http://www.chuko.co.jp/aword/tanizaki/
「時代を代表する優れた小説・戯曲を顕彰」するために作られた中央公論社が作った文学賞。
中公のページはなんだか無味乾燥としているので、ウィキペディアを見てみるのもいいと思います。
初代の選考委員が、伊藤整、円地文子、大岡昇平、武田泰淳、丹羽文雄、舟橋聖一、三島由紀夫という錚々たる面子(選考委員なんてそんなものかもしれませんが)です。候補作が一時期を境に出てこないが残念です。
小島信夫『抱擁家族』、遠藤周作『沈黙』、大江健三郎『万延元年のフットボール』、吉行淳之介『暗室』をはじめ、近年では、川上弘美『センセイの鞄』、町田康『告白』、山田詠美『風味絶佳』など、ちょっとかたいイメージのある本から、(結果として)ベストセラー作品になったものまであります。賞に選ばれる作品のイメージが少し散漫な印象は個人的にありますが、はずれは少ないんじゃないかと思う文学賞です。
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