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64(ロクヨン) 下 (文春文庫 よ 18-5)

感想・レビュー
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DRYM_8
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密度の高い毛織物のような、読み応えがありました。下巻は上巻の倍のスピードで読み進められました。タイトルが良い。色眼鏡にならなくて。面白い話とは人物が肉付けされるものだなぁ。シリーズ物なので、最初から読もうと思います。
0255文字
isxR2000
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まあ、長官視察の前日にロクヨンを真似た誘拐事件があれば視察は中止になるわ。D県警の刑事部長に本庁キャリアを目論むヤツら。松岡が「三上、また一緒に仕事やらんか」というところが良かった。雨宮が公衆電話から電話帳のあいうえお順で電話するが誰も不審に思わなかったのか?
0255文字
ならしの
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ネタバレロクヨンを想起させる誘拐事件が勃発。広報部として記者との戦いを余儀なくされ、ボロボロにされる三上。しかし、事件を追うことを許された結果、誘拐事件の被害者がかつてのロクヨンの犯人であることがわかる。娘からだと思っていた無言電話は、雨宮が途方もない時間を掛けて自分の耳で確認するためだった。後半で今までの話がすべて繋がっていく快感に度肝を抜かれた。
0255文字
パル
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怒涛の展開で面白かった。三上さん無茶苦茶働くなーと言った印象。ラストはそうきたか!と思いました。
0255文字
マッピー
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横山秀夫はままならない組織を描くのが上手すぎる。完全な階級社会の中でこそ生まれるドラマが生々しくて、怒りを抱く時もあって、それゆえに主人公が取る行動がかっこよく映る。クライマーズハイと読んで、完全にファンになった。
0255文字
nacisey
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ネタバレこれは三上の成長物語でもある。「持ち場へ戻れ、明日のために今日を費やすのは愚かなことだ。」刑事部へ戻ろうとする甘い考えのまま広報官を中途半端な気持ちでは遂行できない、と悟ったあとの攻めの行動が素晴らしい。戦略ではなく、隠すことなく本音で話せば、外(記者クラブ)への窓は開いていく。与えられない情報は自ら取りに行く。本部長への直談判、捜査車両への乗り込み。そして車中からの実況にも似た生の状況連絡。まさしく広報官。家庭では、あゆみの件で事実から逃げていたことに気が付き、美那子と同じ目線になった。三上は変わった。
0255文字
naoyukie
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ネタバレ上巻を読んでから一月開いてしまった。この人誰だっけと思いながらも中盤、どんどん新たな展開が。こんな複雑かつ輻輳的なストーリーを考えるなんてどういう思考だろうかと唖然としながらも止まらない。一応の決着を見たのか模倣犯的な復讐劇は意外な展開で結末を迎えた。流石に何度も映像化されて大変な話題になった作品だったわけだと納得。でも、映像見てなくて小説初見でよかった!ああ、続編が読みたい!
0255文字
柚原ぴよ
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面白すぎてあっという間に読了。シリーズの他の作品にもチャレンジしようかな。
0255文字
eva
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先が気になり、休日を一日使って完読。 予想できなかった展開と結末に驚かされた。 上下巻にわかれてて長いなーと思ったけど最後まで読んで良かった。
0255文字
buchi
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下巻は430ページの前半分がドロドロの県警内部の政治物語。そんなことより『幸田メモ』とか『あゆみちゃん』の行方の方が気になるんだけどなぁーと読み進めていたら、突如新たな誘拐事件発生!最初は真実かどうかも怪しかったこの誘拐事件の結末がなんと!この長編をラスト50ページでこうも完璧に纏めてしまうとは!うーんスゴい作品だ!『知略と詐略に満ちた組織劇の終幕は「誘拐」に持って行かれた』コレ。とても男臭い作品でもありました。三上良かったけど松岡参事官が良かったですねー。脳内ではずっと映画版の三浦友和で再生されてました
buchi

あれれ?で、あゆみちゃんは?『まぁいいか』と思わせてしまうデキでしたw

02/26 23:24
buchi

奥さんの言う通りどこかで新しい人生を見つけてくれていると信じましょう

02/27 14:19
0255文字
shaniku_0225
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ネタバレありえないとは思うけど、人間の執念を考えたらもしかしたら有り得るかもしれない、それこそ『事実は小説よりも奇なり』を体現するような落ちでした。人事や与えられた仕事に対して、ずっもやりたかった・やりたくなかった、という感情はあるけど、その仕事を全うする生き方というのはすごく良かった。『クライマーズ・ハイ』の自衛官の記事もそうだったけど、蔵前が取材してきた銘川老人の記事を読み上げるシーンが、本当に熱かった。松岡さんが出会う人間全員に64のホシか目で訊ねるという松岡さんの過ごした14年間もかっこよかった。
0255文字
べぇ
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電話ボックスのところ、確かに映画もそんなシーンあったなと。震える。出てくる人たちの仕事ぶりにも、震えた。
0255文字
ふう
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ネタバレ上巻、下巻もノンストップ。今のところ横山作品の最高傑作。涙する部分もあった。 警察組織、男気の世界観、舞台となる事件の構成、全てがよかった。主人公のトラブルを解決させないところがまたいい余韻が残る。
0255文字
ねじり
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刑事物、キャリアとノンキャリアや所轄と県警という構図が結構イライラしてしまうタイプなので今回は前半読むの辛かった。逆に後半は痛快というかすごく面白かった。しかし、胸が痛くなる部分も多くスッキリ爽快とはいかない話。それでも少しは救いを感じたい。
0255文字
あいこ
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ネタバレ途中ほろりとしながらいっき読み。三上さんに美那子さんがいてくれて良かった。
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りょー
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ネタバレおもしろかった。三上の子どもの行方はもちろん気になるところだけど、いろんなものが集束していくのは、痛快で先が気になってどんどん読めました。
0255文字
読書と紅茶🥰
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最後まで臨場感ありました。途中で胸が苦しくなる場面も。読んでいる間中、三上さんと一緒に右往左往して腹を立て歯噛みしてほろりと泣いて🥲伏線は回収され最後はストンと自分の中でも収まる素晴らしい〆でした。
0255文字
あさみい
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ネタバレこの本のすごいところは出来事が綺麗にまとまっているのでは無く三上の頭の中を全て見ることができるので、どんなに状況がめちゃくちゃでも三上の行動と発言の理由が筋道たっていてわかりやすいこと。そしてひき逃げ事件の被害者の何でもない言葉まで後々の伏線になっていた。雨宮さんは確かに法に触れたことをしてしまったけど私は擁護してしまう。法だけでは裁けないこともある。その点では東野圭吾のさまよう刃を思い出した。最終的に雨宮さんと幸田、目崎はどうなったのだろう。あゆみは無事だろうか。
0255文字
mattari🐈
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ネタバレたまたまが一生になることもある。それは真理だろう。どんな職に就くか、そこでいかなる職責を担うか、あれこれ理由と来歴は語れても、多くの偶然が作用して今があることは否定のしようがない。三上が刑事になったのだって、言うなればたまたまだった。なりたいと志願したのは確かだが、しかし志願者なら同世代に掃いて捨てるほどいたし、彼らと比べて自分がより刑事向きだったかと問われたなら神にでも訊いてくれと言うほかない。運。上司の胸三寸。人事の都合。なのにそれがいつしか、刑事をやるために生まれてきた男に化ける。
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あきふ
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娘の件はそれでいいのかと腹落ちしないところもあるが、後半の怒涛の展開は痺れた。
0255文字
まっと
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ネタバレ記者クラブとの関係悪化、警務部と刑事部との抗争に揺れ動く中、幸田メモの核心、長官視察の真の目的が徐々に明らかになっていく。そんな折、長官視察の予定日と重なるかのように因縁のロクヨン事件の模倣とも思える誘拐事件が発生する。刑事部にとってはリターンマッチ。元刑事としての意識と現在の広報官としての立場の狭間で悩む三上は、次代ホープの松岡捜一課長の配慮でこの新たな誘拐事件の犯人追跡に密着するが。。。怒濤の展開と三上の心情描写、隠語めいたやりとりの裏読みの連続に思わず手に汗握る思いだった。今年有数の面白さだった。
0255文字
猫背
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ネタバレ下巻は面白くて手が止まらない。特に終盤は一気に駆け抜けた。上巻で巨悪の人だった赤間部長が下巻は存在感を発揮せず。広報室の諏訪さんの苦労を思うと胃が痛くなる。松岡一課長がいいところを全て掻っ攫っていった。人が多すぎて誰がどのポジションか把握しきれてないのよねぇ。雨宮の途方もない犯人探しの日々が苦しくて涙が出た。
0255文字
ほんのむし
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最近読んだ本でいちばん面白かったな。 本作は、警察の広報で働く元刑事が、自分の県で過去に起こった未解決の誘拐殺人事件を巡り不穏な動きが起こり、巻き込まれながらもマスコミと対峙していく物語です。 64とは、昭和の最後、64年に起きた事件だったからなんですね。 信念のある主人公や、記者クラブのマスコミたち、個性のある部下たちと魅力的な登場人物もあり、とても良かった。
0255文字
みほ
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ネタバレ難しいところもあったけど面白かった。最後はノンストップ。翔子ちゃん事件の犯人の声を覚えていた翔子ちゃんの父は50音順に電話をかけ、ついにめで犯人に行き当たった。そこから始まる誘拐事件。警察の視点から事件が描かれ、三上やその部下のマスコミとの奮闘と三上の刑事時代を彷彿とさせる行動がカッコいい。妊婦に轢かれた銘川の生きた証を語る三上にもグッときた。
0255文字
きりん
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上巻を読み終えた勢いそのままに、下巻も秒で読了した。三上の奮闘と部下たちとの絆、後半急展開してからの緊迫感、テンポ良くするする読めた。組織の中で板挟みになりながらも、自分の信じた道を進むと決めた三上も人間味があって好感が持てるけど、かっこよさは松岡が群を抜いてましたね。
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tunatunatuna
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⭐️5
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あんパン
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何時になったら本題「ロクヨン」事件に入るのか?と思いながら上巻に続いて下巻に突入。話が四方八方広がっているので軸が見えなかった。序盤はマスコミとの軋轢と緊迫な攻防戦。ワクワクドキドキする展開から再び少女誘拐事件が勃発し犯人を追っているシーンは時間を忘れて読み耽った。まさかの上巻の伏線から導き出される後半怒涛の伏線回収と事件解決へと結び付けられるのは驚いた。あゆみの失踪の解決を願うばかりだ。今後の三上の活躍も味わいたい。良い小説と思うが1冊に短縮出来ないか?とも感じた。
0255文字
こゆういきか
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ネタバレ読み終わって、唸った。面白かった、純粋に。主人公三上の刑事色には、ちょっと賛同出来ない部分もあるが、、、。娘の失踪や無言電話が、そんなふうに事件に繋がるなんて、鳥肌モノだった。後日談がとっても読みたいけど、ここで終わるから良いのか。被害遺族の雨宮の「悪いことばかりじゃありませんよ。きっといいことだってあります」の言葉を信じたい。
0255文字
NORI
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何としてでも事件を解決したいという執念を感じた。凄すぎる。
0255文字
Ichi Koma
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ネタバレ上巻よりも下巻の方が読みやすく、あっという間に読めました。上巻は、下巻の仕込み部分もあったのかな。こう着状態から動き出してからは展開が早くてドキドキ感もあって更に面白く読みました。伏線も回収されて行きました。雨宮の執念もすごい。最後にあゆみのことだけが解決されず、残念。ひかりが差すと良いけれど。
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東間
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主人公である三上は叩き上げの優秀な警察官だが、ミステリやハードボイルドで見かける様な刑事とは違う。女遊びはせず酒にも溺れず、妻と娘、そして「カイシャ」の事を一心に考え続ける。三上の、この小説の、そして著者の白眉な点はその自省と内心の深さだ。プライドや立場に拘泥することなく己の心の中の泥を見つめて手を突っ込み、探って、さして価値はないかもしれない、輝きもしない、だが大切な何かを拾い上げる。登場人物は体温を持って存在し、一面ではいられない苦しみをそれぞれに抱えている。
東間

本格ミステリやハードボイルド、血湧き肉躍るようなドラマチックな人間模様を求めている読者には物足りないかもしれないが、一人の人間の苦悩と前進を描いた小説として間違いなく珠玉の一冊だと思う。

10/12 08:37
0255文字
もん
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いろんなことがあったけどみんな熱かった、カッコよかったです。あの憎たらしかった記者クラブの人達を仲間と思える時がくるとは思いませんでした。もっと色々あるけど自分には書ききれません。面白かったです。
0255文字
りん
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⭐️⭐️⭐️⭐️
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いと
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ネタバレ上下巻あわせての感想。上巻は記者と警察、警察組織のごたごたが深く書かれているのでなかなか話が進展せず疲れてくる。が、下巻はそういうことだったのか……と「黒ずんだあの人差し指」が脳裏に浮かんだとき、押し寄せてくる感情の波に思わず天を仰いでしまった。物語始めから散りばめられていた伏線に感嘆。とても面白かった。しかしこれを言ったら野暮なのかもしれないが、あゆみはどうなったんだ…。両親やその他の登場人物の心は浮上し前を向いたが、あゆみの心が救われていなくて気になってしまう。無事でいてほしい。
0255文字
いちごみるく
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"三上にも覚えがある。初めての勤務地は特別だ。親の庇護を離れて自活する。仕事を覚え、道を覚え、店を覚え、住み、食べ、眠り、悩み、己の両足で大地を踏みしめる。本当の自分が生まれた場所なのだ。故郷以上に故郷なのだ。その地が蹂躙された。それが悔しくて悲しくてならないのだ。"
0255文字
メガネ
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ネタバレ昭和64年に起こったD県警史上最悪の事件、翔子ちゃん誘拐殺人事件、通称ロクヨンにまつわる数々の不祥事をD県警広報官(元刑事)の三上がマスコミの対応や被害者遺族、元ロクヨン担当で警察を去ったメンバー、代々の刑事部長、警察庁やキャリア組などとの様々な人間関係が複雑に絡みあうのを紐解いていく。そこに警察庁長官の視察のビッグイベントとロクヨンを模倣した第2の事件が発生。 上巻は人物関係が頭に入るまで読むのに抵抗があったが、下巻はスラスラと読み進められる感じ。 結末は見事で、そりゃ売れるわ、これは。と納得した。
0255文字
まりこ
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事件そのものよりも警察内部の軋轢に重きを置いた内容。警察ものは結構読んできたと思うが広報ものはあまり読んでなく、マスコミとの関係性だとか内部事情だとか、イマイチ理解が難しい部分が多かった。
0255文字
hine_bomb
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読後暫く、64という数字を見るだけで泣いてしまう人間になった。
0255文字
田部
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渋い終わり方 映画とは結末が少し違います
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ばにら
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ネタバレ元刑事部長・尾坂部宅を訪ね幸田メモと長官視察の真意を問うも空振り。東洋が留置場汚職を抜き他社は緊迫マスコミの制御でなく戦略なき戦略をと美雲の理想論、だが三上を動かす。留置場問題で赤間は記者会見。荒木田刑事部長から衝撃の真相…刑事部長ポストを東京出身のキャリアに明け渡す、そのために県警刑事部を落とす64視察シナリオ。本部長・辻内に直談判する三上、警察庁直属・権力と政治の頂点である本部長は刑事業を蔑視、視察は覆らず。モニタの赤間を粉砕。よぎる雨宮の姿。ボイコット回避へ、匿名問題を機に全記者に正面衝突する…
ばにら

三上宅への無言電話も雨宮、娘家出を知る。幸田を信頼し共謀、目崎娘不在時=長官視察前日に脅迫決行。松岡は目崎の警察への恐れを見て64ホシを確信。美那子は金受渡現場で雨宮を面通し。64隠蔽の爆弾は犯人逮捕の切り札にすることで三上も納得。娘が誰かに守られ生存の妻説を信じる。二渡は召し上げ阻止=D県警保守のため刑事訪問し騒動師に。64秘密暴露の会見まで広報官でいる決意/感想)残1/4で新事件発生、模倣に見えて実は64本星の核心への急接近。雨宮の無念は当面晴れないが、喉実験も松岡らの認識も千の状況証拠の一つ。

09/16 17:16
ばにら

感想)娘の家出解決しないまま了…だと?就職や結婚でいずれ旅立つと思えばなの?スッキリしないが 生来の顔よりメイク髪型服装が外見の9割だしパパも意識改革しようレッツ相互理解 あと本当に魅力的な人は知識や話術を磨いてることも

09/18 21:16
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