宮下奈都さんの『羊と鋼の森』については、タイムラインやブログで散々触れているんですが、その文中で語られた原民喜の一節の出典について、ブログへのコメントという形でご教示を賜りました。
その一節とは、「明るく静かに澄んで懐かしい文体、少しは甘えているようでありながら、きびしく深いものを湛えている文体、夢のように美しいが現実のようにたしかな文体」です。
これは、原が堀辰雄について言及した「沙漠の花」という短い文章にあります。
原も堀も、『生きる哲学』で言及されていたなあと思い出し、さっそく堀について書かれた第六章を読んでみました。しかしながら、上掲の文については触れられていませんでした。
第六章は、ちょっと難しい。もう一度読み返して、トピック欄に書き込みをしたいと思います。
この機能をご利用になるには会員登録(無料)のうえ、ログインする必要があります。
会員登録すると読んだ本の管理や、感想・レビューの投稿などが行なえます