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「世界文学必勝法」の100冊を読破しよう!

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ガラスの文鎮(文鎮城)
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25.トルストイ『アンア・カレーニナ』を読みました。アンアの物語と言うよりトルストイの分身のリョービンの物語の様に思えました。19世紀の上流階級に置いて不倫の関係にあった女性が自殺せねばならない理由はあまり無かったのは。貴族の結婚は概ね政略結婚で、つまり財産のやり取りで、結婚した後は自由恋愛はOKだった筈。本書では鉄道が色んな所に出てきます。19世紀は文明の世紀でもあった訳です。読んでる限りアンナが自殺しなければならない理由がぼんやりとしています。トルストイはどうしてもアンナを鉄道自殺させたかった。何故なら当時最先端の死に方であり行き方だったから、かなと思いました。