かねてより予告しておりました、「みんなで読めば怖くない!読書会 第2弾」の課題書を決定しました!
アガサ・クリスティの『ABC殺人事件』です↓
Kindle版
https://www.amazon.co.jp/ABC-Murders-Poirot-Hercule-ebook/dp/B0046RE5CM/ref=tmm_kin_swatch_0?_encoding=UTF8&qid=&sr=
ペーパーバック版
https://www.amazon.co.jp/ABC-Murders-Poirot-Agatha-Christie/dp/0007527535/ref=tmm_pap_swatch_0?_encoding=UTF8&qid=&sr=
「今月21日、アンドーヴァーに注意されたし」という内容の挑戦状が送られてきた。予告どおりアンドーヴァーで、Aの頭文字を持つアリス・アッシャーという老婦人が殺される。続いて第2、第3の挑戦状が届く。ベクスヒルではBの頭文字を持つベティ・バーナードが、チャーストンではCではじまる名前を持つカーマイケル・クラーク卿が殺害される。どの殺害現場にも「ABC鉄道案内」が残されていた。はたして犯人は、アルファベット順にこだわって犯行をかさねる偏執狂なのか?犯人のねらいは?そして「ABC鉄道案内」に隠された意味は?本書は、ポアロが活躍するシリーズとしては第13作目にあたり、クリスティの代表作のひとつに数えられている。
(Amazon BOOKデータベースより)
ポアロシリーズの中の1作ですが、円熟期を迎えたクリスティ、また本シリーズの傑作のひとつではないでしょうか。
改めてミステリの本髄を、英語でも堪能しませんか?
皆さんのご参加をお待ちしております!
≪投稿きまりごと≫
1.今回は、ネタバレなしのこのトピ、そしてネタバレありの別トピのふたつで行ってみたいと思っています。このトピでは、犯人につながる恐れのある内容は投稿しないようお願いします。
ネタバレありのなんでもござれトピはコチラ↓
https://bookmeter.com/communities/336359/topics/12717
2.投稿の際、特に「ここがわからない」系の投稿は、最初に章番号と章内どのあたりかを併記して頂けると、皆さんにもわかりやすくていいですね。(ページ数でもいいのかなあ・・・電書版と紙本でページ数違ったりしますかね?)
読みやすいから、ゆっくりですが楽しんで読めています。入ってくる情報がシンプルだから読者が考えるところがはっきりしますね。気になるところを見つけて戻りやすい話の作りになっていますね。つまり行ったり来たりしています。各事件ごとに2回ずつは読んでいます。
そこで「馬とスズメバチを混同してますよ・・・」、つまり、あなたのおかげでヤードも所轄も蜂の巣をつついたみたいに大騒ぎだったんですよ、と軽く嫌味を言ったのではないか。・・・こう想像すると、嫌味を言いたくもなったジャップ警部とそれをさらっと受け流すポアロ、実に面白い場面になりませんか?まあただの深読みです、あまり気にしないでください(笑)
①ポアロは怪しい手紙を真に受けて、ジャップ警視だけでなくアンドーバーの所轄まで動員して21日に警備をしいてもらいました。ところが何も起きなかった。で、「いらぬ心配だった」という意味のことを言ったのではないのか。②ところが、ジャップ警視にしたら大迷惑。最初っからいたずらだと忠告したのに、そのいらぬ心配のおかげで大勢を動員したにも拘わらず何事も起きなかった。大勢が一晩中駆り出され、(それこそ怒ったスズメバチのように)文句が彼らの口をついて出たことでしょう。(続く)
で、なぜジャップ警部はわざわざそんなツッコミをぼそっとしちゃったのか。ここからは、英文シロート探偵の深読み推理をふたつほど。まず、the nest of horse=a mare's nest=馬の巣。転じて、大騒ぎした割に無駄だったこと。次に、the nest of wasp's=a hornet's nest=大勢を怒らせること。そして、put one's nose into~=~に口出しする。これを踏まえて、(続く)
そこは文字通り「雌馬とスズメバチを混同してますな」ですね。その前のポアロの台詞にある、'put one's nose into the nest of horse' という表現がミソかなと。'put one's nose into'で「~に首を突っ込む、口出しする」。'a hornet's nest'は「大勢が怒っている状態、または大勢を怒らせた物事」。今でいう「炎上」って感じでしょうか。で、ジャップ警部は、ポアロが'hornet'と 'horse'を間違えてると思って先の台詞を言ったのだと思います。
9/13進捗--->67%!仕事や家事でバタバタしててなかなか進みませんが(言い訳)、毎日少しずつでも読む(見る?(;'∀'))ようにしています。集中できひん時、字面を撫でてるだけで思考が上滑りすることってありませんか?自分で「何回おんなじとこ読むねん!」ってツッコんでます・・・(笑)
Chapter9のクロム刑事の略歴で出てくる「Broadmoor」、ただの地名ではなく、ガッチリ警備されている精神科病院のことでした。イギリスに3つある重症精神疾患の患者のための病院のうちのひとつ。そして、一角に精神疾患を患う犯罪者を収監しているようです。ああいう書き方してるってことは、イギリスでは有名な病院なんでしょうね。ひょっとしたらまた出会うことがあるかもしれないので、共有しておきます。
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