9月11日の茶道のお稽古は「風炉 流し点(ながしだて)」。基本は平手前ですが、随分違う感じを受けて戸惑いました。ネット上のいろいろな勉強素材を見て復習します。傾向からすると次回はまた違うものをやるので、復習自体がすぐに生きるわけではないですが、その繰り返しはいつか生きてくると思っています。次に何をやるか分からないので、予習ができないのですが、先生はそういう方針のようです。茶会でも会の最中はメモを取ったり、写真を撮ったりしてはいけなくて、その場で味わい、その場で吸収するのが茶道では大事とされているので、新しいことをその場で吸収するということのトレーニングを大事にして欲しいと思っていることの表れと思われます。
お稽古は着物で行きました。そのときのコーデです。盛夏と全く変わらぬ気温と湿度なので夏着物と夏帯です。先生は単衣でした。
毎回必ず掛軸と薄器は違うというのも先生の私たちに対する気遣いを感じます。
掛軸「泣露千般草」山の千草が、露にしとどに濡れて打ちふしている。寒山の美しい澄んだ心境。こういう禅語の解説もしてくださいます。
茶花:大和芙蓉(高砂芙蓉)、ミズヒキソウ、金水引。
薄器:独楽塗金輪寺。鈴虫蒔絵。持ち方、お茶のはき方(お茶は杉なりに盛る)や清め方(二引き、甲拭きなし)、蓋の置き方(膝正面(茶碗と膝の間)に置く)の違いも教えていただきました。
茶碗:武蔵野。小菊。
主菓子:秋野(薯蕷饅頭。薄と月の光の絵)。
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