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木簡と中国古代 (京大人文研漢籍セミナー)

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take5
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ネタバレ京大人文研のセミナー時の講演記録。三部構成で、史書では詳細不明らしい漢帝国の詔書下達などの実態を出土した木簡資料から推測している二部、三部が特に面白く、支配の上での暦の重要性、年中行事の夏至と臘(冬至後の第三の戌の日に行う祭)に関する詔書(後者では牛肉や銭が辺境末端の官吏や卒(下級兵士)にボーナス的に支給されたらしい)、行政文書をオーソライズする手段としての書式、封印、署名に関する考察など興味深い内容でした。各部最後に参加者との質疑応答も付いていて、中国史愛好家などが抱くような疑問にも答えてくれています。
0255文字
ふみ乃や文屋
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本書を含め簡牘(木簡・竹牘)の本をここ最近数種類読んでいるけれども、その程度で解るようなのであれば学問ではない。そもそも、ほぼ無知であるのだから、知の蓄積がないわけで、どうして解ろうか。それでも「この部分はあの本でも触れられていた」というのが判るだけでも大変面白いし、つまりはその部分はその学問の基礎である。解らないものをそれだけ解るようにするか、どれが読書の醍醐味の一つである。
0255文字
さとうしん
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冨谷至・目黒杏子・土口史記の三氏による講演録。土口氏による漢代木簡の長官署名の話が最も興味深かった。
0255文字
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