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【大切な人に贈りたい、一冊】

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さぁや
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泣ける本を探していたときに、友人からおススメされた本です。切ない恋愛小説だけど、悲しいのではなく、優しい気持ちになれる本だよと言われたとおり、所々に前向きになれるメッセージが多くありました。

【書名】あやかし恋古書店~僕はきみに何度でもめぐり逢う~
【著名】蒼井紬希
【出版社名(レーベル)】TOブックス

【台詞】「一瞬、だが一生だ」「記憶がなくなても、魂が憶えている。だから意味がなかったなんてことはない。そしていつか――少年がまた恋をしたときに、誰かを愛した記憶が、誰かをまた幸せにするかもしれない。(中略)おまえは喜んでやっていいんだよ」

【推薦文】
人間とあやかし、生きる時間も、迎える運命も違う。だけど重なり合う「一瞬」は「一生」ものの出会いだ。両親の離婚や元恋人の裏切りにより「永遠」を信じられなくなった少女が大人になり、あやかしとの出会いによって、生きる意味、人を愛することを考えさせられる恋愛小説です。けっして交わることのない異種同士の恋愛で切ないのだけれど、けっして悲しくはならない。めぐり逢えてよかったと思える内容になっています。優しい気持ちになりたいときにおススメしたい一冊。読後はきっと清々しい涙と笑顔で溢れるはず。