形式:Kindle版
出版社:新潮社
別にイイヨ ご飯食べてくる
いってら〜!
僕はこういう話を好きになれない。 どうしても自分の過去と切り離して考えることが出来ないからだと思う。 自分は俗に言う「きょうだい児」というやつで、自分の妹はまさしく真っすぐにしか生きることができない人間で、しかもそれを捨てようとしても捨てられない先天的な障害として持っており、本人も毎日泣き叫んでおり苦しかったと思うがそのせいでどれだけ周囲の人間や家族が破壊されたのかということを考えてしまう。まさしく自分とは関りの無い遠い場所に押し付けることが出来るならその方が良い。
最後の“「それじゃまるで今までは幸せじゃなかったみたいだもの」”という普通なら感動に値するであろう幼馴染のセリフも「その通りだよ!」としか思うことが出来ない。 関係ないが設定がどこかクロスチャンネルを思わせた。
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