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戦場のオレンジ

感想・レビュー
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ねこねこ
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すごくいい本だった……短いお話なのに、短い登場シーンしかない一人ひとりがちゃんと人生を持っていた。ライラ先生のようになれたら……そうでなくても、困っている人にオレンジを手渡せる人になれたら。大人になっても人をにくまないこと、ライラ先生のどれだけ切なる願いだろうか。敵や仮想の敵を憎めと教えることは簡単だ。憎しみの種は簡単に根を下ろす。それでも決して憎まないこと、自分たちの代で憎しみの連鎖を終わらせること。子どもたちの世代によりよい世界をつなげていけるよう、私ももっと学んで、行動していきたい。
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飛べない天然記念物
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苦しかったな。戦争が身近じゃないのに苦しくて深夜には読めないと思ってずっと読んでいた。祖母の為に10歳くらいの女の子が1人で敵地へ歩いて兵士たちに捕まらぬよう行ける果敢さ、私にはあるだろうか?敵だからと関係なしに優しくしてくれる人はいる、でもそれを100%信じ切ることって難しい。今生活してる平穏さとはかけ離れた生活をしている人がいる。それを忘れないで。というメッセージを読んだだけでもこの本を読んだ価値がある気がする。戦争ものは児童書からゆっくり慣らさないと難しいな 心の整理がつかなくなる
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星落秋風五丈原
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大人達が始めた戦争に子供たちも巻き込まれる。いや、最も大きな影響を受け、傷を負うのが子供たちだ。庇護してくれるべき親から離れ、時にはアイーシャのように、まだ経験も少ないのに、庇護する側に回らなくてはならない。著者はアイーシャに様々な人と出会わせる。グリーンラインのあちら側が敵、こちら側が味方という単純な分け方を大人たちはしているが、実際はそうではなかったことをアイーシャは知る。彼女の視点や体験を通じて私たちも知る。戦争で戦っている両サイドを、単純に善と悪で決められないことを。
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S A
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ネタバレ内戦に巻き込まれた10歳くらいの女の子アイーシャの話。彼女の家には女と子どもだけしかいなかった。この時はまだ母さんがいたのに砲弾で死んでしまった。アイーシャの奮闘が描かれる。 最終的にはお父さんが彼女らを見つけてくれて、新しい暮らしが始まった。
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ブルちゃん
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このお話が全て空想ではないということ。敵味方の誰もが同じ人間であること。皆が同じく苦しい中で、本当に手を差し伸べてくれる人がいる。私はそんな偽りのない強さを持った人達を、心から尊敬します。特集してくれた図書館の方に感謝。原書はイギリスでのハル児童文学賞受賞。
やも

ブルちゃんは偽りない強さを持ってる人だよ💪🥺💕GW楽しんでるー😆?私はお姉ちゃん一家と遊ぶのに忙しくて、1ページも読めないのが数日続いてるよ😁

05/04 08:03
ブルちゃん

そんなああ!ありがとございます😭笑 いつも受け止めてくれるやも姉さん😭♡うん、昨日もお出かけできたし、今日も公園で子どもと思いっきり遊ぶ予定だけど、あちぃなこれ、、🙄笑 お姉ちゃん一家来てるの?わかるー、特に子どもいると遊ぶ時間にめっちゃ取られるよね🤣あのやもが数日読めないなんて!📚でもそれはそれで気分転換で良いのかな🤣楽しいGWだねえ😍残りも楽しめますよーに😆♡

05/04 08:23
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Incisor
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読みながらずっと苦しかった。アイーシャの勇気ある行動も、アイーシャを助けてくれる人々にもとても心動かされるのだけど、そもそも戦乱がなければ、とやるせなく思う。物語の、色彩のない日常に、オレンジだけがあざやかに目にうかび、そのあたりまえのみずみずしさが悲しくてしかたなかった。
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kira
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内戦のレバノンの地。アイーシャは戦果を逃れ、祖母と弟と自宅を離れる。避難先で祖母は無理をし、常備薬を切らして、生死の境を彷徨う。アイーシャは勇気を振り絞り、グリーンラインを超え、反対勢力の地にある、祖母のかかりつけ医の元へ急ぐ。宗派は違えど、命に差はないと奔走する医師や関係者の心が胸に染みる一冊。
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あられ
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信仰が違うことで憎みあってしまう…グリーンラインが本当にばかばかしいほど滑稽に人の心に観念を植え付ける。「大人になっても、人をにくんじゃだめよ」そうあってほしい。
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入院中の雨巫女。
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《私-図書館》普段の暮らしから、戦場になり、母が亡くなり、おばあちゃんとアイーシャと弟。家もなく、他の難民とアパートの隅で暮らしてる。おばあちゃんの具合が、悪くなり、危険な場所を越えて、薬を貰いに行くアイーシャ。頑張って薬を貰ってきた。平和の重要なことが、よくわかった。
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ぱせり
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内戦の町の人々。相手に対して細やかで温かい思いを寄せることができるのに、自分とは違う集団に属していることがわかった途端に、自分からも相手からも細やかな表情が消えてしまう。ただ、集団のレッテルにしか見えなくなってしまう。ライラ先生の「大人になっても、人をにくんじゃだめよ」という言葉が祈りのように子どもたちを包む。
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☆よいこ
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内戦下のレバノンで爆撃に巻き込まれ母を亡くし、おばあちゃんと弟たちと逃げてきたアイーシャ。親切な人に助けられ他の避難民と一緒にアパートでなんとか生き延びていたが、おばあちゃんの具合が悪くなった。お薬さえあれば助かると思ったアイーシャは、たったひとりで戦場を駆け抜ける。▽作者の実体験からかかれた物語。相手が誰で、なんのために戦っているのかもわからないのに、子ども達は巻き込まれ傷ついている。戦争は不条理だ。
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鈴木律
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1975~1976年にかけての内戦中のレバノンの子どもの視点で描かれた物語。戦争を知らずに平和な日本で暮らしてきた私にとっては、一見遠い出来事のようだけど、同様のことは今も中東やアフリカ、中央・東南アジアで起きている。敵対するこちらとあちらの、どちらの側に属するかなんて子どもには本当はどうでもいいことなのに。
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なか
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ネタバレ2016年西日本感想画指定図書? レバノンの首都ベイルート。祖母のためにグリーンラインを越えて薬をもらいに行く話。薬をもらいに行くだけで死と隣り合わせの国とは…私には想像しかできない世界。敵陣営に入った時親切な少年にもらって食べた久しぶりのオレンジが印象的。
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まり
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東と西に分断されたベイルートは、内戦のため互いの行き来ができなくなってしまう。そんな中、たった10歳のアイーシャは、病気のおばあちゃんの薬をもらうため、主治医を探しに境界線を越えていきます。今でも、地球上で戦争や内戦の中、必死で生きている子どもたちがいる。この世の中から戦争をなくしたい。なくさなければいけない、憎しみからは何も生まれないことを強く心に響かせてくれたんだと本です。
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Yuko Kimura
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OrangesInNoMansLand。中東のスイスと呼ばれたレバノンの、中東のパリと呼ばれた首都ベイルートを、パレスチナ難民の西とキリスト教徒の東側に分断したグリーンラインを通って、家族の薬を取りに行く10歳の少女の物語。大人の戦いに苦しむ子供達が世界から早くいなくなることを願う。
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トム
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分断された町でお祖母ちゃんのために、敵の町に乗り込む。宗教や民族の紛争が背景にある。でも、敵になっているはずの人たちが優しい。嫌がったり、襲ったりする人もいたけれど。敵とはいえ、それぞれ一人の人間。戦場の中でも敵味方関係なく、一人の勇気ある人間として大人がしっかり見ているところがいい。敵だから殺すじゃなくて、互いを一人一人をしっかりと見ることが大事だと思わせてくれた。
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mocha
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【西日本読書感想画コンクール課題図書】30年程前、内戦時下のベイルート。東西に分断され、停止線グリーンラインを挟んで兵士が睨み合う街。10歳の少女・アイーシャは、祖母の薬を手に入れるため、グリーンラインを越えて走る。怖い兵士にも「子煩悩な父」という顔があり、何も知らない子どもも敵から見れば「シーア派のガキ」と呼ばれる現実。「人を憎まないで」と言う女性医師は作者の投影だろうか。
mocha

課題図書3作とも、中学生には少し幼い気がする。

06/21 09:52
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さく
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ベイルートの町は、西と東に分断され、その境界線では日々戦闘が行われていた。10歳の少女アイーシャは、祖母の薬を手に入れるため、境界線を走り抜ける。作者自身がベイルートに住んでいた時の思い出をもとにした物語。
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ハンナス
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★★★★☆
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アトム
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ベイルートの町、そこには厳しい日常がある。
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Nozomi Kawakami
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おばあちゃんのために勇気をふりしぼったアイーシャに感動。 戦争の悲しさ怖さが素直に伝わります。
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mikimikimini
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憎む必要のない人同士が殺しあう。暮らしが脅かされる。そんな状況を目の当たりにするアイーシャの視点を通して、私も戦争の虚しさを嫌というほど感じました。作品のタイトルにもなっているオレンジは人の親切心や温もりを表現しているのかな。そのオレンジが地面に転がっている場面は、とても哀しく、戦争のやり切れなさを感じました。
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にゃーご松崎
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著者のレアードさんはパレスチナやエチオピアの子どもたちを描くジャーナリスティックな作家で、この国ではそのような児童作品を描く人は思いつかない。ただあまり子どもに読まれないジャンルであることも確か。子ども自身がどこか強烈にこのような内容への関心を持ちあわせないと大人側の「平和が大切」の教条のみが伝わる。世界で起きている事実を伝え、なぜ平和が大切なのか考えることを始めないと始まらない。ドキュメントとはちょっと異なるが難民キャンプからの逃亡『フィッシュ』は心にとどまる作品だ。
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Olga
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個人単位では友だちになれても、集団単位では難しいのだろうか。
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かなき
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心が荒むと、ライラ先生のおばさんのように、大人が小さな子どもに向かって平然と侮蔑の言葉を浴びせてしまうのかと思うと悲しい。一緒に歩いた母親もいない、出会う相手に悪意がないかどうかもわからない。そんな心細い状況で、戦場の境界線を潜り抜けた一日の冒険は数年分の寿命を使ったような苦労だっただろうな。今でもアイーシャやサマルのように戦争に翻弄される子どもたちがいる。その子たちがせめて人を憎まずに成長してくれれば、いつか戦争はなくなるのだろうか。人を憎むなって、いざその時になると本当に難しいけど。
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sora
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戦下のベイルート 10歳の少女がおばあちゃんの薬をもらいにグリーンラインの向こうまでいく
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aoko
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いつだって戦争の犠牲になるのは子供たち。人を憎まずに大人になれたら、いつか戦争はなくなるのだろうか。ひとりひとりはいい人たちで、それぞれに家族もいて、生活もある。なのに一瞬で何もかもがなくなり、かわってしまう理不尽さ。
0255文字
ミュー
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ネタバレ破壊されたベイルートの町で暮らしているアイーシャは、10歳の女の子。祖国レバノンでは母を失い、今度は病気でおばあちゃんまで失おうとしている。おばあちゃんを助ける為に、危険な境界線を超えライラ先生の所へ向かうアイーシャ。ライラ先生は、アイーシャを昔からの友達だと言って迎えてくれます。そして「大人になっても、人を憎んじゃだめよ」と教えてくれます。争いは、憎しみから起きるのだと・・・。「互いに憎しみ合う戦争をやめて、どの国にも平和が訪れますように」が作者の願いです。
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