はじめまして、浅川りゅうと申します。
皆様のお力を拝借いたしたく参りました。
恐らく15年ほど前に読んだと思う怪奇小説を探しております。
書店の「怪奇小説フェア」に並んでいた文庫の短編集でした。その中の一編です。
ある図書館(もしくは蔵書庫、資料館)の貸出受付の従業員募集の張り紙を見た主人公は、本好きであるため、その従業員募集に応募します。
めでたく受かった主人公は早速働き始めますが、あまり利用者はおらず、暇です。
仕事説明の際に「暇だったら書庫の本を読んでもいい」と言われていたので、主人公は棚の片っ端から本を読んでいきます。主人公の好みの本ばかり並んでいて、夢中で読み進みました。
この図書館の構造は渦巻き状になっていて、一本道の両側が本棚になった状態で、どこまでもどこまでもぐるぐると続いています。その奥へ奥へ、主人公は入っていきます。
しかし途中で、この図書館は「本を餌にして、入ってきた人を食う化け物だ」ということに気が付き、命からがら逃げだすのです。
…という内容でした。
海外小説だったのか、国内小説だったのかもわかりません。
文庫本だったので新旧もわかりません。
「渦巻き状の図書館」というのが鮮烈で、ぜひもう一度読みたいのですが、タイトルもわからず探せずにいます。
お心当たりの方がいらっしゃいましたら、どうかお教えいただきたいと思います。
どうぞ、よろしくお願いいたします。
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