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日々、蚤の市 -古民藝もりたが選んだ、ちょっと古くて面白いもの。

感想・レビュー
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Koki Miyachi
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まえがきに、森田さんが扱う懐古的な香りのするモノについて書かれています。美術品でもなく、民具として括れるものでもなく、古民芸ということばがしっくりくる。。。そんな森田さんの価値観が溢れている本です。文字情報がとても少なく、写真などのビジュアルがとても見やすい本です。良いモノを入手するチャンスは平等にあって、あくまでも目利きの勝負!お店でモノを手に取って眺めていく、そんな擬似体験ができますよ。
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葉々
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民族博物館のある一角に彷徨いでたような掘り出し物の数々。著者のところに辿りつくまでたくさんの人の手や息が、かかっているんだろうなぁ。ページをめくるたびに、木のものや鉄のものや石のもののにおいがぷぅーんと立ちこめてきた。それにしても、編組品(へんそんひん)のところで「このたびは、自慢のできる篭出会えず紹介ができませんでした。残念です」(本文より)とあり、おもしろい。
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おゆ
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装丁や文章量は雑誌かカタログの体、読むというよりは写真を眺めるための本。角がとれ木目が黒く浮きあがった鍋蓋、黒く堅く冷たい鉄が妙にぬくぬくと感じられる自在鉤、大福帳の反故を貼り継いで作られた重い暖簾。骨董や古美術と呼ぶには実用的で、美しいと言うよりは親しみ深く、少しの愉快と大きな郷愁を掻き立てるモノたち。肩肘張らない気安さは森田さんのコメントにも通じており、用途の不明なものには想像を膨らませ、こんな人がこんな使い方をしていたのではと楽しげに語ってくれる。カメラの向こうで付喪神も笑っていそうです。
おゆ

二十代も終わりの頃、友人と情報交換しながら古道具屋巡りをよくしました。手触りや持ち重りからくる肌馴染みの良さがポイントで、けれどそれをどう生活に取り入れるかが難しい。飾るだけでは物に失礼だからと、用途を想像できないものには決して手を出さない、それだけは心に決めていました。

06/23 20:45
おゆ

第6回 江戸時代を知る「テーマ:建築・美術工芸」(2018年6月) https://i.bookmeter.com/events/5042 参加しています。本書はちょっと変化球だけども。

06/23 21:21
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さくは
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古民藝もりたの店主が選んだ古い物を紹介している。美術品ではなく日用品、実用雑貨が多い。日本のものの他にアジアやアフリカのものも。明治の緞通、ブリキの玩具、青銅のジョウロやバケツ、舶来の時計、おろし道具、石仏などなど。
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UMIUMI
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読んだ、というより目で楽しむ本。
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織町
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“かつての作り手や使い手に思いを馳せ、心の頼りとするモノを、なんと呼べば良いのでしょう”古民藝もりたを営む店主、森田さんの沢山のモノたち。素材、工芸、やきもの、神様、仏様。骨董屋さんというのは、昔と今を繋ぐ架け橋のような役目のお仕事なのだなぁ。日本や世界各国のモノ達が本書には掲載されているけど、私はやはり日本のモノが好きで、かつ、道具に惹かれるようです。円錐形の金魚鉢、寺子屋机、脚立、竹篭、お猪口、和箪笥、欄間。帳場の主人の落書きなんかものっていて、しかもそれがとてもユルくて温かみがありました。
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kinkin
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この本に紹介されているものはいわゆる骨董品ではなく、実際に生活で使われていたもの。素材別、工芸品別、暮らしで使われていたもの、そして神様・仏様。たとえば木の項では、大きな木で作られた作業台や椅子など、どれも生活で使われていただけあって使いこなされそれがとてもいい感じだ。今は使い捨てが当たり前となっている。だからここに出てくる長い年月を過ごしてきた物たちがまるで生き物のようにも感じる。なにより、値段が書かれていないのがいい。写真もステキだ。図書館本。✩✩✩✩✩
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