読書メーター KADOKAWA Group

本格ミステリ

コメント

葛宮詠
新着
本格推理小説を成立させる絶対的な条件は一つしかありません。他の条件はこの条件があるために生まれる様なものです。 其の条件というのは「著者が作品世界の外側から推理に必要な手掛かりが全て揃ったことを明言すること」です。このとき、手掛かりの中に論理的に偽装された手がかりであると証明できない偽装された手掛かりが含まれていてはなりません。 これによって、読者は論理的な思考によって唯一の犯人(真相)に辿りつく事が可能となります。 現代で本格をやるとなると手っ取り早いのは舞台を現在発展中の外国にするとかcheburacheshkaさんの仰るようにアリバイ崩しだと思います。 クローズドサークル以外ならば密室ものも現代でも成立すると思います。