2013年がそろそろ終了します。今年読んだ本で一番面白い・泣いた・衝撃を受けた作品を一冊教えてください。ジャンルは問いません。あなたの中の今年一番を発表してみてください。
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今年初めに読んだ「エンデュアランス号漂流記」。これを越えるドキュメンタリーにはもう出会えないような気さえする。帆船の時代に南極大陸横断に挑み失敗したものの28名全員が生還するという偉業を成し遂げたこの記録はまさに「不屈の精神」の物語。シャクルトン隊長の帆船を失ってからの行動は、リーダーという存在が本来どうあるべきかを教えてくれる。「自分よりも君のほうが必要だ」となけなしの食料を部下に与えることができる人間がどれほどいるだろうか。帆船の残骸から小型船を作り、手漕ぎで南極海を渡ったメンバーに畏怖の念すら感じる。彼らが決して一枚岩でなく、反目があったとしても。
自分で作っておいて入力忘れていました。
吉村昭『冷い夏、暑い夏』です。
最愛の弟が末期癌になり、命の輝きが一日毎に弱くなっていくのは、読んでいて涙が止まりませんでした。
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