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よろづ情ノ字 薬種控 (光文社文庫 は 11-10 光文社時代小説文庫)

感想・レビュー
6

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レオ
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ネタバレ興味深く読ませていただきました。参考文献もたくさん研究された感じがします。現代の多様性社会に相応しい新しい視点の作品でした。なお、良い子は大人になってから読みましょう(≧▽≦)
0255文字
はつばあば
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トンデモナイ思い違いをしていました(^^;。ずっと萬月さんをエロ専門の女性作家さんだと。なんとまぁ京都在住やのに大阪にいてはるようなイカツイおっちゃんやったとは。そのおっちゃんの(?ごめんなさい。)凄いいい本に当たってフワフワしてるとこです。大体一般主婦が目にしたことのない大人の玩具「御養の物」??がいくつか並んでああそうかと納得し、大奥も夜鷹も男のおもちゃにされてきた女性の悩みを情ノ字によって癒されていくのですが、人が信じられない情ノ字が唯一信頼したのは鞆絵という犬と元夜鷹のおしゅん。KUです是非😁
0255文字
muuji
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官能小説のような純愛の話でした。おしゅんが健気で愛おしい。丹念に調べられた江戸時代の風俗や、粋な言葉遣いで主人公情ノ字の色男ぶりが際立たせていました。
0255文字
カザリ
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するめのような文体。読めば読むほど、味わいがでてくる。ストーリーはなんちゃないのに、読ませる。。まさに職人芸。。デビュー時からうまいなあ。
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kazukitti
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んー面白かった。随分昔にこの作家の作品読んだ時、何だかやけに「無頼気取ってる」のがちょっと鼻についた感じだったんだけど、あれから随分経って作家の変化なのかこちらの変化なのか、そーゆー部分がスッと力が抜けて、アウトローでございという力みがなく真っ当な人間でない連中の「面白み」が飄逸な軽やかさとなってる気がした。話のスジやオチもよくエログッズなんかの薀蓄も面白かったけど、まぁエロかったり情が濃い描写の巧さはあるとは思うけど、提灯記事っぽい解説はアレだけど、やっぱりエロスであってエロじゃないんだよね。続巻乞う。
kazukitti

しかし主人公情の字の異常な犬好きを、同じく犬狂いの綱吉に繋げちゃうってのはちょっとマンガっぽす過ぎたかなw

11/02 11:53
0255文字
nomu
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男と女の情念の絡み合いを描くのが本当にうまい作家なのだと改めて思う。吉原界隈で客をひく夜鷹の堕胎や、女盛りの心と体を持て余す武家の妻や幕府の大奥の女たちに渇望させた大人の玩具「御養の物」をめぐる人間模様など、7つの中編で構成される作品。 「御養の物」の大きさや、精妙を極めた触感といった詳細な描写が実に興味深い。そしてこれがあるからこそ、最終章「お犬様」では、一切男に触れらない狂おしさ、切実な欲求を抱きながら煩悶し生涯を終える大奥の女たちと「御養の物」との切ない関わりが生まれてくるのだと分かる。
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