過ごしたぶん、2011年の3月11日が来るのが怖くて怖くてね。遠く離れた土地にいてさえの、眩暈の様な気持ち悪さとコップの中の水がほんとうに長く揺れていたさまを思い返していました。石は、石で意志で辛いことに遺志になってしまったね。辞書にも未来にも「希望」がありますように。
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純子
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ネタバレ読み終えたばかり。辛すぎて吐きそう。震災で誰かをなくすということは、この苦しさがずっと続くってことなのか。『トーキョー・クロスロード』があまりに素敵だったので借りてみた。いかにも中学生らしく軽妙な会話が交わされ、テンポよく読み進んでいたのに。偉生(よしお)がいなくなる?という不安の塊が胸を塞ぎ始める。浮くような子なのにそうならない彼の真っ直ぐさと、彼を受け入れる5人のしなやかなところがとても好きだ。鉱物が好きだから放射性廃棄物を地層の奥深くに埋めるのは嫌だという、そういう感性も。原発。希望。生きること。
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けめこ
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うん…。読んだ。同い年の話。自分は早生まれなので学年は主人公たちより1つ上だけど。子どもってこんなに弱くない、と思うのは、自分と主人公たちの状況が必ずしも同じではないからか?似たようなもんだけど決定的な違いもあるし。学校生活のところは平和でうらやましいわ。古風っていうか、昭和っぽい?語り口が面白かった。
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コプタ
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同作者のフュージョンの後に読んだ。同じ学生のお話で読みながらほのぼのと見守っていたんだけど、だったけど、ラストが何とも…やりきれない。
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玉媛
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ネタバレ1995年生まれの茨城県の中学生の青春小説かと思いきや、中学を卒業する直前に311が起こり、一気にシリアスな展開になります。 ワールドカップなどの時事ネタが時系列に組み込まれていて、臨場感があり、中学生なりの時代の切り取り方が新鮮です。 この本の主人公たちが産まれた1995年に私はティーンエイジャーでした。阪神大震災、地下鉄サリン事件で日本中が大騒ぎになっているのを多感な時期に目撃しています。自分の無力さにただモヤモヤするしかなかったあの感覚を思い出しました。
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はるき
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世の中のどうしようもない大きな流れに翻弄されて生きていく。キラキラしてなくてもいい、しぶとく生き抜いてほしい。
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Yutaka  Matsuzawa
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ネタバレ真面目メガネの地味系男子に、告白された女の子のお話。地学好きの真面目男子が私のツボで、好きな女の子にきれいな石(鉱物)をあげるとこにグッときた。仲良しグループを中心に話はコミカルに進むのだが、後半になると原発と大地震が物語に重くのしかかる。日本に住む人は原発について、白黒つけなければと思う作品。◎
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ふーまま
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こんな結末が待っているとは… 市子たちとほぼ同じ年齢の子供がいるので、世の中の流れがそのままで、東日本大震災がいったいいつ出てくるのか、ヒヤヒヤしながら読み進めました。 震災関連の本としてお勧めし1冊。
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sababanana
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ネタバレ今週の病院暇つぶし図書館本。児童書みたいだけど大人の方が共感できるんじゃないかな~。
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如月小町
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私は、この本は大人のほうが理解できると思う。1995年生まれの中学生が主人公だけど、この子たちが育つときに子育てをしていた大人なら、世の中の動きと自分の生きていた時代を思い出すことだろう。物語の途中から、どこへ向かうのかが予想できた時にドキドキした。原発の仕組みがわかりやすく書かれていたから、(それなのに、何故?)と思わずにいられなかった。市子がすべてを受け入れて前に進めて良かった。
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トム
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本当に2010年~2011年に起きた事件が描かれていて、リアルだった。自分が中学生だったらこんな日常を送っていただろうなって。東日本大震災で友達が亡くなっていたら、主人公のように心の整理をつけられるだろうか。相手がまた彼氏でもないし、微妙な立ち位置の友達。忘れられないけれど、喉にささった骨みたいに何かの拍子に思い出すのだろうな。希望を信じられなかった主人公が希望を持ち始める終わりかたがよかった。最近東日本大震災の本多い気がする。読む側も書く側も客観的にとらえ始めたってことかな。
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きゅー
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終盤近くまでなんてことない中学生の日常描いてる的な感じなのに、一気にどかっときた。キツかったな~。確かにこれが現実だろうし、もっと悲惨なこともあるだろうし、実際にあったことを描くならそう甘いことばかりじゃダメだろうけど。でも、娯楽として読書したい私にとってはハズレの本だった。もちろん、こういう本も必要だし大事だとは思うけど。
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どくしょん
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ネタバレ中3六人の友情・成長物語かと思っていたら、とんでもなく理不尽な結末にやるせない思いです。しかも、これは実際に起きた事件だけに、フィクションとして片付けられない重さがあります。市子が最後に二役を演じなければ未来にすすめなかったことが、胸に突き刺さります。
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チタカアオイ
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【図書館】
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moo
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自分が中学生の頃、そんなに夢と希望でいっぱいというわけではなかったけれど、ここまで現実的ではなかったのではないかと思う。確かに阪神淡路大震災やサリン事件は衝撃的で、何か変わったような気がしたのも確か。そんな中しっかりした意志を持つ彼はエイリアンのように思えたのかも。辞書から希望を消した市子がまた希望の載った辞書わ買いなおせてよかった。子供たちにこんな風に思わせないよう大人が読んだ方がいいのではと思った。
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おんま
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阪神淡路大震災や地下鉄サリン事件の起こった1995年生まれの子どもたちが、中学を卒業する年に東日本大震災が起こる。何かが起こると、日常が非日常になる。東日本大震災から5年経った今日、この本を読んだのも何かの導きだったんだな。
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