形式:単行本(ソフトカバー)
出版社:ミシマ社
就活についての甲野先生の回答。『エントリーシートとかいうやつを書くんですよね。だいたい、基本的に自分のことをああだこうだと売り込んで書くなんてさもしいじゃないですか。そういうあり方自体、人間の風景としてよくないんですよね』とばっさり。就活のときに感じてうろたえていた閉塞感と絶望感。あの頃の私に聞かせてやりたかった。
(つづき)「企業は農業から撤退する」「なぜなら、農業が成り立つためには山や森、川や海がきちんと管理されていなければならないが、これまで農家が当然のように行ってきた里山の手入れやあぜ・水路の補修等の『不払い労働』を企業は勘定に入れていないから」「農業は里山という生産環境を定常的に維持するためのものだ」 ハイ、納得です。また農業と市場は「生身の身体をその矛盾の間に入れて肉と骨を軋ませて折り合いをつける以外に手立てがない」とも内田樹先生は言うのだが・・・・
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